たとえそれが最後だとしても標神に意識を奪われる時間が日に日にのびていく
対策しようにも、相手はその存在を認知する程に干渉深度が増していく為、足掻けば足掻くほど「シエテ」でいる時間が減っていく。
のらりくらりな自身の性格もあってか、入れ替わっている事に気がついている者がいないのもまた皮肉だった。
このままでは、オロロジャイアが演算したように標神がこの世界を再創世してしまう、
危機感をおぼえたシエテは、自分に何があっても自分を殺してくれるかどうか…再度確認すべくグランに手合わせをもとめ、全力の力でグランに望む。まだ若干不安要素はあるものの、彼の仲間が加わればおそらく自分を止められるに足るまでグランは成長していた。
その事に安堵したシエテは、このまま殺されるのもありか…と思い、受け止められる攻撃をわざと受け止めずそのまま死のうとする…が、そこで意識が途絶える
2634