いつもの・電車乗ってたら明が眠ってしまったので、とりあえず他の人に迷惑がかからないよう自分のか肩に明の頭を寄せ、さりげなく腰に手を当て揺れで倒れないようにする勇気くん。ちょっと誇らしげな顔してる。
・帰り際、「月、綺麗ですね〜」と特になんの意図も無く思ったことを言うと、「へっ！？……あ、あぁ、うん。キレイだね……」と、明らかにおかしな反応をされた勇気くん。照れているように見えるので、何故だろうと思っていると、あぁ、月が綺麗ですねってヤツか、と気付く。明さん、こういう所がかわいいんだよなぁと思いつつ、手を繋ぎながら帰る。
・すごく難しい考え事をしている時、天井をボーッと眺める癖のある明。ボーッとしてる明には謎の癒し効果があるな、と考えながらいつも明を見ている。
ある日、いつもの様にボーッとしている明を見て癒されていると、突然明の顔が酷く青ざめ、急いでノートとスマホを取り出して「……嘘だ」と恐怖で引きつった顔をしながら言う明に驚き「どうかしたんですか？」と聞くと、「……何でもないよ」と嘘をつく彼を前に、言えないのなら仕方ないか、いつか教えてもらえばいい。とスルーしてしまう勇気くん。2日後、拳銃で撃たれて死んでいる明が発見された。明さんは…このゲームの異常性に気付いてしまったから消されたからあんな顔をしていたのか……何で俺はあそこで何があったのか聞いてあげなかったんだろうと、あの時のことを今も引き摺っては後悔している。
・死んだはずの明がゲームの時の姿で出てきて、自分の命を救ってくれた。その事実に、ただでさえ脳が追いついていないというのに、「死んだとき……最期くらい勇気くんに会いたいなって思ったんだ。今、その願いが叶って…凄く、嬉しい」と涙ながらに笑いながら語る明を、色々なショックで頭が焼き切れそうになりながら必死に抱きしめる。
「勇気くん、キスも…したい」と言うのですると、「僕の分まで生きてね」と言い残し、明は目の前から消えてしまった。もう、何をすればいいのか勇気くんには分からなかった。