you got a message from the stars: chapter 2“Hi there, Big Bro”

Three days later, Kamille was awoken by Rosamia barging into his room.

Rosamia was ¼ Regulian just like Kamille, and had the ears, tail and night vision just like her brother, but her longer ears and large, fluffy tail made her seem more foxlike than catlike.

“Ugh… Give me some time to get sorted first,” Kamille said, pushing a sleepy Kazimir off his body and getting a good stretch in. “I’m assuming you heard that you were going to be an aunt, huh”

つめあとふたつ季節外れに葉を落としてしまった大樹のように、彼はひとり立っていた。

日陰のうちに固い樹皮を晒す、寒々しい黒。陽射しのなかへ自ら動くことはできず、光を受けるための青い葉も持たない。枯死することを厭わないどころか、淡い納得すら覚えているような立ち姿であった。それでもまだ自然の中であれば景色に埋没できたであろうに、ここはアスファルトの上だから彼は根も下ろせない。ひとり、ただそうすることしかできないように、立っている。

もとより、彫像に例えられることもあるような人だ。こうして人波から孤立して見えるのだって、決して珍しいとは言えない。今も、この休日の温泉街の駅前でも、彼は周囲からは遠巻きにされている。

改札を出た私は、それをみとめて足を速めた。