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    もじたろう

    (MWAMファンアート,TES5 スカイリム絵中心。)
    ツイッターで投下した絵のログをポイポイたり、あっちでは載せにくい絵をポイポイしていきます。
    ※無断転載/二次利用NG
    ツイッター(x)ID→Moji_fire4082
    ブルースカイID→mojya-dango-333
    mixi2→mojya_dango_333

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    もじたろう

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    恐れ多くも、親愛なるフォロワー様のSkyrim自機を描かせて頂きました!
    物凄く緊張したのと同時にとても楽しく描く事が出来て、貴重な経験が出来ました✨
    この度はご依頼頂き、本当にありがとうございました〜!
    ※こちらは低画質版のページになります。
    ※こちらはご依頼主様専用ページとなりますので、一般公開の予定はございません。

    Tap to full screen (size:1000x1000).Repost is prohibited

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    60_chu

    DOODLE過去作

    カヅヒロ
    シンデレラは12センチのナイキを履いて まるで二人にだけピストルの音が聞こえたみたいに、まるきり同じタイミングでカヅキとヒロは青信号が点滅し始めたスクランブル交差点に向かって走っていった。二人はガードレールを飛び越えてあっという間に人ごみに消えていく。さっき撮り終わった映像のラッシュを見ていた僕は一瞬何が起こったかわからなくてたじろいだ。
    「速水くん達どうしちゃったのかな?」
     僕の隣で一緒にラッシュを確かめていた監督もさっぱりだという風に頭を振って尋ねてくる。
    「シンデレラに靴を返しに行ったんですよ。ほら」
    はじめは何がなんだかわからなかったけれど、僕はすぐに二人が何をしに行ったのか理解した。
     赤信号に変わった後の大通りにはさっきまであった人ごみが嘘のように誰もおらず、車だけがひっきりなしに行き交っている。車の向こう側から切れ切れに見える二人はベビーカーと若い夫婦を囲んで楽しそうに話していた。ぺこぺこと頭を下げて恐縮しきっている夫婦を宥めるようにヒロが手を振った。その右手には赤いスニーカーが握られている。手のひらにすっぽりと収まるぐらい小さなサイズだ。カヅキがヒロの背を軽く押す。ヒロは照れたように微笑んで肩をすくめるとベビーカーの前に跪いた。赤ちゃんは落とした靴にぴったりの小さな足をばたつかせる。ヒロはその左足をうやうやしく包んで爪先からスニーカーを履かせていく。
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