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    yulizu(ユ)

    どうも、yulizuです!
    やばいやつです

    推しが尊いんだよなぁ

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    yulizu(ユ)

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    ダンダダンのシャコさんとルドリスさんの小説です。

    「そこら辺のMob3」様にリクをしまして…描いてくださったんですよ…
    萌え散らかしまして…衝動で書いてしまいました…
    そして…なんとご本人様に許可をいただきまして…
    感謝しかございません…ありがとうございます…!

    処女作故下手です。ご了承ください。
    ※cp要素あり?(ルドシャコ(ルド))
    ※捏造や妄想を多く含みます。
    ※キャラ崩壊注意。

    #シャコ星人
    #ルドリス

    この宇宙には、「全知全能」として有名な宇宙人がいる。
    その宇宙人の名をルドリスと言う。知らない人(宇宙人)などいないほどだ。彼…と言えど性別といった概念は存在していないのだが… 
    彼は高度な技術力と文明を有し、ありとあらゆる文明や惑星を創造してきた創造主。

    そんな「全知全能」にも、深い苦悩があった。
    彼の友人の「ドーバーデーモン」の性格と仕事についてだ。

    「ドーバーデーモン」は、戦闘民族として有名な種族だ。
    だが、彼の友人のドーバーデーモンは種族の中でも弱いほうらしい(だが、弱いとはいえ戦闘民族は戦闘民族なため普通の地球人相手では瞬殺レベル)。
    …否。 ルドリスは彼、シャコ星人の弱さに悩みを抱えているのではなく。
    彼の性格に悩んでいるのだ。

    彼には一人息子の「チキチータ」がいる。チキチータは、体内の血液が尿や便で排出されてしまう難病に侵されていた。毎日の輸血がなければ、死に至るほどの難病。どんなに文明が発達している宇宙でも、未だその病を治す術は見つかっていない。
    全知全能である彼でも、その病の治療法は分からない。

    シャコ星人の妻も、同じ病で亡くしていた。
    彼の故郷は紛争地域故か、供給能力が当てにならなかった。そのため彼は星を出て治療費を稼がねばならなかったが、同族の中でも弱い(部類の)彼は下手すれば命に関わるほどの危険にしか就くことができなかった。
    息子の為ならば自分の危険も厭わない彼に、ルドリスは頭を抱えていた。

    彼が友人を気にかけるのには理由があった。
    彼が、自分のことを「全知全能」とでもなく「恐怖の対象」としてでもなく、「友人」として見てくれているからだった。

    ルドリスは、全知全能という肩書き故に、恐怖の対象としてや「恐れ多い」などと周りから避けられていた。そんな中彼…彼ら親子は自分を友人として接してくれていた。そう接してくれている彼らを大切にしようと考えているし大切にしている。
    …言葉が伝わらないのが難点ではあるが。

    不器用だが、彼は彼なりに親子をとても大切にしているのだ。
    …なのに。

    ーーーーーーーーーーーー

    現在、ルドリスは戦闘で相手にやられて満身創痍のシャコ星人を己の基地へと運んでいる最中だった。

    宇宙を旅しているルドリスは、気に入った星には少しだけ長く滞在するために簡易の基地を建てる。簡易の小さな基地を建てるのは、ルドリスにとっては息をすることのように簡単で自然なことだった。
    旅をしている間は、悩みを忘れ自分の世界に浸れる、数少ない娯楽でもあった。

    しかし、偶然にも彼の旅先で友人が倒れているのを見つけてしまった。
    夢から急に現実に戻されたような気分だ。ルドリスは怒り、呆れながらも満身創痍の友人を運んでいた。

    しばらくすると、自分の基地に着いた。
    ルドリスは彼を即席で作った病室のベッドに寝かせ、手当ての準備に入った。
    彼の体を、白濁色の液体が伝っている。

    彼の種族の血液は、特殊な成分で構成されている。地球で言う牛乳と同じ成分。そのため、白濁色となっている。


    数分すると、彼が目を覚ました。
    まだ状況が飲み込めていないのか、虚ろな目で辺りを見回している。
    見覚えのある姿を見つけ、彼は驚いた様子で問いかけた。

    「ル、ルドリスさん…? なぜここに… ここは…どこでいスか…?」

    彼が目覚めたことに気付いたのか、ルドリスは彼の側へと歩み寄った。
    「私は…確か仕事で、戦って…それで… …ゔ、頭が痛いでいス…」
    「トゥンム!!」
    「…あなたが私を…?」
    「トゥンム」
    肯定ということでいいのだろうか。ルドリスは「トゥンム」としか話さないため、コミュニケーションが難しい。友人であるシャコでさえも、彼の言葉を理解できていない。

    「申し訳ないでいス……」
    「トゥンム!!!💢💢💢」
    ルドリスの声に怒りが見える。

    シャコ星人が申し訳なさそうに口を開いた。
    「あの、ルドリスさん…」
    「トゥンム!!!💢💢」

    完全に怒っている。その不器用な優しさは言葉では彼に伝わらない。だが、古くからの友人だ。言葉で伝わなくとも心で伝わったのだろう。シャコ星人は口を開くのを止め、ルドリスに手当てされるのを待った。

    「っ、いででで……」
    「トゥンム、トゥンム!!」

    止血をし、消毒液をガーゼに吸わせ傷口に当てる。
    手慣れた手つきで湿布を貼り、包帯を巻いていく。
    必要性を感じていなかった、怪我の手当ての仕方。
    これが今、この友人のせいで役に立っている。正直、役立たせたくなかった。


    手当ては終了した。
    ルドリスが道具の片付けをしていると、シャコ星人が口を開いた。
    「ありがとうございまあス、ルドリスさん」
    「トゥンムトゥンム!!!💢💢」
    「…優しいでいスね、ルドリスさんは」


    数秒の沈黙の後、すごい音を立てて救急箱がルドリスの手の上から落下した。箱の中のものが床に散らばった。
    ルドリスは何も言わず、ただ固まっていた。

    あらゆる者たちに避けられていた彼。相手のほうから話しかけられることなんて極稀だ。そして、彼は孤独を愛し旅を続けている。
    故に慣れない褒め言葉により驚きと羞恥で固まっているのだ。

    「だ、大丈夫…でいスか?ルドリスさん… …ルドリスさん!?本当に大丈夫でいスか!?」
    「……トゥンム!!!!!!」
    「え、ちょっ」

    ルドリスはその言葉を最後に、自室へと戻っていった。
    「…何か怒らせるようなことでも言ってしまったんでいスかね……?」



    その時、確かにルドリスは驚きと羞恥、そして暖かさを感じていた。
    数日間、彼は悶々としながら過ごすことになった。


    End



    あとがき

    私の妄想&捏造小説をお読みくださり誠にありがとうございます。
    いやあ…書きたくなっちゃってね……
    初めてながらも書いてみました。
    私の推し絵師様が尊いイラストを描かれているのを見かけまして… その方にリクを送ってみたんですよ。
    そしたらリクに答えてくださって…本当にありがとうございます…🙇(尚この小説がそのお方に読まれているかは不明、多分読まれてない)

    今回、私がその方にリクさせていただいた「シャコさんの手当てをすルドリス」を題材として妄想を広げました。

    ルドリスさん謎すぎて謎…love……
    ファンブック(ダイズカン)でも身長と分類、生息地しか分からないという…
    謎だからこそ妄想を広げられ、謎だからこそどんな人か分かりにくいんですよね…難しい。

    …ルドリスさんの元ネタの一つは恐らくマイ○ラですよね… 四角い体といいアニメ版の服のカラーリングといいナノスキンといい…
    マ○クラも旅をするゲームってことで、なんか…
    旅してるって設定ここからなんですかね?
    旅が本人の娯楽かどうかは知らんのですが、ゆっくりしてて欲しいな… と考え「娯楽」として書きました。
    シャコさん、絶対自分がどんだけ怪我しようと死なない限りギリギリまで無理しそうですよね。 いや絶対する。本人も思い詰めてるからな……
    皆幸せになれ……


    アニメがかわいすぎる。
    ルドリスさんが原作の倍キレてるの愛…
    声好き… 「ぶべら!!」←唯一の日本語セリフありがとう……
    シャコさんの腹チラありがとう…
    So Sexyでございました。
    チキちゃんとアイラちゃんの絡みが大好きすぎてもっと見たいです。
    親戚のお姉ちゃんとちっちゃい子、萌えです。

    …あとがきがかな~~~り長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます!!🙇
    書きたくなったらまた書くと思うので…(確証は持てない)
    ここまでのご閲読ありがとうございました!

    それでは!
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