いつか終わる仲良しごっこ「まさかお忙しい仙舟の将軍様が星穹列車でただのんびりお喋りに花を咲かせているとは思いもしなかったなぁ。目の前にはボトルにグラスにアイスペール、おまけにこんな可愛い子を侍らせているものだから、この一角だけキャバクラか何かに見えてしまったよ!」
「本当にそう見えたのなら他の客の席へ勝手に入り込むようなマナー違反は慎むべきだったと思うのだが…カンパニーの社員教育がそういった当たり前の常識も教えないものだとは恐れ入った」
ははは、という白々しい笑い声×2が星穹列車のパーティ車両に響く。
パーティ車両にいくつか並ぶラウンドソファの内の一つに座る、仙舟同盟の【帝弓七天将】が一人と、スターピースカンパニーの高級幹部【十の石心】が一人。
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