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    岩藤美流

    @vialif13

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    岩藤美流

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    ひみつ の2です

    まだこの先なんも書いてないので未知数です!!!
    含有されてるのは てーもーです

    ##ひみつ

    ひみつ 2

    「あうう、う……っあ、アズール氏ぃ……っ!」
     パーカーをたくし上げた状態で、イデアは容赦なく絆創膏を剥がされてしまった。皮膚を引っ張る少しは痛みもあったけれど、それよりなによりアズールの手で暴かれたことに涙目になった。
     イデアからはパーカーがじゃまで見えないが、あの悩みの種であるお乳首様が「こんにちは!」とアズールに挨拶したのは疑いようもない。それに対してアズールが「ごきげんよう」と返事をしないのが不幸中の幸いだ。恐らく気のせいだが。
     アズールはイデアの胸元をしげしげと見つめている。恥ずかしくて思わず「見ないでぇ……見ちゃだめぇ……」とエロ同人にようなセリフを口にして身を捩った。
    「なるほど、事情はわかりました。この状態では、こうでもしなければ隠せないかもしれませんね」
    「ひっ、う……」
     つん、と指先で触れられて、体が震える。たったそれだけでもそんな反応をしてしまう自分の浅ましさに、アズールは引いてないだろうか。恐る恐る彼の顔を見上げても、いつもの澄ました表情しか見えない。
    「でも、本当に自分でしたんですか?」
    「へ……?」
    「僕の他に誰か……あなたを可愛がっていた人がいるのでは?」
     つんつん指先で触れながらアズールがそう言う。そればかりは心外だ。イデアはぶんぶん首を振って、「そんなこと無いですぞっ」と強く否定する。
    「せ、拙者、こんな関係になるのはアズール氏が初めてで、もちろん、そ、そこを触られるのは、アズール氏が最初だし……」
    「本当でしょうか? 先程、嘘をつかれてしまいましたから、僕の心は傷付いてしまいました。あなたの言葉を信じられないかも……」
    「嘘じゃないよっ、ホント! もうアズール氏にしょーもない嘘なんかつかない! ホントのことしか言わないから!」
     信じてもらいたい一心でそう畳みかけると、アズールはにんまり、といった笑顔を浮かべた。
    「ホントのことしか言わない……信じていいですね?」
     あ、これあかんやつだったかも。イデアは内心そう思いながらも、コクコク頷くしかなかった。
    「では、素直に答えてください。ここは……どれぐらいの頻度で触っていたんです?」
    「あっ、う、……ぅう……っ」
    「イデアさん?」
    「ううっう、あの、ま、毎日……」
     言っただけで恥ずかしくて、ううーーと唸って顔を覆う。とんでもなく恥ずかしい告白をさせられている気がした。
    「毎日……ということは、毎日自慰行為を?」
    「うーっ、ふ、普通の男の子ならそれぐらいはするでしょ……っ」
    「あいにく、僕は普通の男の子ではないのでそこまでの頻度ではないですが。なるほど、なるほど」
    「あっ、あ、あの、……っうう」
     つんつん、くにくにと指先で乳首を弄びながら、アズールはまるで何か生き物の観察でもしているような様子だ。それだけでももどかしい気持ちよさを覚えてしまうのだから、この体も大概だろう。もじもじと太腿を擦り付け、熱を逃がそうとするのも全くの逆効果だ。
    「どんなふうに触るんです?」
    「ええっ」
    「こうして指で押すんですか? それとも摘んだり?」
    「あっ、あ、待っ、ぁっ、……んっ」
     質問しながら、きゅうと両方摘み上げられて、僅かなぴりりとした痛みと共に気持ちよさが腰に流れ込む。もっと、と訴える体が揺れそうになるのを必死で押し留めながら震えた。「イデアさん」と名を呼ばれるのが、回答を促しているのだとはわかっているけれど、今口を開いたらとんでもない声が漏れそうだ。
     自分でやるのは気持ちいいけど、他人にされるのはもっと気持ちいい。
    「イデアさん」
    「あっあ、あーっ、だめ、引っ張っちゃ、だめ……っ」
     答えないことへの抗議か、両方摘んだまま軽く引っ張られる。思わず胸を突き出すようにしてしまったところを、そのままぐにぐにとこねられるともうたまらない。だめ、やめてを繰り返したけれど、アズールは止めてくれない。尋問なのだから、何らかの答えが得られないことにはやめないつもりなのかもしれなかった。
    「……っ、あっ、あ、そのっ、んんっ、指で、摘んだり……っ、挟んだり、押したり……っ」
    「他には?」
    「……う、うう、……っ転がしたり……っ服の上から、さ、先っちょをカリカリしたり……」
    「服の上から、ですか。直じゃないほうがいいんです?」
    「あっあ、あっ、待っ、だめっ、び、敏感だから、優しく……っ!」
     摘んだ乳首の先端を、指先でカリカリと擦られる。それはキツいと感じて、気持ちいいというより痛いに近い。その刺激は服の上からのほうが気持ちいい、と伝えると、「なるほど」とアズールは頷いた。
    「しかしもう一度服を着せるというのも面倒ですね」
    「で、でも、それはキツ……、……っ?! あっ!?」
     ぬる、と濡れたものが乳首に触れて、イデアは驚いてアズールを見た。パーカーに隠れて見えないが、アズールの髪しか見えない。予想が正しければ、胸を舐められているのではないだろうか。ご丁寧に、乳首を唇で甘く挟まれたまま、触れたり、舐められたり……。
    「ひっ、あっ、やだっ、あ、アズール氏……っ!」
     ちゅうう、と吸い上げれると、痛いような気持ち良いような感覚に、たまらず背を反らす。そうすることで尚更突き出すようになった弱点を、更にチロチロと舐め上げられて、イデアはひんひん鳴いて身悶えた。しばらくすると反対の胸を口に入れて、濡れた方を指でこねられる。
    「やあ、あっ、あ、あ……っ、そこ、そこばっかり、やだ、やだっ」
     もどかしくて、気持ちよくて。知らない間に、イデアはアズールに腰を押しつけていたらしい。そのことを自覚して、慌てて動きを止めようとするのだけれど、すっかり火のついた身体は言うことを聞いてくれない。はしたなく揺れる腰を宥めるようにアズールの手が撫でる。
    「他にどこを触って欲しいんです?」
    「〜〜っ、そ、それは、でも、あ、だめ……っ」
     答えを待たずに、イデアのズボンを脱がしにかかってくる。それでイデアは青褪めた。脱がされては困る。見られては困るのだ。イデアはバタバタと足を動かして抵抗したけれど、「あまり抵抗するなら下半身も固定しますよ」と脅されて、一瞬動きを止めた隙に、脱がされてしまった。
    「わあっ、あっ、だめ、見ないで、やだあ!」
    「……」
     下半身が外気に触れて、アズールがそこを見ているだろうことがはっきり分かる。イデアは真っ赤になって脚を閉じようとしたけれど、それを手で押さえられて、何もかもを曝け出すことになった。
    「だめ……だめ……っ」
    「……イデアさん、これは、……自分で何かしました?」
     アズールが何を聞いているのかわかるから、イデアは泣きたくなった。
     そう、何を隠そうイデアは、以前セルフ剃毛プレイをしてしまった為に、毛が殆ど生えていないのであった。
    「〜〜っ、こ、殺してくれぇーーーっ」
     両手が自由なら顔を覆っていただろう。それぐらい恥ずかしい。18歳、身長180センチ超えの立派な男の下半身が、子供のようにツルツルであることへの背徳感に酔いしれた少し前の自分を殴り殺してやりたい。一度剃ったら元に戻るのにかなり時間がかかるってどうして誰も教えてくれなかったのか。誰にも聞かなかったからである。
    「……なるほど、何かしたんですね。剃りました?」
    「ううっ、うっ、うう〜っ」
    「剃りたかったなら仕方ないですね。乳首も触りたかったんでしょうし、毛も剃りたかった。なるほどです」
    「何度も言わないでぇええぇ……っ! し、死にたい……っ」
     イデアが羞恥で泣きそうになっていると、アズールがひょこと顔を上げて、目を合わせてくれた。彼はイデアを馬鹿にしているという様子ではなく、まるで慈母のように微笑んで言った。
    「今度、僕が剃ってあげますね」
    「……は、……えっ?!」
    「おや? そういうのはお好みじゃないですか? まあそれならそれで別にいいですが……」
    「いや、えっ、えっ!? 待って、アズール氏、……ひ、引いてないの……? その、僕のこと……」
    「引く? どうしてです? 僕が、あなたの乳首で自慰をして自ら陰毛を剃り上げる趣味に引くと?」
    「言わないでったらあ……っ!」
     恥ずかしい事この上ないが、そうまで言うなら恐らく引いてはいないのだろうが。それでもイデアが怯えていると、アズールはニコリと笑っていった。
    「こういう商売をしていると、人に言えない秘密のことはたくさん知れますので」
    「ひえっ、こわ……」
    「ああ、もしかしてイデアさん、それが不安で僕を焦らしていたんですか? かわいい人……」
     アズールの顔が近づいて、ちゅ、と頬にキスが落とされる。その心地よさと、優しさに少しだけ安心した。よかった、引かれてない。そう思った。
    「……言ってくれたら、僕がお手伝いしてあげたのに。イデアさんの願い、全て叶えてあげますよ。さあ、念のため先に全身をチェックしましょう。他にもしていたことがあるのでは?」
    「ひゃ?! まっ、どうしてそうなるの、……っあっ、ダメ、だめだめ、待ってだめ!」
     そうして脚を大きく開かれて。自己開発していた尻のことまで気付かれてしまい、イデアはまた死にたくなった。
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    recommended works

    岩藤美流

    DONE歌詞から着想を得て書くシリーズ①であり、ワンライの「さようなら、出会い」お題作品の続きです。参考にした歌は「A Love Suicide」です。和訳歌詞から色々考えてたんですけど、どうも予想通りタイトルは和訳すると心中だったようですが、あずいでちゃんはきっと心中とかする関係性じゃないし、どっちもヤンヤンだからなんとかなりそうだよな、と思ったらハッピーエンドの神様がゴリ押しました。イグニハイド寮は彼そのものの内面のように、薄暗く深い。青い炎の照らしだす世界は静かで、深海や、その片隅の岩陰に置かれた蛸壺の中にも少し似ている気がした。冥府をモチーフとしたなら、太陽の明かりも遠く海流も淀んだあの海底に近いのも当然かもしれない。どちらも時が止まり、死が寄り添っていることに変わりはないのだから。
     さて、ここに来るのは初めてだからどうしたものか。寮まで来たものの、人通りが無い。以前イデアが、うちの寮生は皆拙者みたいなもんでござるよ、と呟いていた。特別な用でもなければ出歩くこともないのかもしれない。さて、寮長の部屋といえばもっとも奥まっている場所か、高い場所か、あるいは入口かもしれないが、捜し歩くには広い。どうしたものかと考えていると、「あれっ」と甲高い声がかけられた。
     見れば、イデアの『弟』である、オルトの姿が有る。
    「アズール・アーシェングロットさん! こんばんは! こんな時間にどうしたの?」
     その言葉にアズールは、はたと現在の時刻について考えた。ここまで来るのに頭がいっぱいだったし、この建物が酷く暗いから失念していたけれど、夜も更けているのではないだろうか。
    「こ 5991

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    TRAININGぐだマンワンドロワンライ
    お題「天使の囁き/ダイヤモンドダスト」
    はぁ、と吐き出した息が白く凍っていく。黒い癖毛を揺らしながら雪を踏みしめ歩く少年が鼻先を赤く染めながらもう一度大きく息を吐いた。はぁ。唇から放たれた熱が白く煙り、大気へと散らばっていく。その様子を数歩離れたところから眺めていた思慮深げな曇り空色の瞳をした青年が、口元に手をやり大きく息を吸い込んだかと思うと、
    「なぁマスター、あんまり深追いすると危ねぇっすよ」
    と声を上げた。
     マスターと呼ばれた癖毛の少年は素直にくるりと振り返ると、「そうだね」と笑みと共に返し、ブーツの足首を雪に埋めながら青年の元へと帰ってきた。
     ここは真冬の北欧。生命が眠る森。少年たちは微小な特異点を観測し、それを消滅させるべくやってきたのであった。
    「サーヴァントも息、白くなるんだね」
     曇空色の瞳の青年の元へと戻った少年が鼻の頭を赤くしたまま、悪戯っぽく微笑んだ。そこではたと気が付いたように自分の口元に手をやった青年が、「確かに」と短く呟く。エーテルによって編み上げられた仮の肉体であるその身について、青年は深く考えたことはなかった。剣――というよりも木刀だが――を握り、盾を持ち、己の主人であるマスターのために戦 2803

    h‘|ッЛ

    DONE #しん風版深夜の60分一本勝負
    お題「放課後」

    遅刻!ワンライ+20分!

    何度書いてもくっつく話は良いよねぇ...
    しん風しか勝たん...マジで...

    ※誤字に気づいて途中修正入るかもかもです。

    ⚠️アテンション
    高校生未来パロ。
    同じ学校通ってる。
    最初付き合ってない。

    3 2 1 どぞ
    しん風ワンライ『放課後の告白』

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    西陽の射す窓。教室から溢れ出る紅に染る廊下。笑い声や掛け声が重なり心地よく耳を掠めていく。
    一般生徒の最終下校のチャイムまであとわずか。

    委員会の集まりが長引き、担当教員に頼まれて資料室に資料を置きに行った。ついでに整理まで行った所までは予定通りだった。そこから更に社会科教師に捕まり、今日提出だった課題を社会科教室前の箱から持ってくることを頼まれ、更にそれを名簿に纏めあげた。あろうことか最後に教頭に捕まって長話に付き合わされてしまった。

    今日もしんのすけと帰る予定だった。社会科教師に捕まった時点でしんのすけには先に帰っていいと連絡した。本当はしんのすけと帰れたのに。きっとしんのすけはモテるから、そこらのJKに絡まれて流されて一緒に帰ってしまったんだろう。

    アイツの隣は僕のものなのに――

    鞄は教室に置いてきた。しんのすけとは教室で待ち合わせていた。明日アイツに彼女が出来てたら、僕はどんな顔をするだろう。泣くか怒るかそれとも笑うか。こんな思いをするなら先に帰っていいなんて言わなきゃ良かったんだ。僕の心はなんて狭く 2725

    YOI_heys

    DONE第1回 ヴィク勇版ワンドロワンライ『ひまわり』で書かせていただきました!
    ひっさびさに本気出して挑んでみましたが、急いだ分かなりしっちゃかめっちゃかな文章になっていて、読みづらくて申し訳ないです💦これが私の限界…😇ちなみにこちらhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17839801#5 の時間軸の二人です。よかったら合わせてご覧下さい✨
    第1回 ヴィク勇版ワンドロワンライ『ひまわり』※支部に投稿してあるツイログまとめ内の『トイレットペーパーを買う』と同じ時間軸の二人です。
    日常ネタがお好きな方は、よかったらそちらもご覧ください!(どさくさに紛れて宣伝)



    第1回ヴィク勇ワンドロワンライ『ひまわり』


    「タダイマー」
    「おかえり! って……わっ、どうしたのそれ?」

    帰ってきたヴィクトルの腕の中には、小ぶりなひまわりの花束があった。

    「角の花屋の奥さんが、持ってイキナ~ってくれたんだ」

    角の花屋とは、僕たちが住んでいるマンションの近くにある交差点の、まさしく角にある個人経営の花屋さんのことだ。ヴィクトルはそこでよく花を買っていて、店長とその奥さんとは世間話も交わす、馴染みだったりする。

    ヴィクトルは流石ロシア男という感じで、何かにつけて日常的に花を買ってきては、僕にプレゼントしてくれる。日本の男が花を贈るといったら、母の日や誕生日ぐらいが関の山だけど、ヴィクトルはまるで息をするかのごとく自然に花を買い求め、愛の言葉と共に僕に手渡してくれるのだ。
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