貴族社会は大変だアルヴィス卿が成人(中世モチーフの世界なので16かそこら)した頃に、ヴェルトマーの一族(年功者)が"余計な気を利かせて"房事の指南役という名目でアイーダをつかわしたとかありそうだなと(サイアス君のイメージ年齢はあくまで暫定だが)
とても"アルヴィス"の情を乞いに来たとは思えぬ気迫で「避妊の限りを尽くしてきた」(最悪それで死ぬこともある)「拒んでも良いが私は"ありのまま"を上(一族)に報告します」とアイーダに詰められ「これも公爵の義務だ」と言い聞かせて割り切って情を交わす
後見人の一族の者らはヴェルトマー公爵夫人としてアイーダなら申し分ない(不本意ではあるがアルヴィス卿もそう考えた)から妊娠したら結婚させてまえという打算もあった
が、まさかのアイーダが結婚拒否
「ヴェルトマー公爵ともあろう方がたった一夜、指南役を務めただけの女の妊娠に"揺れて"どうなさいます」「避妊の失敗は私の責任です、アルヴィス様が負うべき責任などありませぬ」
アイーダは"ヴェルトマー公爵"の忠臣で(その忠誠は後の動乱でも重用されたものだが) アルヴィス卿は「誰も私を見ない」「置いて行かれる」ような感覚に苛まれ、また怒りを募らせる(アイーダにではなくこの世に)
何度か説得を試みるもアイーダは頑として首を縦に振らず、後に「死産でした」と何とはない様子で告げられる。それを信じたわけではないが「そうか」とだけ返すアルヴィス卿
程なくして母の血統を知り結果的に結婚しなくて良かったのかもしれないと自分を正当化して「それでも父と同じになりたくなかった」とか、もうなんかぐちゃぐちゃにですね
また救いのない話になってしまった
ひろず軸でなんとかなれーッ