宗.逆のネタ「愛がなければ」
愛がなければ、生きていけない と
愛がなければ、ここまでこれなかった という
+と-の意味をかけているような、もっとたくさん意味があるような……
白い部屋で目を覚ます(私は生存ifのカップリングに初めてハマったからなのかもしれなけど、目が覚めたら白い部屋に居て、死んだかと思ったら生きてたみたいな描写大好きで10000000万回見たいし、見るたびに辛い気持ちになる。)
宗方と雪染と逆蔵の三人組って、逆蔵が嫌な奴じゃなかったからこそ成立した関係性だったんだなと、思いました。
逆蔵が目を覚ますところにいる(この時点で違和感)
「ああ、そうか、俺は……」
病院の死体を置いてる場所の描写。
「逆蔵が生きててよかった、」
「俺でいいのなら、いつまででもお前を守るぜ」
「ああ、もちろんだ」
「なあ宗方、お前は俺に「生きて」ほしかったのか、それとも「死んで」欲しくなかったのか」
「そ、れは……!」
「生きてほしかったに決まってるだろう……!」
「気にしてねえよ。お前に何かを求めたことなんて、一度だってねえんだから」
「俺は、俺のためにやった。全部そうだ。お前のためになんてきれいごとだ。俺がお前の隣に立ちたかったから、それだけだ」
「もうやめてくれ、これ以上俺を、守ろうとしなくていい」
「俺は、俺が逆蔵十三である限り、宗方を守ることをやめるなんてできねえんだよ」
「それ以外、なにもいらないから、せめて、守らせてくれよ」
「俺はこんな状態の宗方を置いてなんかいけねえから、だから、今こんなふざけた状況を甘んじて、ズルズルお前の用意してくれた椅子に座り続けてる」
「俺は、俺が死んだくらいで、お前に絶望してほしくねえんだよ」
「もう、やめてくれ……俺が大事にしてきたものを、軽んじるようなことは言わないでくれ……」
「宗方……」
「俺は、お前のことを雪染の代わりだとか、親友に順序を付けたことなんて一度もない」
「そんなお前だからは俺は……」
逆蔵の生存IFかと思いきや、全部宗方の妄想だったっていう話。
逆蔵の思いと、宗方の「死んでほしくない」という思いで生まれた非現実。
「俺と雪染は、先行ってっから。またな」
「ああ、また、必ず」
「負けんじゃねえぞ。もう二度と。絶望なんかに負けんじゃねえぞ」
「なあ、逆蔵、お前はどうして、そんなに強いんだろうな」
「そんなこと、決まってるだろうが」
「お前のことが、好きだからだよ」
「ああ、そうか」
「そう、だったのか」
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宗方が自分の手で壊してしまった親友のこと、親友が今までどんな思いで隣にいたのか。
「よくも殺させたな」←すごく胸に引っかかる。