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    iorishin

    @iorishin

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    iorishin

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    坂高(天高)のプロットその4続き。
    番外編的なお話。天になる前のサカリョが
    おりょーさんを連れていない理由。全然分からないからわたくし、勝手に考えました。捏造しかありませーん!
    特異点での2人の、一時の別れ。そんなお話(許せる人だけお通りください)※カルデア時空では仲良しですよ。

    天地神明に誓う4(仮タイトル)「山頂にて」

    特異点の山の中
    ーーーーーー
    山頂にて、鉾を抜いた龍馬を
    追いかけて来たおりょうさんの場面から

    (夜の山道。暗い闇の中にいるからこそ
    星が輝いているのが見える)

    ーーーーーー
    槍を持った、
    (特異点における)坂本龍馬が
    その世界の大蛇に話しかける。

    ーーーーーー

    「高千穂の…。
    「国喰い」の大蛇よー。
    あえて、そう呼ぼう」

    「君とは本来、
    浅からぬ縁だけれどもー」

    「僕は、違う僕が 今まで選ばなかった
    選択を 一つ一つ、試している」


    大蛇
    「何の話だ人間ー」


    「今生では 僕は運命に流されるのではなく
    自分の欲のまま、選びたい」

    「僕がこれまで
    選ばなかった選択肢ー」


    ※満点の空、遠くの星を見上げる龍馬

    「どうやら
    龍と麒麟が並び立つには
    一度、その隣を空けなくては
    いけないようだ」


    「ーだから、連れては行けないよ」
    ※静かに微笑む

    「この坂本龍馬は、
    ただ1人で海を渡る」
    「たとえ何億何千年の刻が、かかったとしても」

    「僕を、変だと思うかい?」
    「大蛇よ」

    無言の大蛇「………」

    「ーふふ、そうかもしれないね。」

    「この選択を、選ばなかった事で
    これから 遠い未来がどうなるのかすらー
    全く分からない」


    「それでも、試す価値はある」
    (意志の強い瞳)

    「面倒くさい男なんだよ、僕は」
    自嘲する

    「「他の自分」と違い、
    この場所にいる僕は
    全ての記憶が「先」にある」

    「そして、ほんの少しだけ、
    未来のことがわかるのさ」
    (魔眼の未来視のような雰囲気)

    「だからもう 僕は
    世界を救うのはやめたし、
    欲しいものを求めるのを
    1番最後にするのも、やめたんだ」

    「最初から 
    結果がわかりきっていると言うのならー」
    「たとえ砂粒のような可能性だとしても、
    今生はー 違う選択へ、賭けたい」

    まだこの想いを僕は諦められない
    ー終わらせたくないんだ。

    三千世界巡っても
    達しえなかった
    龍と麒麟が並び立つ、
    夢の先の大海。

    昨日、垣間見た夢ー
    「予知夢」といっていいのだろう


    (天の空に輝く、一つの煌星を見上げる)

    人理修復機関
    カルデア。

    そして、聖杯戦争。


    「カケラひとつでも
    可能性が残っているのなら
    それを無駄にはしたくない」

    「おりょうさん、
    君にはいつも苦労をかけるね」

    「ありがとうー」

    「君は、
    どこか別の世界の僕と共にー
    遠い星の海へ行くといい」


    「さらばだ
    半身たる大蛇よ」

    「僕の、
    最初で最後の
    我儘を許して欲しい」

    ー息災で暮らせ
    高千穂の君よ。
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