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    弥紗/Yasha💀🔥原稿中

    @28_yasha

    Twitter @28_yasha
    【30↑腐・3L・Shipper】
    雑多・左右固定・偏食
    UT(AU)・Δ・FNF・創作OC etc
    🔥👓さん受けBottom Grillby
    サングリ推し💀🔥Sangri Love
    筋肉人外受け|遅筆・投稿稀
    絵文字たくさん押してくれると嬉しいです
    I hope you press a lot of emojis !
    pixiv https://www.pixiv.net/users/6418219
    マシュマロ(感想など) https://marshmallow-qa.com/28_yasha

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    サングリ中心の小説です。ガスグリとマフェグリも含まれてます。ほぼギャグですが、微エロや恋愛要素も一応あります。なんでも許せる人向け。🚫転載禁止 Repost is prohibited.

    ##Undertale
    ##サングリ
    ##ガスグリ
    ##マフェグリ
    ##小説

    グリルビーの服に札束をねじ込みたい大作戦グリルビーの服に札束をねじ込みたい。
    サンズは前からそんな野望を抱いていた。
    何故そんなことをしたいのかは簡単だ。
    その行為が非常にエロくて性癖に刺さるからだ。
    しかし、サンズはグリルビーズで毎回ツケにしてくれと頼むほどの金欠なのだ。
    だからサンズは考えた。
    どうすれば金を稼げるかを。


    「クラウドファンディングとかどう?」
    提案してくれたのはアルフィーだった。
    クラウドファンディングとは簡単に言えば個人や団体が資金を調達する手段である。多数の人による少額の資金が他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。※ウィキペディア参照
    「クラウドファンディングって、どういう目的でとか公表しないとだろ?グリルビーの服に札束ねじ込みたいっていうオイラの私利私欲の為に金出す奴がいるか?」
    サンズは眉間にしわを寄せて言った。
    「それがいるのよ。グリルビー本人は気付いてないけど彼は相当人気よ。そのままグリルビーの服に札束をねじ込みたいのでお金を出してくださいっていう募集でいいと思う。グリルビーズの支援金にもなるしすぐに集まるよ」
    「なるほどな……グリルビーが他の奴らに人気なのは物凄い分かるが癪に障るな…グリルビーはオイラのもんだぜ」
    グリルビーの同担拒否なサンズは彼氏面をする。
    「はいはい。でも札束をねじ込みたいんでしょ?」
    「……ああ」
    サンズは渋々と答える。
    「じゃあ、決まりね。早速始めましょう!」


    こうしてサンズのクラウドファンディングが始まった。
    サンズとアルフィーはSNS(アンダーネット)を使い拡散した。
    『オイラ、サンズは友人のグリルビーに好意を寄せています。オイラはグリルビーの服に札束をねじ込みたいという夢があります。その為に皆様から支援金を頂きたいのです。その支援金はのちにグリルビーズ経営の資金になります。どうか御協力をお願いします。』
    これを見たグリルビーが大好きなモンスター達が次々に入金をしてくれた。
    そしてサンズがグリルビーの服に札束をねじ込みたいことが話題になり、サンズの恋を応援する者が増えサンズと同様にグリルビーの同担拒否の輩も増えていった。


    「なんか凄い色々と広まっちゃったね……この拡散力じゃもうグリルビー本人に知られているんじゃない……?」
    アルフィーは冷や汗を流した。
    「グリルビーはSNSをほとんど使わないしそこは大丈夫だ。だが、グリルビーに直接訊いてくる厄介な奴らがいるとも限らないし、オイラが毎日血眼になってグリルビーの周りを見てる」
    サンズは少しやつれていて目の下にはクマが出来ている。
    「サンズが睨み付けていたら話しかけないでしょうね」
    アルフィーは少し苦笑い。
    「それで?目標金額は達成したのか?」
    「うん、今確認するね」
    そう言うとアルフィーはパソコンをチェックする。
    「札束をねじ込むってことで一束100枚で100万G。それを最低でも10束欲しいから1000万Gね。あっ!もうとっくに1000万超えてるわ。凄い……!」
    「ホントか!?凄いな……!」
    サンズもパソコン画面を覗いて確認し、二人は大喜び。
    「この支援金は金額が高いから振込は翌月になるよ」
    アルフィーはパソコン画面をスクロールして言った。
    「じゃあ来月までお預けか……」
    サンズは少し肩を落とす。
    「お金が集まったんだから良いじゃない。じゃあ来月また集まりましょう」
    「そうだな」
    その日はこれで解散となった。


    そして翌月、サンズとアルフィーはついにグリルビーの服に札束をねじ込む作戦を実行しようとしていた。
    「札束を用意してグリルビーのとこに行こうぜ。アルフィーには協力してもらったから最後まで見届けて欲しい」
    「いいの?私までついて行っちゃって?」
    「ああ、店の外からオイラ達を見ていてくれないか。それでグリルビーの写真と動画も撮って貰いたくてだな……」
    「なるほどね。そういうことなら任せて!」
    アルフィーは胸に拳をトンと叩く。
    「それじゃあ行くか」


    サンズとアルフィーは銀行で支援金を下ろし、すぐにグリルビーズへ向かった。
    閉店間際のグリルビーズに到着した二人はサンズは店内へ、アルフィーは窓の外で待機する。
    「よう、みんなお疲れ」
    サンズが店内に入って来たことに客の皆が注目する。
    「ああ、サンズお疲れ。じゃあ俺達はこれで……」
    サンズに挨拶したかと思えばそそくさと皆は店から出て行ってしまった。
    どうやらみんなサンズのクラウドファンディングや願望のことをネットや噂で知ったのだろう。
    グリルビーはサンズ以外の客がいなくなったことに小首を傾げている。
    今、店内にはサンズとグリルビーの二人きりだ。
    「グリルビー、お前に頼みたいことがあるんだけどよ……」
    サンズは緊張しながらグリルビーに告げる。
    「グリルビー、お前の服に札束をねじ込ませてくれねぇか?」
    「!?」
    グリルビーは驚き、漫画のような汗を出している。
    (ついに言ったぞ……!!)
    サンズが内心喜んでいたその時……!
    「少し待ってもらおうか!」
    声と同時にドアがバンと勢いよく開かれる。
    そこにいたのはガスターだった。
    隣にはマフェットもいる。
    「お、お前らどうしてここに……!?」
    サンズは少しだけ後ずさりをする。
    「私達はねサンズくん、君のクラウドファンディングに参加していたんだよ」
    ガスターは口元を上げて言った。
    「何だと?」
    「だから私達、あなたがやろうとしてるグリルビーの服に札束をねじ込むのに参加する権利があるのよ!」
    マフェットは当然のような口振りで喋る。
    「……確かに一理あるかも」
    窓から見ていたアルフィーは小声で言った。
    「あれはオイラがグリルビーの服に札束をねじ込みたいって公表してんだぜ?オイラがやるのに同意したことになるだろ」
    「それはそうよ。何も私達だけでやりたいわけじゃないの。御一緒させてってこと」
    マフェットは優雅な仕草をして言う。
    「……何だよそれ……これはオイラだけでやる計画だったのに」
    サンズはそっぽを向いてぶつくさと言っている。
    一部始終のやり取りを見ていたグリルビーは呆れていたが少し考えてサンズの肩を軽く叩く。
    「グリルビー」
    サンズは振り返りグリルビーに向き合った。
    「え、『札束を入れるだけならいい』って?本当かグリルビー!?」
    サンズはグリルビーの言いたいことを通訳しカッと目を見開いて驚いている。
    グリルビーはこくりと頷く。
    「ありがとうグリルビー」
    サンズは嬉しそうにすると札束を取り出した。
    「じゃあお願いするぜ」
    グリルビーはゆっくりベストの裾をたくし上げた。
    サンズ達はそれだけで正直エロいと思った。
    「よし、入れるぞ」
    何やら語弊がある言い方だが札束を服の間に入れるだけである。
    サンズはグリルビーのYシャツとズボンの間の腰の部分に札束を差し込んだ。
    「……やった、ついにやったぞ……!」
    サンズは感動している。
    グリルビーのズボンには札束がねじ込まれていてそれだけで魅惑的だった。
    「それでは私達もやらせてもらうよ」
    ガスターとマフェットはそれぞれ自分の持ち金の札束を手に持つ。
    「私は後ろに入れるよ」
    ガスターはグリルビーのズボンの尻ポケットに札束を入れた。そしてその直後にグリルビーの尻を撫でた。
    「!?」
    グリルビーは撫でられた感触に驚き、ビクッと体を強ばらせた。
    すぐさまサンズがガスターの懐に拳を入れる。
    ドスッと鈍い音がしてガスターはうずくまる。
    「い、痛いよサンズくん……」
    「てめえ、何どさくさに紛れてグリルビーのケツ触ってんだ」
    サンズは拳を握り締めて怒りをあらわにしている。
    グリルビーはサンズの後ろに隠れてコクコクと首を縦に振る。
    「それじゃあ私はここにしましょう」
    マフェットはグリルビーのベストの首周りの広く空いたスペース、ちょうど胸の辺りに札束を差し込む。
    「まあ素敵よグリルビー、似合ってるわ!」
    マフェットは手を合わせてニッコリと微笑む。
    「もうお前らはいいだろ。あとはオイラだけでやるからな」
    サンズはぐいとマフェット達とグリルビーの間に割って入る。
    「仕方ないわねぇ……じゃあここで見させてもらうわよ」
    マフェットは腕組みをした。
    ガスターもなんとか復活して立ち上がった。
    グリルビーはサンズの背に合わせて札束をねじ込みやすいようにしゃがんでくれた。
    サンズは次々とグリルビーの服の隙間を札束で埋めていく。
    「もうこれで最後か……」
    サンズは残りの一束を手に持ちグリルビーを見た。
    グリルビーの体のあちこちに札束が仕込まれていて、グリルビーは少々動きづらそうにしている。
    「もう入れるとこがないな……そうだグリルビー、Yシャツのボタンを開けてくれないか」
    「!?」
    グリルビーは人前で肌を見せたくないらしく慌てて首をブンブンと横に振っている。
    「そこをなんとか!これで最後だからさ、グリルビー頼むよ!」
    サンズは手を顔の前に合わせてお願いしている。
    「............」
    グリルビーは押しに弱かった。
    グリルビーは自分のYシャツのボタンに手をかけ、少しずつボタンを外していく。
    そして胸の谷間が見えるところまでボタンを外した。
    グリルビーの豊満な胸と谷間にサンズ、ガスター、マフェットは目が釘付けになり、じーっと凝視している。
    「おお......」
    「ほう......」
    「綺麗......」
    それぞれ感嘆の声を漏らしている。
    その視線に気付いたグリルビーはハッとして両手で胸の谷間を慌てて隠す。
    「あ、ごめんなグリルビー。つい見惚れてた」
    我に返りサンズが謝るとグリルビーは谷間を隠す手を下ろした。
    「じゃあ、最後の入れるぜ」
    サンズはグリルビーに近づき胸の谷間目掛けて札束を入れようとするが、グリルビーのふくよかな胸の谷間が魅力的過ぎて見入ってしまい手が止まる。
    (これは......クるな)
    グリルビーはサンズの視線が恥ずかしくて顔を赤らめる。
    一度深呼吸をしたサンズは札束をグリルビーの胸に挟んだ。
    札束はグリルビーの胸の柔らかさに包み込まれる。
    「エッッッロ......」
    思わず直球の感想が出てしまうサンズ。
    「いや、これは......なかなか」
    「ええ、見事だわ......」
    ガスターとマフェットも口々に感想を言う。
    三人は更にじろじろと舐め回すようにグリルビーを見ている。
    グリルビーは恥ずかしさのあまり大量の汗が吹き出し顔が真っ赤になり、眼鏡の端からは涙がじわりとにじみ出ている。
    「はあ......グリルビー......」
    息が荒くなったサンズが思わずグリルビーに手が出そうになったその時。
    「待ちなさい!!!」
    突然の大声とバンと勢いよく店のドアの開く音が重なり、店内にいた全員がビクリと体を硬直させる。
    その声の主はトリエルだった。
    後からパピルスと、ずっと窓の外から見ていたアルフィーも続けてグリルビーズに入って来る。
    「兄ちゃん!グリルビーに酷いことしてるの!?それにお金もそんな使い方をしたらダメなんだから!!」
    パピルスはポコポコと怒っている。
    「ご、ごめんパピルス......」
    「オレさまじゃなくてグリルビーに謝って!!!」
    「グリルビーごめん!!」
    サンズは深々と謝った。
    パピルスに怒られたことが堪えたらしくサンズはしゅんと落ち込んでいる。
    「まずはグリルビーの格好を元に戻さないと」
    トリエルはグリルビーの元に駆け寄りあちこちに差し込まれた札束を回収し始めた。
    「......オイラも手伝おうか」
    「私達も」
    サンズとガスターとマフェットはグリルビーに近付こうと歩み寄るがトリエルが待ったをかけた。
    「あなた達、今はグリルビーに何をするか分からないから来ないでちょうだい」
    そう言われ渋々引き下がる三人。
    そして札束を全部回収したトリエルはアルフィーにそれを渡した。
    ガスターとマフェット分の札束も二人に返すトリエル。
    グリルビーは服装を整えて元のキッチリとした姿に戻った。
    「これで落ち着いて話せるわね」
    トリエルは皆を見回してからサンズに向かい合った。
    「話は既にネットと噂で聞いています。サンズ、人のお金でこんなことしてはダメよ!」
    「......ああ」
    サンズは更にトリエルにも叱られ小さくなっている。
    「グリルビーの服にお札を挟みたいなら、自分自身で働いて稼いだお金にしなさい。そしてやる時は人がいないところでやるのよ?」
    「......なんか叱るポイントがズレてる気がする」
    アルフィーが小声でボソっと呟く。
    「あと、クラウドファンディングで集めたお金はちゃんと元の持ち主達に返金しなさいね」
    「待て、グリルビーの服に札束をねじ込んだ後はグリルビーズの経営資金として渡すつもりなんだ」
    トリエルが言うとサンズは慌てて食い下がる。
    「でも本当は前者がやりたかっただけで正当化する為に後付けで後者のも足したのよね?」
    「ぐっ......!」
    完全にサンズの図星である。
    「......ご、ごめんなさい。私がサンズに提案したのがいけなかったの。もっと考えてから行動するべきだったよ」
    アルフィーがしどろもどろで謝る。
    「そうね、次からは気をつけましょうね」
    トリエルが優しくアルフィーに言った。
    項垂れたサンズに今まで静かに話を聞いていたグリルビーが近付いて彼の肩をつつく。
    「ん?どうしたグリルビー」
    サンズは顔を上げグリルビーを見た。
    グリルビーは何か伝えようとしている。
    「え?『店は今でも充分経営出来ているから支援金は貰わなくて大丈夫』?」
    サンズが通訳しながら驚いている。
    「『それに、他の人のお金より“オイラ”が働いて稼いだお金の方が貰えたら嬉しい』って......!?」
    グリルビーはコクリと頷く。
    「えっ......それってつまり......!?」
    サンズが目を見開いてグリルビーを見つめて、続けてこう言った。
    「結婚ってことか!?」
    「!?」
    「「「「「えっ」」」」」
    サンズの飛躍した解釈の発言にサンズとグリルビー以外の皆が驚きで声が一斉に出る。
    グリルビー本人も面食らっている。
    サンズはグリルビーのことが好き過ぎるあまりにたまにとんでもない思考になってしまうのだ。
    「だってなあ、オイラの金でグリルビーを養うってことは結婚ってことだろ!?グリルビー!!お前さん、オイラと同じ気持ちだったのか!嬉しいぜ......!」
    サンズは嬉しさのあまりグリルビーに思い切り抱き着いては喜んでいる。
    グリルビーは大量の汗をかき困っていた。
    「......グリルビーはただサンズがツケた分を払って欲しいだけなんじゃない?」
    アルフィーが呆れつつ言う。
    グリルビーはそれを聞いてアルフィーの方に首を向けて必死に何度も頷いている。
    「......まあ、サンズが幸せそうだしこのまま放って起きましょうか。さっき言ったこと、みんなへ返金するのを忘れないでね」
    トリエルは言うと扉を開けて外に出た。
    「全く、兄ちゃんは......反省の色が見えないよ。後でまた叱らなきゃ」
    パピルスはため息をつき、トリエルの後を追う。
    「私もおいとましよう。グリルビーくん楽しかったよ、またね」
    「それじゃあ私も帰るわね。」
    ガスターとマフェットも次々と店の外へ出て行く。
    残ったのは未だに抱き着いているサンズと抱き着かれているグリルビー、そしてアルフィーだけだ。
    「グリルビー、あなたを嫌な気持ちにさせてしまったのならごめんなさい。でもサンズはずっと夢だったことがやっと叶えられたの。やり方はちょっと間違えていたけど......」
    グリルビーはアルフィーの話を聞いて、サンズの方を向いた。
    サンズはまだ先程の余韻に浸っているらしく、顔をぐりぐりとグリルビーの体に押し付けては時折グリルビーの名前を呼んでいる。
    「グリルビー、好きだあ......」
    それを聞いたグリルビーは仕方ないという感じでサンズの頭を優しく撫でた。



    その後、サンズとアルフィーはクラウドファンディングで集めた金を元の持ち主達へ返金していった。
    そしてサンズは今まで通り、見張り番をしたりホットドッグを売る店をしていた。
    地道にコツコツと金を稼ぐことにしたらしい。
    サンズには新しい夢が出来ていた。
    「グリルビーと結婚して一緒に暮らすために稼ぐぞ……!」
    そう意気込んだサンズは今日もホットドッグを売り続けている。


    グリルビーはあの時、「他の人のお金よりサンズが働いて稼いだお金の方が貰えたら嬉しい」というのは本当は案外サンズに好意があるというのも含まれていたのかもしれない。ふと、そう考えていたが急に恥ずかしくなり顔を赤く染めるも、それでもグリルビーは少し嬉しそうに仕事を続けるのであった。
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