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    enjiji

    @enjiji いろいろ、萌えを投下します。現在はSD洋三中心。雑多アカウントです。

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    糖度高いほのらぶ流三です。ツイッタに投下していたの再掲

    #SD流三
    sdStreamIii

    ささいなしあわせささいなしあわせ

    きれいな顔をしてるけど、無口・無表情・無愛想の3拍子揃ってて感情の起伏が分かりづらい流川。
    それでも所謂お付き合いをすることになってこいつの僅かな表情の違いがわかるようになってきた。
    なんだか、今日はすごいほわほわしているように見える。
    穏やかで機嫌のいいコイツを見てると、俺もなんだか機嫌が良くなる。
    「なあ、流川」
    「うす、なんすか?」
    「なんか今日、すげー機嫌よくねえ?良いことでもあったか?」
    そう聞いてみれば、じっとこっちを見ながら数秒無言。
    「‥特別、良いことってわけじゃねーすけど‥」
    ぽんぽんと手元のボールに視線を移して、ゆっくりと喋る流川
    流川は、言語化するのに少し時間がかかるだけで、無口なわけじゃない。
    だから、コイツの言葉が纏まるまで待ってやる。
    「なんか、大好きなセンパイと、大好きなバスケが出来てて、それが日常になったってだけ、なんすけど」
    「うん」
    「そういう、ささいな事が、すげー幸せだなって思えるのいいな」って、そう思っただけっす。
    ぼそぼそと、低くて、でも少しだけ甘さを含んだ声でそう打ち明けられて。
    コイツのちょくちょく放たれる、ストレートな愛情に、俺は頬が紅くなっていくのを抑えられない。
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    TRAINING洋三ワンドロワンライ 5/5「かさぶた/火をつける」

    ※洋→←三
    ※三に自分は相応しくないと思っている洋の独白
    ※三はほぼ出てきません
    ※流血表現あり
    建物と建物の間の路地、喧嘩するにはうってつけのような場所に壁に寄りかかって座り込んでいる。周囲はここで誰かが暴れましたよと言わんばかりの散らかりようで、逃げて行ったやつらの痕跡といえば勝ったもののちょっと立てそうにない自分と、血の付いた刃物だけになっている。
    無意識に手で押さえている脇腹が熱い。ガキの喧嘩で刃物なんか出してくるんじゃねえっつんだよ。

    別に調子が悪いわけではなかった。いやうそだ、少しぼーっとはしていた。気温とか空気感とか色々とあまりにもあの日と似通っていて、望んでもいないのに壊れたビデオテープのように何度も彼の顔を繰り返し思い出していた。
    注意力が散漫になっていたのだろう、ぶつかったぶつかってないのありがちな諍いは、ヒートアップする前に相手の数人のうちの一人から上がった「お前水戸だろ」の声を発端にあっさり殴り合いに切り替わった。どこで買ったか覚えていない恨み――というよりただの逆恨みから始まった小競り合いは結果としてどいつも大した事はなかったが、粘着そうな雰囲気をした一人が刃物を持ち出したことにより空気が一変した。
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