「小狼の魔法はお父さんに教わったの?」
「そうだよ」
「厳しかった?」
「…父さんたちは俺が7歳になる前に一緒に入れないと知っていたから」
「ツラくなかった?」
「これから起こることは教えられないけど、生き抜くために必要だからと教えてくれた。俺はそれに応えたかった」
「そっか…、頑張ったんだね」
「ああ、それが俺にできることだったから」
「うん…」
「モコナ?」
「小狼はね、もっと遊んだほうが良いってモコナ思うの!」
「遊ぶ??」
「そう!遊ぶの!だってだって、モコナ小狼が楽しそうに笑ってるところみたい!!」
「そうか?」
「そうなの!まずはみんなで鬼ごっこしよう!」
「え?」
「小狼が鬼ね〜〜〜」
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