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    蟹岡モリ美

    @kanioka0522
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    蟹岡モリ美

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    ゲゲゲ with 令和JK シリーズの続編
    8番出口パロです(知らなくても読めます)
    仕上げられる気がしないので途中ですがポイピクにて供養(@@;)

    ミケとミケ子の8番出口「—— と言うことで、奥様のお力添え頂きたくお願い申し上げますぅ〜〜」

    鼠色のボロ布を纏った前歯と髭が特徴的な男が両手の平を擦り合わせヘコヘコとこうべを垂らすが、奥様と呼ばれた女子高生は歩調を緩めなかった。
    奥様でも無ければ、お力も無いし、これからバイトの時間でもあったからだ。
    「ねぇねぇ、奥様〜無視しないで下さいよぉ〜」
    「ねずみ男、だからミケ子さんに頼るのは無理だと言ったろう?」
    ねずみ男と呼ばれた男の後ろにはもう1人男がいた。名は田中ゲタ吉、先を歩くJKのクラスメイトだ。
    忠告も聞かず、おべっかを並べ周りをウロチョロするねずみ男にミケ子が痺れを切らし「着いてくるな」と怒鳴れば、
    「ミケ子〜また田中と喧嘩? もうちょい彼氏に優しくしてあげなよ〜」
    自転車に乗った同級生が揶揄を飛ばしながら2人を追い越して行った。—— 2人。そう、普通の人間にはねずみ男が見えていないのだ。
    その為、裸足のボロ布不審者がJKの周りを彷徨いても事案になっていないのである。
    「え⁉︎ 田中⁉︎ もしや鬼太郎の事ですかい? こりゃまいった、お二人がそんな仲とは! お前女に興味ねぇとかスカした事を言っときながらやる事やってんじゃねぇーの」
    下卑た笑を飛ばし田中ゲタ吉こと鬼太郎の肘を肘で小突く。
    それを聞いてミケ子が「だから—— 」と言う側から
    「幽霊族親子を親子丼とはこりゃ参りましたな〜さすが姐さん! その美貌は傾国級! 1人いなくなったんだ、夜の相手不足ならこのねずみ男が—— 」
    鼻の下を伸ばし尻に触れようとするのでミケ子の中で何かが切れる。
    「違うって言ってんだろぉぉぉーーーがぁーーーー!」
    普通のJKとは思えない右ストレートによりねずみ男と言う『妖怪』は意識を失うぼど吹っ飛ばされたのだった。


    普通のJKと本人は言ってはいるが、実の所『普通』から彼女はかなり遠い。
    理由として、妖怪である鬼太郎とその実父ゲゲ郎、憑かれやすいバイト先の店長などがあるが長くなるので割愛する。


    ねずみ男が予想外に吹っ飛んだので、ミケ子は腕に着けていた白い組紐を凝視する。
    それはゲゲ郎がお守りとしてミケ子に与えたもので「ダサいし要らない」と断っても無理やり着けられ、取り外しが出来ない通称『呪いのクソダサブレスレット』である。
    「え? まさかこのブレスレットのせい? 怖っ!」
    生活に支障をきたすので『クソダサブレスレット』もとい『ゴリラ女ブレスレット』を外ずさなければと焦れば鬼太郎がねずみ男を平手で起こしながら
    「それは妖怪など怪異にしか効果は無いので大丈夫ですよ」
    と答えていた。
    「それなら良いけど……てかそもそもコレって何なの?」
    お守りとしか聞いていないが他にどんな効力があるのか? と言う意味で聞いたのだが
    「父とオレの髪の毛です」
    「はぁっ⁉︎」
    知りたくなかった真実にミケ子の肩が跳ねる。
    「キモっ⁉︎ 怖っ⁉︎ マジで取りたいんだけど⁉︎」
    「取り付けたのが父さんなので、オレではちょっと……」
    取り外したいなら、父さんを探すしか……とワザとらしく鬼太郎がこちらをチラリと見やる。
    グッと唇を噛むと
    「あっそ! 早く見つかるといーね!」
    踵を返しバイト先へと早足で向かった。




    「外に出られない地下通路?」
    店長の水木がカウンターに座る鬼太郎に向かって首を傾げる。鬼太郎もまた
    「最近生まれたばかりの怪異なので……」
    分からないことが多いのだと途方に暮れていた。
    鬼太郎の父親は怪奇事件を専門とする探偵を生業としており、その地下通路の調査に出たっきりもう4日も連絡が取れないと言う。
    「あ、ミケ子 7時だからもう上がって良いぞ」
    「はーい、お疲れ様でーす。賄いオーダー良いですか?」
    「おう、何にする?」
    「んじゃぁサーモンのサラスパで」
    着替えにスタッフルームへと消えるミケ子の背を見送ると「兄さん、兄さん」と聞き覚えのある声がした。
    自分を『兄さん』と呼ぶあの男を探したがそれらしきボロ布は見当たら無い。
    「その状態では水木さんからは見えないよ」
    鬼太郎が隣の空席に話しかけると
    「おっと、そうだった。どうもビビビのねずみ男ですヨ」
    パッと薄汚いボロ布男が現れ水木が短い悲鳴をあげた。
    「ねずみ男! 居たのか⁉︎」
    どうも、と会釈の後に話を始めようとするので、姿を消せと不審者に命令する。
    「他の客が驚くだろ! 声は聞こえるんだ、そのまま話せ」
    「はぁ〜兄さんったら、そんな美味そうな匂いを出してる癖に霊感弱いとか、ほんとお化けホイホイだねぇ」
    こりゃ鬼太郎ちゃんも大変だわナ。と笑えば鬼太郎に小突かれていた。
    サーモンのサラスパを作りながら話を聞けば自分からもミケ子を説得しろと言われ水木は眉を顰める。
    何でもミケ子の式神……では無く懇意にしている土地神は事『異空間』に強いというのだ。
    「その手の妖怪の中じゃぁトップクラスよ」
    「あの白鳩が? 妖怪? 神様じゃ無いのか?」
    「水木さんが言う神様は人間が産んだ概念で、ミケの様に妖怪を祀って仕立てた『神』とは全くの別物です」
    「へぇ。神様にしてもらえるなんて随分と人間に好かれた妖怪だったんだな?」
    一度救ってもらった身、俺も仲良くしたいもんだと言えば鬼太郎の表情が曇った。
    「逆ですよ。恐ろしいから『神』にするんです」
    祠やお社を建て供物を捧げ信仰する。それを快く思い供物を受け取れば『契約』となり土地に縛られる。
    「土地に縛る事で各地に厄災をばら撒く恐れが無くなるんです」
    「えぇ……そこの人達はどうなるんだ?」
    「土地神の機嫌さえ取っていれば、低級妖怪は近づかないし、陰気を食べてくれるから水は澱まないし豊作になります」
    自然災害に強い土地になるからwin-winだと2人の妖怪は語った。
    「じゃあ、俺が店にねずみ男の神棚なんて建て祀れば商売繁盛とかしてくれんのか?」
    居るであろう空間に冗談混じりに問えば「イヤだね」と突っぱねられた。
    「良い事だけじゃねーんだ。あんまり適当な神様やってると信仰が途絶えたり、過疎化しちまうだろ? そうなると力を失うんだナ」
    誰も信仰していなくても土地に縛られ続ける。
    祠が朽ちて無くなれば自由になれるが「何の祠か知らないが罰が当たらない様に直しておく」そんな人間(お人好し)が多く、今だに土地に縛られている『害悪』は全国に沢山居るらしい。
    「俺りゃぁ人を儲けさせるより自分が儲かりたいんだ」
    新しい商売を思いついたがその資源となる鉱山に厄介な妖怪が住み着いており交渉のボディーガードとして目玉オヤジに立ち会って貰いたいのに……と嘆くねずみ男は話を冒頭に戻す。
    「つーワケで兄さんからも説得してくれよぉ〜あんたオヤジの旧友だろ?」
    「そりゃゲゲ郎の事は心配だが、だからと言って子供をそんな危ない場所に送り込めるか」
    百歩譲って鬼太郎は戦える力を持っているがミケ子は—— と水木の保護者ムーブが始まってしまった。
    「あーあ、これだから人間は。倫理が固いったらありゃしない」
    「だから言ったろう」
    カウンターに座る2人の妖怪はハァと大きなため息を吐く。
    さてどうしたもんかと鬼太郎が明後日の方を見ながら父親救出の策を練っていると、帰り支度を終えたミケ子が鬼太郎の隣へと座った。
    「ミケ子、お前からもはっきりと断ってやれ」
    水木がミケ子の前にサラスパを置く。フォークを手に取るとミケ子はハッキリと答えた。
    「あんた達、準備出来てんの? これ食べたら8番出口に行くよ」
    「「「え⁉︎」」」
    打って変わって180度の変貌に男どもの目が点になる。
    「おいおいおい、何がどーした? この一瞬で取り憑かれたか?」
    水木がやめておけ、ゲゲ郎の事は森の妖怪連合に任せるべきだと諭したが、ミケ子はiPhoneの画面をズスイと見せ「そうは言ってらんないの!」と眉を吊り上げた。
    「チケット?」
    iPhoneを受け取りチケットの画像を拡大する。それはバンドのライブチケットで日付は2日後と記載されている。
    「友達が8番出口に巻き込まれて……出ては来れたけどそこでチケット2枚とも消えたってLINEがさっき……」
    「再発行は?」
    「インディーズだから再発行無理。来年からメジャーデビュー決まってるし、こんな小さい箱でライブするの最後! ずぇったいに! 行きたいの! 引き止めないで!」
    「そうは言うが本当にソコで落としたのか?」
    「落としてない、消えたって」
    水木が訝しげにiPhoneを返す、その疑問には鬼太郎が答えた。
    「そこまでの執着が宿ったチケットなら『怪異』に奪われた可能性は高いですね」
    「これ系の妖怪は念や感情を食べるんだよ」
    鬼太郎は怪異『8番出口』について説明を始めた。


    『8番出口』とは最近地下鉄通路に住み着いた妖怪による怪異の通称である。
    今のところ人間は全員脱出済みだが、異界あるある『記憶が曖昧』のせいで詳細は不明。少し怖い思いをする程度なので脅威では無いが放っておけば、迷惑系YouTuberや度胸試しのヤカラが妖怪を刺激し、事が大きくなる可能性がある為、地下鉄運営側からゲゲ郎に討伐依頼が来ていたのだった。


    「なるほど感情を食べるから人肉には興味がない、一通り驚かせた後は返してもらえるのか」
    「てか何で出られるの? 一生閉じ込めてビビらせて苦しめた方が旨味があるんじゃ無いの?」
    「姐さん毎日ステーキじゃぁ飽きるデショ? 妖怪も一緒、色んな人間の感情を味わいたいのさ」
    「そう言う事です。喜怒哀楽 全てが捕食対象で、恐怖や絶望だけを食べている訳ではありません」
    「後は鮮度な。ずっといりゃぁ慣れちまって感情の起伏が無くなる」
    「そーなると美味しくないから適度な時間拘束して解放するのか」
    異空間に巣食うタイプの妖怪については分かったが肝心の謎がまだあった。
    「じゃあ何でゲゲ郎は帰って来れねぇんだ?」
    「兄さん、それが分からないから困ってンのよ」
    わざとどどまっているのか、何らかの事故なのか、はたまた向こうでは数時間しか経過していないのか、謎が多い。
    つまりは『行ってみなきゃ分からない』が結論である。



    制服のままでは補導されてしまう。ミケ子は着替える為一旦帰宅し、友達の家に泊まると親にことずけ、ミケの祠に立ち寄ってから集合場所の駅へと到着する。
    腕の中でクルクルと喉を鳴らす鳩を撫でながら皆を待ったが……
    「は? あんただけ?」
    現れたのは田中ゲタ吉その1人だけ。
    「はい、他は足手纏いなので」
    それはまぁわかる。が、あの過保護な店長が子供だけでの出陣をよく許したな? と疑問が湧いた。
    「水木さんなら大丈夫です。さァ行きましょう」
    眠らせたか、縛り付けたのか—— 水木に嫌われたく無い鬼太郎の事だ上手くやったと信じ、詳しくは聞かないでおいた。
    「それにしても……ミケは凄いですね」
    「何が?」
    まだ何もしていないが? と問えば「ここに居る事自体がもう凄いんですよ」と鬼太郎はジトリとミケを見下ろす。
    「普通、土地神は領地から出られないンですよ。本体で無いにしても実態を保てるほどの力を持っている事が凄いんです」
    「え? 本体じゃ無いの? これ分身?」
    腕の中の鳩はいつものミケと変わらない。鳩を持ち上げジロジロ見回したが違いは感じられなかった。
    そうこうしているうちに、2人と1羽は地下通路を終えてしまう。
    「あぁ、やっぱりダメですね」
    鬼太郎が言う通り件の妖怪は鬼太郎を警戒している様で何度通っても『怪異』に引き込んではくれないらしい。そこでミケの登場である。
    「ミケ、お願い。私たちをゲゲ郎がいる異界に連れて行って欲しいの」
    白鳩を通路に下ろし、いつもの雑穀を与えたが口を付けてはくれない。あれ?満腹だった? と首を傾げる横で鬼太郎が膝をついてミケに話しかけた。
    「お願いします、どうか穴を開けて下さい」
    鬼太郎が深々と頭を下げるので、ミケ子も習って頭を下げた。
    罪悪感はあったのだ。
    ゲゲ郎がこの仕事を受けた時『一緒に駅に来て欲しい』と打診があった。勿論断ったし後悔はないし店長は『それで良い。当たり前だ』と肯定してくれたが……こうして親を心配する息子を前にすれば自責の念にかられた。
    「ミケ、お願い!」
    祈る様に両手を合わすと、鳩はようやく供物に手を付けてくれた。粗方食べ終えると翼の下に嘴を突っ込み10センチほどの羽を一つミケ子へと差し出した。
    「くれるの?」
    「気が触れない為のお守り兼、はぐれた時の保険でしょうね」
    ミケはクルッポゥと鳴きチャッチャッチャッと数メートル石畳を歩く。ピタリと止まり飛んだり跳ねたりを繰り返しては、またチャッチャッチャッと歩き出した。奇行にしか見えないが鬼太郎曰く歪みを探しているらしい。その動作を10分ほど眺めているとミケがついに『歪み』とやらを見つけた。
    キーキーと甲高い音で鳴いたかと思えばバサバサと羽ばたき壁面にカチンカチンと爪を当てる。
    タイルが並んだ何でも無い普通の壁がゆっくりと歪んで行き——
    ほんの10秒ほどでひと1人が入れる穴が出来上がった。
    「これが……穴」
    「こうも早く開けられるとは、さすが元上位妖怪」
    「何それ、ちょっと詳し——
    詳しくどころか、ミケにお礼を言う間も無く、向こう側へと背を押される。
    「押さないでよ!」
    「早くしないと閉じてしまいます」
    「ミケ! おいで!」
    急かされるだけあって鬼太郎の足が抜ける頃には穴は半分以下に縮んでいた。
    降り立った場所はさっきと同じ通路で、仕様も何も変わらなかったがミケ子の鋭い第六感が『異様』だと訴える。
    「うえっ……なんか気持ち悪い」
    もらった羽の存在を確認していると後ろから鬼太郎に呼ばれた。
    「ミケ子さん、ありました異界脱出の条件」
    「え? 条件?」
    普通の地下通路に、普通では無い注意看板が壁面に貼られていた。


    【異変を見逃さないこと】
    【異変を見つけたら、すぐに引き返すこと】
    【異変が見つからなかったら、引き返さないこと】
    【8番出口から外に出ること】


    もうこの看板が異変なのでは? と思ってしまう。
    「てか条件って何?」
    問えば鬼太郎は「おや?」と意外そうな顔をした。
    「話しませんでした? 異界系の妖怪は必ず脱出条件を作るんですよ」
    聞いていないし、それが何の為なのか分からず眉が歪む。
    「ずっと居座られても困るからです」
    「あー……旨味が無くなるからだっけ?」
    「それもありますが、作れる異空間にも容量があるんですよ。ずっと居座られちゃ新しい人間を引き込めない。だから出口がある」
    「いやいや、要らないなら吐き出せば良くない?」
    鬼太郎は「異空間は妖怪の胃の中じゃ無い」と前置きし。この怪異がオートシステムである事を説明した。
    「分かりやすく言うと妖怪がプログラミングした迷路ゲーム。それが何個かあるんです。開発者は落ちてくる感情をただ食べてるだけ」
    途中での書き換えや強制終了は開発者でも出来ないのだそうだ。
    「なぁんだ。妖怪と闘わないワケ? ミケの勇姿が見られるのかと期待しちゃった」
    元上位妖怪と言っていたが、腕の中で眠そうにしている白鳩から想像もつかない。
    「……自分が作った料理に知らない具材が勝手に入って来たら驚きませんか?」
    「そりゃね」
    「ミケの凄さはそれですよ」
    驚きはするが凄いのかはちょっとよく分からなかった。
    「オレたちは完全なるイレギュラー、必ずどこかに綻びが出ます。まずは進みましょう」
    「進むって……つまり異変を見つけて行くって事? 大丈夫なの?」
    異変って襲ってくるんじゃ……と身構えてしまう。
    振り向く鬼太郎は「大丈夫」とはっきりと答えた。
    「オレがあなたを守ります」
    不覚にも少しドキリとしてしまった。
    きっと珍しくやる気に満ちた彼を見たからだろう。
    「……あんたさ、学校でもそーゆー顔してた方がいいよ。キャラ卒業」
    「そーゆー……? キャラ? 学校だと顔が違うんですか??」
    メガネはしていませんが。とまたトンチキな事を言っていた。
    「はぁヤレヤレ系クソ陰キャなキャラ。やめた方がいい」
    「え⁉︎ オレってそんな風に見えてるんですか??」
    「人間見下してるのバレバレ」
    「……そ、そんな事は」
    反論の遅そさがYESと言っている。
    「別に人間嫌いでも良いけど、人間社会で生きてくならポーカーフェイスは身につけた方が吉だよ」
    「だから……そこまで嫌っては……あ ミケ子さんの事は好きですよ?」
    「はぁ⁉︎ 何っ⁉︎ 急に⁉︎」
    「人として」
    「人として。……口説かれてるのかと思った」
    「そんなワケ無いじゃないですか」

    そんなにハッキリ否定されると自称そこそこイケてるJKとしてはむかっ腹が立った。







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