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    case669

    @case669

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    case669

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    ヴぃる様のとこでモデルになるレオジャミちゃん達の話を書こうとしたけど挫折した喋ってるだけのやつ
    出てくるのはヴぃる様、えぺる、ふろいど、らぎーとレオジャミ

    ##レオジャミ

    『ヴィル・シェーンハイトと交際中のレオナ・キングスカラー、謎の美女と深夜密会!まさかの二股!?王族のふしだらな夜遊び!!!』



    「なんでコイツと付き合ってることになってんだ?」
    「そこっスか!?アンタがこの前、何故モデルになったか聞かれた時に「可愛い恋人に頼まれたら断れねぇ」とか格好つけたこと言ったからでしょーが!その上でヴィルさんとイチャイチャしたでっかいポスターをあんな街のど真ん中に出したら恋人のヴィルさんに頼まれたんだって誤解もするっスよ!」
    「僕の周りでも、レオナサンとヴィルサンが寄りを戻したんだって、皆勘違いしていました」
    「公私混同甚だしいな」
    「メディアなんてそんなものよ。諦めなさい」
    「放っておいていいんですか、これ」
    「どーせ何言ったって無駄でしょー。俺、その二人は付き合ってないって散々言ったのに信じてくれなかったしぃ」
    「俺の可愛い恋人が名乗りを上げてくれりゃあこんな記事も出なくなるんだがな」
    「自分で言ってて恥ずかしく無いんですか」
    「事務所でいちゃつくの止めてくださーい」
    「公表するのは構わないけど、レオナ王弟殿下の恋人というレッテルがどれだけ世間の関心を引き寄せるのかは覚悟してちょうだい」
    「今更だろ」
    「メディア慣れしてる王族と一緒にしないでください」
    「でもウケんね、この中で一番浮気と無縁なのに誤解されて大騒ぎになってさぁー」
    「遊んでそうな見た目の癖に在学中からジャミルくんにゾッコンっスからね!」
    「おい」
    「マジフト部でも、噂でした。ジャミルサンが泊まった次の日の朝練は機嫌が良いって」
    「あ?」
    「俺じゃないっスよ!あんだけ匂い撒き散らしてたら誰だって気付くっス」
    「……匂い……?」
    「俺もぉー、ウミヘビくんが朝練の時にマーキングの匂いさせてたの知ってるー」
    「……マーキング……?レオナ先輩?どういうことですか?」
    「アタシ達にはわからないけど鼻が良い奴らならわかるように所有権を主張してたってことよ」
    「ンな目で見るな。自分の番を守るのは当然ことだろうが」
    「それにしたって、ってヤツっスよ!ジャミルくんは知らないだろうけどこの人裏では、」
    「おいラギーテメェわかってんだろうな」
    「はいサーセン!」
    「ラギー、後でその話詳しく聞かせてくれ」
    「おい」
    「はい、この話はここまで!そろそろお昼休憩は終わりにするわよ。各々仕事に戻ってちょうだい」
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    case669

    MEMO発掘した兄レオ王の様に怠惰に裸のままベッドに横たわるレオナの足元に本物の王が跪き、そっと足を掬いあげていとも大切な物かのように爪先に口付けを落とす。まるで乞うように丹念に唇を何度も押し付けられ、躊躇いなく生温い口内に親指を含まれてぬるりと濡れた舌が皮膚の薄い場所まで丹念に這う。室内着とは言え、誰もが惚れ惚れするような見栄えのする巨躯を豪奢な刺繍とアクセサリーに彩られた男が、民の前に悠然と立つべき王が、誰からも望まれない弟に頭を垂れてあたかも決定権はレオナにあるかのように許しを請う。
    受け入れた所で、レオナが本当に欲しい物はくれない。
    拒んだ所で、レオナが首を縦に振るまできっと離してはくれない。
    結局の所、すべてはこの男次第。レオナがすべきことはただ「王に愛され、そして王を愛する弟」であることだけだ。
    気紛れに顔を足の裏で踏みつけてやっても止める処かべろりと土踏まずを一舐めされ、ちゅ、ちゅ、と音を立てながら移動した唇がくるぶしに甘く歯を立てる。
    「ご機嫌斜めだな、レオナ」
    脹脛に頬ずりをしてうっとりと笑う兄を冷めた目で眺め、そして耐え切れずに顔を反らした。本人にそのつもりが無いのはわかっているが、まる 1464

    case669

    MEMOだだっ子なアデレイジグナタス要塞の、宰相の部屋。
    レイヴスが数度のノックの後、返事を待たずに開けたその部屋の中に、宰相が落ちていた。
    「………」
    これが普通の人間相手ならば心配してやるべきところなのだろうが、相手はアーデンである。何を思って床の上に大の字になって転がっているのかは知らないが、ろくでもない事を考えているのだという事くらいは流石にレイヴスも身に染みて理解している。扉から机までの直線上に堂々と落ちているアーデンを踏みつけてやりたいのは山々だが、下手に突いて関わり合いにはなりたくないので投げ出された足の方から回り込んで机へとたどり着く。広げられたままの資料や書類をざっと見渡し、邪魔にはならずに目に着く場所を探して持って来た報告書をそっと置いた。本来ならば書面と共に口頭で概要をざっと説明する予定だったが、本人がこの状態なら諦めるのが吉だろう。将軍としての務めはこれで十分の筈だ。
    そうして踵を返そうとした右足が、動かなかった。思わずつんのめりそうになるのを辛うじて堪え、足元を見ればだらりと地面に寝転がったままレイヴスの右足を掴むアーデンの姿。
    「普通さあ、人が倒れてたら心配するもんじゃないのぉ?」
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    case669

    MEMOゆめものがたり
    アデレイ…というかオールキャラ
    人が神と決別し、シガイの脅威から逃れてはや幾年。
    インソムニアの六月には珍しい快晴。まるで祝福するかのような空に感謝すると共に、たった一人の妹の晴れの日なのだから当然だろうという思いがレイヴスの胸の中にあった。
    「おかしなところは無いでしょうか……」
    美しく繊細な純白のヴェールを被った妹が落ち着かぬ様子でレイヴスを見上げていた。玉座へと繋がる分厚い扉の向こうからはオルガンの音が響き、式の始まりを告げている。
    「心配するな。お前と血が繋がっていなければこのまま拐ってやりたいと思うくらいに美しい」
    「ふふ、そんなご冗談をおっしゃられるのも珍しいですね」
    ヴェールの向こうで愛らしい顔が綻んだ。妹が幼少の頃より想う相手と結ばれる事が喜ばしいのは事実だが、兄として、たった一人きりの家族として、手離したくないと思ってしまう気持ちも無い訳では無い。
    「……こうして手を引いてやれるのも最後だからな」
    活発な妹の手を引く事はそれほど無かったが、彼女の導となるべく常に前を向いて歩いてきた。だがそれも今日で終わりだ。
    穏やかな笑みを浮かべていた筈の妹の顔がくしゃりと歪み、そうして胸元へと飛び込んで来るのを両 1296