京都で再会しましたーその2祇園祭の長刀鉾の稚児(綱を切る稚児ね)は白衣に、禿は長靑が選ばれる。
一旦京都を離れていた温周は、祇園祭見物のために戻ってきた。
老温がズームで長刀鉾の稚児の写真撮ろうとレンズを向けると、レンズの中の稚児(白衣)と目が合う。
稚児がにやりと老温の知る葉白衣笑みを浮かべるんだよ。
老温と目があった一瞬だけなので、他の人間は気づかないけども。
長刀鉾の稚児と禿は、資産家のご子息がなるらしい。
まず自宅に座敷がないと駄目で、両親は紋付き羽織袴と着物を新調、関係者の飲食・接待、ハイヤーの手配、そのほか諸々の費用や 御祝儀・心付けなど稚児家負担なので、選ばれるのは名誉だけど、お金持ちじゃないと無理。
なので転生小学生・葉白衣のお家は、老舗高級料亭に決定。
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