朝チュンタンブル×カーバパチリと目が覚めると、カーバは重たい体を起こして隣を見た。
そこには黒と白の大柄の猫、タンブルブルータスが眠っていたのだ。普段の無表情で固いイメージとは違い、あどけない顔でよく眠っている。
そう、昨日はバストファさんから貰った高めなお酒を2人でこっそり飲もうと誘ったのだ。カッサからのお許しを得て、カーバは自分の塒に親友である彼を招き入れたのは覚えているのだが、そこからだ。
『カーバ、キスをしても良いか?』
『ふふ、俺は大歓迎だけど。浮気になっちゃうけど良いの?』
『俺はカーバケッティのことが好きだ』
とキスをされ、身を委ねて、体を許して、朝を迎えてしまったらしい。
腰の痛みがより真実を物語っていた。
「これはマズイ……非常にまずい……カッサに殺される……」
3577