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    case669

    @case669

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    case669

    MOURNING続かないって言ったけど続いたけれど完結する事は多分ない元セフレ止まりだったレオジャミ
    メインストリートはちょうど帰路へ着く車がひしめき合い、その脇には色とりどりの看板が軒を連ねて賑わう。昼の痛いほどの日差しが陰りを見せ、通り抜ける風はひんやりと肌に心地よい。先ほどの試合の様子を肴に酒を浴びるバルの客が路上にまで溢れ出て、皆口々に今日のレオナの活躍ぶりを褒め称えていた。
    レオナ・キングスカラー。魔法士養成学校時代の、ジャミルより一つ学年が上の先輩。年齢自体は三つ上。スマホで名前を検索してみれば、去年プロ入りを果たしてすぐに実力を発揮し、昨年度のマジフトリーグMVPまで獲得している。スポーツ選手にしては年齢的に遅いプロ入りだが、身体能力以外にも魔法能力も重視されるマジフトにおいては珍しい年齢でも無いらしい。夕焼けの草原出身とは明記されているものの、それ以上の出自は不明。しかしインターネット上では既にかの国の王弟であるという噂が半ば暗黙の了解であるかのように囁かれている。後は去年の活躍ぶりを事細かに解説しては褒め称えているサイトやら、彼の今までの経歴の不透明さを面白おかしくマジフト界の陰謀論に紐付けた物、後はフォロワーは軽く六桁を超えているというのに去年から今までたった五回ほど、何の変哲もない風景写真が乗せられただけのマジカメのアカウントを見つけたくらいで、ジャミルの欲しい情報には今一歩届かない。だがどんな情報が欲しいのかもいまいちわからない。
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    PROGRESS本になったら良いなのレオジャミこれ間に合わなくない?
    普段ならば王宮での仕事を終えた後は共に連れだって王宮から自宅へと帰る事が多いが、今日は休日前に片付けておきたい相談があるからとレオナは兄王の部屋へと向かった。あえてこの時間を選んだということは王と臣下としてではなく、兄と弟としての立場を利用した相談があるのだろう。同席を求められることも無かったジャミルは一足先に広すぎる自宅へと帰り夕食の支度にとりかかる。とは言っても時間のある時に仕込んで保存していた食材を仕上げたり温めたりするだけでさほど時間はかからない。今日の夕食のメニューは野菜を刻んで挽肉とともに炒めるだけで出来上がるドライカレーと、昨日の残り物のローストビーフを使ったサラダ、それから食事前に冷凍しておいたピタパンを温めるだけで簡単に完成。レオナの帰りが遅いようならば来週の為の食材の仕込みを今してしまうのも良いかもしれない。側室が使っていた時代は使用人を含めた大人数の食事を用意していたのであろうキッチンは広々としていて作業がしやすく、一度料理を始めるとつい楽しくなってしまってあれやこれやと作りたい料理が思い浮かんでしまう。まずは冷蔵庫の中身を確認しながら来週の献立を考えていると、玄関の方で微かな人の気配。もしかしたら休日前の兄弟水入らずともなればそのまま引き留められて酒を飲まされ、遅い帰りになるかもしれないと心配したのは杞憂に終わったらしい。玄関が閉まる音を聞いてから十秒程数えた頃に振り返ればばちょうどレオナがキッチンへと入ってくる所だった。
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    DONE39.初めての朝帰り(レオジャミ)
    鼻ちゅーと良く寝れたかよってにこにこする先輩が書きたかっただけなのに長くなった
    目を開けたら見慣れた天井、明るい日差し。
    こんなにもすっきりと目覚めたのは久方ぶりだなとぼんやり思い、それから慌てて跳ね起きようとしては腹の上にのし掛かる何かに阻害されてぐえ、と変な声が出た。横を見れば随分と穏やかな顔で眠るサバナクローの寮長。
    そう、ここはレオナの部屋だ。見慣れてしまっていることに思うところが無いわけではないが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
    昨夜、レオナとベッドを共にした。それは別に構わない。お互い合意の上のことであるし、これが初めてのことでもない。だがのうのうと朝まで、仮にも他国の王弟殿下のベッドで朝まで呑気に寝てしまうなど、ジャミルのプライドが許さない。
    寝所とは本来、何よりも安全が約束された場所であるべきだ。念入りな防御魔法がかけられていたとしても、ベッドに他人を連れ込む時はすぐ手が届く場所に護衛が控えているべきであるし、部屋の主が一番無防備になる時、つまりは睡眠をとる時は逆に羽虫一匹たりとも部屋に侵入してはならない。
    護衛の一人も連れてきていない王弟殿下にそれは無理な相談なのだとしても、だからこそ、事を致す時はレオナの一番安全な場所であるべきベッ 1930

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    DONE完全にオチを見失ったレオジャミ。三日前の私は何が書きたかったんだろう。れおにゃ先輩不在でじゃみとらぎがぐだぐだしてるだけ。静まり返った夜の校舎、その食堂。
    日中は飢えた生徒で騒がしいこの場所も夜ともなれば人も寄りつかず静まり帰っていた。唯一響くのはかちゃかちゃと軽い金属がこすれる音と、紙にペンを走らせる音ばかり。
    「ジャミルくん、マジャラマジャルに沈む明星って、ゼラとギグとベベランテとあと何スか」
    「ゼラとベベランテは合ってるがギグは違う。星売り商人の項目に説明がある筈だから読み直せ」
    へえい、とキッチンが見えるカウンターに陣取り勉強道具を広げたラギーが教科書を捲る。言われた通りに見つけた項目を一から順に目を通して行けば確かに求めていた答えが細やかな説明と共に書かれていた。
    カウンターの向こうではボウルを掻き混ぜる音が止んだと思いきや、じゅわ、と高温の油に素材が落とされた音。景気良く跳ねる油の音と香りは否が応にもラギーの胃袋を刺激する。
    「カリムは、頭文字を取ってゼレベラと繰り返し唱えて覚えていたな。俺は名称よりも星の形状で記憶していたが……そのやり方は全ての星命体の形状と名称が一致していないと覚えられないだろうからまあ、参考までに」
    「俺はゼレベラ方式っスかねえ…ゼレベラゼレベラ…ゼラレグムンベベランテ 4013

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    CAN’T MAKE欲望に素直に書いたカリジャミ♀と兄レオ♀前提の、パパ活してる黒ギャルJKレオ♀ジャミ♀ちゃんの話
    R18は無いけど倫理観と貞操観念が死んでるので自己責任でオナシャス…ほんとに…
    なお続きのお仕置きセッが読みたくて書きました誰か続きを…続きをください…
    「32、181の76」
    「オッサンの気分じゃない」
    「26、178の66」
    「華奢過ぎだろう、次」
    「20……だけどホ別ですね却下で。……ええと23、187、82」
    「写真は?」
    「先輩、結構好きなタイプなんじゃないですか?」
    ようやくスマホから顔を上げてこちらを向いたレオナに送られてきた写真の画面を見せるも、ちらと一目見ただけでパス、と告げて再び手元のスマホへとやる気なく視線が落ちていった。なんとなくそんな気はしていたが、実際に見ればジャミルだって溜め息の一つも吐きたくなる。
    「……乗り気じゃないなら、今日は大人しくお兄さんの所に帰ったら良いんじゃないですか?」
    すっかり氷が溶けて味の薄まってしまったカフェラテを一口飲み、ジャミルは頬杖をついた。目の前では氷しか残っていないグラスを片手にストローを噛みながらスマホを弄るレオナがううんと肯でも否でもない唸り声を上げている。
    ああ、これはもう完全に今日は無しになるやつだ。そもそも最初の指定がゴツくて余裕ある男だった時点で薄々は察していたのだ。ジャミルがSNSに書き込んだ内容に今もなお次々にメッセージが送られている様を一瞥してからスマホの画 4015

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    DONE38.美味しいお肉の食べ方(レオジャミ)かぷりと、肩に立てられた歯に目を覚ます。食感を確かめるような、ただ肌の上に歯を滑らせるような、意図の掴めぬ動きでやわやわと肉に浅く食い込ませてから離れて行く。濡れた肌がひやりとした。
    大方、昨夜共に眠りについた筈の可愛い年下の恋人がまた何か思い立ったのだろうと振り返ろうとするが、押し留めるようにぐっと背を押される。
    「まだ寝ててください」
    「テメェに起こされたんだが」
    「また寝てください」
    「無茶言うな」
    くふりと込み上げた笑いを吐きだして大人しく寝返りを諦めれば再び肩に触れる柔らかな感触。今度は唇だろうか、ちぅ、と可愛らしい音を立てて啄まれる。
    「何がしてぇんだ」
    「俺にもよくわかんないです」
    説明を放棄しているくせに、ただ身体を差し出せと言わんばかりな横柄な声にレオナの笑いは深まるばかり。よくわからないが、止める理由も特にない。あふ、と欠伸を零しながら大人しく身を委ねる。
    ちゅ、ちゅ、と幾度か肩回りを啄んだ後、一時の呼吸を置いてからぺろ、と舌先が肌を掠める。未知の食べ物をおっかなびっくり確かめるような拙い舌先。もう一度、味を確認するように肌の上をなぞり、それからかぷりとまた甘く食ま 1213

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    MOURNING私が書いたと思えないくらいにびっくりするほどベタ甘なレオジャミ。思い付いたまま書いたけど私が一番びっくりしてる「復習代わりに動物言語で会話しません?」
    ぽかぽかと暖かな日差しが射し込む昼下がり。昼食後から勝手にレオナの部屋の机を占拠し試験勉強をしていたジャミルが伸びをしながらレオナを振り返る。
    「いいぜ」
    我関せずとばかりにベッドの上で本を読んでいたレオナは一度瞬いてからぱたりと本を閉じた。それからゆったりと枕に肘をついて頭を支える。
    「わんわん!わわうわん!」
    椅子に座ったまま身を捻りベッドに向き直ったジャミルの台詞にふは、と思わずレオナは笑った。
    「教科書かよ……ばうわう!ばう!ばうばう!」
    「みゃあう。にゃうにゃうにゃあ」
    応えるジャミルも笑っていた。今更こんな会話が復習になるはずもない。復習とは名ばかりの、ただの休憩なのだろう。
    「まぁーお、にゃぁあ、ごろごろにゃあ」
    「ははっ……ふしゃぁ、っっしゃーくるるるる、しゃっしゃぁしゃー」
    「っっきしゃぁ!しゃーっふしゃ、ふしゃあー!」
    「……どういう意味です?」
    「っこっこっこっこっ、っこけこっこっこ」
    片眉を上げたジャミルが不信げに首を傾げるが、暗に動物言語以外の言葉には応えないと告げてやれば唇をへの字にしながらもきゅぅうんと小さく謝罪の 1800

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    MOURNINGヴぃる様のとこでモデルになるレオジャミちゃん達の話を書こうとしたけど挫折した喋ってるだけのやつ
    出てくるのはヴぃる様、えぺる、ふろいど、らぎーとレオジャミ
    『ヴィル・シェーンハイトと交際中のレオナ・キングスカラー、謎の美女と深夜密会!まさかの二股!?王族のふしだらな夜遊び!!!』



    「なんでコイツと付き合ってることになってんだ?」
    「そこっスか!?アンタがこの前、何故モデルになったか聞かれた時に「可愛い恋人に頼まれたら断れねぇ」とか格好つけたこと言ったからでしょーが!その上でヴィルさんとイチャイチャしたでっかいポスターをあんな街のど真ん中に出したら恋人のヴィルさんに頼まれたんだって誤解もするっスよ!」
    「僕の周りでも、レオナサンとヴィルサンが寄りを戻したんだって、皆勘違いしていました」
    「公私混同甚だしいな」
    「メディアなんてそんなものよ。諦めなさい」
    「放っておいていいんですか、これ」
    「どーせ何言ったって無駄でしょー。俺、その二人は付き合ってないって散々言ったのに信じてくれなかったしぃ」
    「俺の可愛い恋人が名乗りを上げてくれりゃあこんな記事も出なくなるんだがな」
    「自分で言ってて恥ずかしく無いんですか」
    「事務所でいちゃつくの止めてくださーい」
    「公表するのは構わないけど、レオナ王弟殿下の恋人というレッテルがどれだけ世間の関心を引 1005

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    DONE大遅刻のレオジャミちゃんのバレンタイン…だけど前振りが長すぎて力尽きたのでレオジャミ要素ちょっとだけ日曜の夜。
    夕食を終えた後、珍しく「あとはもう一人で大丈夫だからジャミルはゆっくり休んでくれよな!」とカリムに気遣われた。
    そんなに疲れた顔をしていただろうか?いや特別疲れたという認識は無いし、むしろ今日は穏やかな一日だったから体力が余っているくらいだ。
    だがカリムがそう言うならお言葉に甘えて自由な時間を満喫するのも良いだろう。ジャミルと友人になるべく頑張っているカリムは一通りの事は一人で出来るようになってきていた。点数をつけるとするならまだまだ落第点ではあるが、かつて一から十まで全てジャミルの手を借りていた頃と比べたら格段に成長している。出来なかった所の尻拭いをするのは結局ジャミルだが、ずっと見守っていなくとも明日の朝少し早く起きて確認しに行ってやれば良いだけだと思えば過去の苦労よりもずっと楽になっている。
    さてそうなれば何をしようかと考えながら自室へと向かって歩いていた所に同級生からかけられた声。お前寮長の世話しなくていいなら暇だろちょっと付き合えよとポーカーのお誘い。何処の誰が切欠だったかはわからないが、今寮内ではひっそりとポーカーが流行っていてジャミルも度々参加しては掛け金を巻 3123

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    DOODLEワンドロの約束のお題で書いたけど牙のお題で書いた物の続き?になってしまったのでタグ無しで
    設定捏ねながら書いてるからよくわからないと思うごめんなさい
    特殊な組織に所属する未来のレオジャミ
    少々余計な掃除もしてしまったがこれにて無事に任務完了。保護した女性は支局に預けて晴れて次の任務まで自由の身。これが熱砂の国で無ければのんびり観光でも、と思うところだがまだカリムと直接会う勇気がジャミルにはない。余計な事をしてうっかり見つかる前にさっさと退散するに限る。
    「このまま本部に帰還で良いですか?」
    「ああ」
    支局のポータルを借りれば遠く離れた本部まで一瞬で辿り着く。まずは砂埃にまみれた生活からようやく解放された事を噛み締める為にもシャワーでも浴びてさっぱりしたいし、その後は任務成功の祝杯でも上げたい。なんせ今日はレオナがようやく見習いを卒業し、めでたくジャミルの同僚となって初めての任務成功だ。
    やっと、同じ場所に立てた。やっと、同じ未来へ向かうスタートラインに並ぶことが出来た。レオナにとっては見習いとして放り込まれた今までの任務に比べて随分と簡単な任務で祝杯も何も無いかもしれないが、ジャミルにとっては待ちに待った日なのだから今日はぱーっと飲み明かしたい。



    狭いバスルームであちこちぶつけながら二人で身を清め、バスタブに張った湯にぎゅうぎゅう詰めになって沈み一息着く。レオナが 1736

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    MEMOよわよわ
    レオジャミ
    寝苦しさを感じて目を覚ます。寝室に射し込む明るい日の光の中、まるで抱き枕でも抱えるかのようにジャミルの右側からしがみ付いている一回り大きな熱い身体。普段から同じベッドで眠っているが、朝までジャミルの肩を枕に両手両足でがっちりと抱え込み、こんなにもべったり絡みついているのも珍しい。レオナによってすっかり裸のままベッドに入るのが当たり前になってしまった所為で、互いの肌が汗でぬるりと滑っていた。道理で寝苦しいわけだと思った所で思い出す。
    レオナは昨晩、出張から深夜遅くに空港に帰ってきた筈だ。空港に着く頃には公共交通機関は動いていないし、迎えを呼ぶにも遅すぎる時間だからそのまま近くのホテルに泊まり、今日は会社に顔を出してからゆっくり帰ると、飛行機に乗る前に通話した覚えがある。だからジャミルはキングサイズのベッドに一人寂しく寝ていたというのにいつの間に帰っていたのか。
    そっと頬に掛かる柔らかく波打つ髪を避ければ現れるのは眉間に皺を寄せて眠る少し窶れた顔。
    「んん……」
    むずがるように頬を擦り付け、ぎゅうとしがみつく腕に力が込められていた。見慣れない可愛らしい仕草にジャミルの頬が緩む。壁に掛けられ 3069