生きてる状態としての生理現象や生命活動がすきです
毛、というお題いただいた時に、生きてればヒゲも剃るだろうと思いました
脈絡がなく条件反射のように、何かをすると付随して浮かぶ「だれかに言われた言葉」があったりしますが、
家族は兄しかいないであろう彼が1人で生きていく中で、
彼も兄に言われた一言などをつまらないことでもふと思い出したりするのではないかと
毎日兄のことを思い出しては復讐心を燃やすのは、どこかみずからにかけた呪いのように感じます
本来兄がくれたネックレスは愛情によるものでしょうけれど、いつの間にか彼を縛る鎖のようだとも思いました
背後からかけられる兄の言葉はもちろん存在していません
けれど彼に染み付いた記憶
「いくよ」兄さんと強調しているのは
「俺はあなたの復讐を遂げに行ってくるよ」という意味と、
兄の形見を身につけて「一緒に行こう」と言っているようにも、
どちらとも取れるような
彼の囚われた、自ら選んだものを描きたかったです 染み付いた日常として