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    30dake8

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    ※431 の読書感想文です。
    ※でちゃについて(デチャ肯定派)
    ※勝デについて
    ※長い

    書き下ろし 読書感想文書き下ろし 読書感想文!!
    ※勝デ好きが書いた42巻書き下ろしの読書感想文です。
    ※出茶について(デチャ肯定派)
    ※勝デについて





    【お通し】
    ミルコがあまりに最高素敵爆美女お姉様過ぎて震えました。絶対あの世界のミルコの夢女姫カットにしてますね。みんなかっこよく大人になってて大好きです。

    【『more』とはなんだったのか】
    解放の話。
    主軸としてお茶子ちゃんの背中をトガちゃんが押す話であり、お茶子ちゃんが自分の恋心に掛けた鍵を外す、出久がヒーローデク以外の自分を顧みる。そのための話だったと思っています。
    以降は出久周辺の関係、登場人物の視点、堀越先生について書いてきます。

    【出久について】
    8年間で誰かを『救ける』ため憧れだけじゃない理想を描いてきた出久。
    初見は出久の勝己の振り方があっさりしすぎてて驚きました。憧れと感謝だけで超えたいという思いがなくなっているように見えました。
    勿論そこに至るまでヒーローへの憧れを少しずつ捨てて人を救うために自分の理想を変化させていった出久の痛みは描かれてないだけであると思います。その過程には志村転弧を救えなかったことも入っていてどうすれば転弧を救えたのかずっと考えていたのでしょう。
    それにしても勝己の出久への思いを彼自身が見えてないように思えました。それは出久が自分に対する関心がないから、誰かが自分に対して向ける感情に無頓着なんだろうと思います。
    そんな出久がやっと勝己の言葉で自分に関心を向け始めます。
    誰かのためにヒーローしてた出久が自分のために走ってお茶子ちゃんを呼び止めそして物語は終わりました。自分を顧みていく中でデクが何を思うのかは読者に委ねられています。
    誰かを思いやる大切さを42巻かけて伝えてくださった先生が私達読者に対して最後の1話で「それも大切だけど自分のために生きてね」と言ってくれてるようでした。

    ただ出久が勝己の誘い断ったのは未だによく分からないです…。だってばくごーじむしょに憧れてんじゃないの!?とも思いました。
    ですがそもそもデクはばくごーじむしょに憧れてたんじゃなくて、オールマイトのようになりたくてオールマイトが憧れだと胸を張って言える勝己に憧れていたのだと思います。つまり勝己と一緒にヒーローするだけじゃなくて、勝己と競い合いたかったからサイドキックにはならないと即答できたのではないでしょうか。
    なぜならばサイドキックでは競い合えないからです。そのため勝己と一緒の事務所に入る意味が出久にとってはないのかも知れません。それに彼には生徒達がいます。
    もしかしたら出久にとっては一緒の事務所に誘われるよりきっと「来い、デク」されたときが一番嬉しかったのかも知れません。
    なので共同経営みたいな形で、検挙数によって事務所経営権利譲渡され、負けた方がサイドキックで勝った方が事務所経営者と毎年交代する実力主義方式にして誘ってみるのはいかがでしょうか、勝己くん。

    【勝己について】
    幼少期から憧れを据え、プロヒーローになっても尚理想を曲げない男。
    ネタバレの情報でなんとなくお茶子ちゃんとデクの話だと分かっておりましたが、勝己があそこまで出てくるとは思いませんでした。
    お茶子ちゃん、出久主軸の話に勝己の出久への献身と執着、対する出久の返答をいれたことに先生が出久と勝己の関係をどのような濃度と温度感で描いていたかを改めて強く感じました。
    出久とお茶子ちゃんの関係はお茶子ちゃん→トガちゃん、出久→転弧くんへの罪悪感や、お互いへの思いだけでも十分です。にも関わらずそこに勝己と出久の事務所の話を入れたのは出久が憧れを追うだけではなくなり精神的に自立する話を描きたかったのかもしれません。
    正直最初は読んでいて勝己が出久に振られたことに胸が苦しくなりました。ただ読んでいくうちに『教師辞めねぇの?』と聞いたのは事務所に誘うことだけが目的ではなく、出久に今笑えてんのか?と確認することが最重要だったのではないかと思い直しました。
    そしてこれからも彼らの人生は続きます。
    もし勝己が今後も出久を諦めないとしてというか彼は諦めてはないと思うのですが(何度も立ち上がった男だから)、勝己が教員免許取って二人でヒーロー兼教師をして出久を追いかけるのかもしれませんし、完全勝利とは何かを突き詰めてチャートNo.1をとって改めて出久を間接的に誘うのかもしれませんし、逆に出久が事務所を立ち上げてサイドキックに誘うかもしれませんし…。

    【出久とお茶子ちゃんについて】
    出久とお茶子ちゃんはお互いを守る盾になれる関係。
    勝己にでくの坊と罵られていた出久に頑張れと応援したお茶子ちゃん。
    そして出久がお茶子ちゃんに惹かれるのは淡い恋情があるからだと思います。ただ本当にうっっっっっっすい。上記の【出久について】でも書いた通り、自分を顧みないため恋情さえも分かってないように思っています。(勝デが好きなのでここは自分の中で矛盾ではあります)
    出久は本当の自分を見てくれて頑張れと言ってくれるお茶子ちゃんと話したいと思った。
    そしてここから二人はお付き合い、もしくはそれに近しい関係になるのではないかとも考えます。逆にならなかったらそちらの方が私としては違和感がありまして…。
    しかし男女の友情というのも存在すると思っています。可能性の一つとして出久とお茶子ちゃんが最後まで添い遂げないこともあるでしょう。恋情と言いましたが、書き下ろし時点では出久からお茶子ちゃんへの矢印が弱くてあの時点の二人がカップルかと言われると首を傾げる部分もあります。

    【勝己と出久について】
    出久と勝己は互いに憧れ、高め合う関係。
    事務所を断るシーンについて二人のコミュニケーションは噛み合っていないように見えます。
    というのもデクの感情の伝え方は真っ直ぐで男性思考だと思います。
    対して勝己はオールマイトにサインくださいってなかなか言わなかったり遠回しにサイドキックに誘ったり、思考が繊細だと思います。出久と比べて女性寄り。
    どちらが悪いということではありません。
    デクにとってコミュニケーションとは、弔のフタを殴って開けたり、勝って!越えたいんじゃないかバカヤロー!したり伝わりやすいけど暴力的です。
    それは中学まであまり同年代と話してこなかった弊害かもしれませんし、相手の受け取り方まで考えてないデクの純朴さと言いますか…
    対して勝己は普段ヴィラン顔でブイブイいわせていますが切島くん達が助けてくれたときに買った暗視鏡のお金を返したりする繊細さや誠実さが根っこにあり、基本相手がどう受け取ってなんて返すかを常に考えてると思います。優しくて伝わりにくいです。
    そのため繊細勝己と不器用デクのコミュニケーション方法は違いすぎて相手の思いの重さや意図は上手く伝わらないと考えています。
    やっぱりヘタクソコミュニケーションなのか幼馴染み…。思考は読め過ぎるくらいだけど感情は読めないのかもしれません。
    それこそブイブイ勝己が出久にとっての勝己なので本当の彼の意図まで思考できない、暴力コミュニケーションされないとその思考や配慮は出久にとって無いに等しいのではないでしょうか。
    ではなぜ出久がお茶子ちゃんの隠した悲しみや轟くんの苦しみに気づいたのはなぜかというと、それは助けを求める顔をしているだからだと思います。
    そんな言葉にしない勝己ですがその心情はトガちゃんが言ってくれてることと重なる部分があると思います。
    「私が大好きなお茶子ちゃん もっともっと好きに生きてね」
    その言葉を勝己は行動で示し続けました。
    そして俺のがはやかったと言う勝己を飯田君だったと軽く受け流す出久、昔の彼であればムキになって言い返していたのでは…?と思ったシーンです。ここで出久の理想が変化したことを感じました。
    まず出久にとって勝己とは勝利の象徴でもあります。敵に勝つことで人を救う、雄英の頃は勝利を救うための手段として考えていたのではないでしょうか。
    しかし最終決戦では弔に勝ちましたが転弧を救えなかった、この思いをずっと抱えてきた出久は勝利しても救えないこともあると考えたのではないでしょうか。
    勝利に固執しなくなった=勝己に固執しなくなった
    これを勝己への態度で表しているのではないでしょうか。
    勝デ好きとしては寂しさはありますが、元々拗れて歪みまくっていた湿度1000%の幼馴染が歪みまくった湿度200%の幼馴染になったのだと考えています。品種改良で骨がなくなった魚みたいな感じ。

    【堀越先生と出久、勝己、お茶子ちゃん達について】
    はじめに先生は彼らキャラクター達を自由にするためにmoreを描いたのではないでしょうか。
    書き下ろしを読んだとき先生は最後まで読者のために描ききって下さったと思いました。 
    しかしあとがきを見てこれは違うかも…と思い直します。あとがきには読者への感謝と共に今までの自分の苦しみとキャラクター達へのメッセージがありました。
    そこから私は先生の苦悩を想像しました。
    例えばトガちゃんや弔くんが戦いの末死んだこと対して、出久達と同じように苦しんで描いたのは先生です。お茶子ちゃんが恋心をしまったとき彼女と一緒に悩んだのは先生だと思います。
    そのプロットという運命、堀越先生自らキャラクター達を手放すことで彼らを解放してキャラクター達自身でこれから行きたいところへ向かってもらう。そのための架け橋を描くことが今回の書き下ろしの意味だったのではないでしょうか。
    お茶子ちゃんの恋心の封印を解いて、出久に自分のことを省みるキッカケを与えて、
    そして何より勝己をデクから解放した。
    私はヒロアカの中でかっちゃんという存在が大きいと思っています。デクを小さい頃からいじめていて高校に入ったら競い合うようになって、遂にアーマーまでプレゼントします。
    出久がヒロアカの主人公であり続けたように、勝己は主人公の幼馴染であり続けました。
    かっちゃんは主人公デクに縛られ続け、ヒーローとは何かを物語の中で示し続けてきました。
    もちろんいじめていたのもサイドキックに誘ったのもかっちゃんの意思ではあるけど、出久と幼馴染みなのも死にかけたのもかっちゃんの意思ではありません。
    そのかっちゃんをヒロアカから解放するにはどうするか、『出久からかっちゃんを手放す』が先生の中で最適解だったのではないでしょうか。
    つまりあの書き下ろしは
    トガちゃん→♡←お茶子ちゃん→?(←)出久→?←∞←勝己←←♡BIG LOVE♡←←堀越先生
    なのではないでしょうか!(?)
    出久から振られてやっとかっちゃんは自分の人生を歩めるんじゃないか、そう思いたいです。
    その後かっちゃんがまた出久を誘うのは自由だし、もしかしたらきっぱり考えが変わるかもしれないですからね。

    【書き下ろしのイメソン(お茶濁し)】
    勝→就寝御礼/PSYQUI
    出→ダンスロボットダンス/ナユタン星人、ギフト/オーイシマサヨシ、
      君じゃなきゃダメみたい/オーイシマサヨシ、
    茶→sister/Eve、
    トガ→さよーならまたいつか!/米津玄師
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