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    リィユウ(リィン×ユウナ)が人生最愛。
    あとバツティナ(Dしでぃあ)と、
    ジャンル雑多(時期的に、Aーむどふぁんたじあ絵を描くことも)

    生活の状況で絵の練習や、描く時間を取りづらく落書き中心。
    ジャンル別でアカ分けは、多分しないです。
    現在の目標は、年1で完成絵を投稿すること・・・(^^;

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    ##WA3

      「みんなッ! ガンナーズヘブンに行こうッ!!」
     ベアトリーチェを倒してから数日後、ヴァージニアが言ったその台詞に
      「「「 はぁ??? 」」」
     男三人は呆然とした。



        シャルウィーダンス?



      「リーダー、あなた今の状況が分かっておっしゃてるんですか?」
     クライヴは本気かといった顔で問い正す。
     今のヴァージニア一行は濡れ衣とはいえ教団教主殺害の疑いをかけられ、指名手配の身であった。
     このままだと家族や友人知人にいらぬ迷惑をかけてしまう羽目になってしまう。
     なので一刻も早く無実を証明してしなければいけない。
      「そんなことわかってるわよ」
      「じゃあ何で」
     ヴァージニアは俯き加減でぼそりと呟く。
      「無いのよ。お金もアイテムも……」
      「はい?」
     キッとした表情で顔を上げる彼女。
      「デスティニーアークから脱出する際にッ! 置いてきちゃったのよッ! 何もかもッッ!!」
      「怒鳴るな。そして威張るな」
     と、ジェット。
     ギャロウズは思わず頭を抱えた。
      「ぬあにぃ~ッ! じゃあ俺たち一文無しかよ。
       お尋ね者の身じゃ仕事の依頼も受けられねぇしどうすんだよッ!!」
      「秘密の花園にアイテムがあるかもしれないのでは?」
      「ダメ。最終決戦の際に余すところ無くもって来ちゃったから在庫ゼロ」
      「なるほど」
      「何でガンナーズヘブンに行くことになんだよ」
      「手っ取り早く稼ぐことができるでしょ☆ 
       それにあんな辺境の地じゃ手配書が廻ってくるの遅そうだし」
      「その前に参加料が無けりゃでることもできねぇだろ」
     的確かつするどいジェットのツッコミに、
      「……ッ!」
     数秒ほど呆然とし、彼女は怒りのコブシを天へと突き上げた。
      「おにょれッ!! ベアトリーチェ許すまじッッ!!! 」
      「…あほか」
     聞こえないようにジェットは呟いた。

      

     ようやくしてヴァージニアたちは闘技場――ガンナーズヘブンに到着した。
      「ふぅ、やっとお金がたまったわね」
     一行は試合に出る参加料のためここに来るまでに魔獣と戦い、ギャラを稼いだのである。
     そのまま戦い続ければギャラもアイテムも稼ぐことができると思うのだが

      『連戦の上に野宿だからヤダ、どうせ同じ条件ならベットで眠れるほうがいい』

     と彼女に却下された。

      「あ、ヴァージニアッ! ……とその他ご一行。お久しぶりねッ」
      「コニー! 元気してた?」
      「なんだよその他ご一行って」
      「まぁまぁ気にしないでよ。それより今日はどうしたの?」
      「えっと、またここで戦わせてもらおうと思って」
      「うんうん、その言葉を待っていたわ。
       闘争の血にまみれた戦士たちは二度と平穏な世には戻れないってね。
       闘技場はいぃわよぉ~
       唸る筋肉、脈動する鼓動ッ、
       飛び散る血! 汗ッ! 涙ッ!! その他言葉に出せないようなところまでッ!!! 」
      「おーい、嬢ちゃん暴走してるぞ」
      「はは」
      「…」
     いつも一緒に行動している女性リーダーとは別の意味で疲れるなと思いつつある男性陣たち。
      「この美人アナウンス嬢コニーちゃんの、最ッ高ーに燃える実況をBGMに
       あなたたちを劇的な勝利に導いてあげるわッ!!! 
       ――って言いたいところなんだけど……」
      「?」
      「魔獣がいないのよ。とある渡り鳥のチームに全滅させられちゃった★」
      「ええええええッ」
      「魔獣の補充には一週間から一ヶ月、いやそれ以上かかるわね」
      「そんなぁ」
      「おいどうするんだよ、オレたちにはそんな悠長に構えている時間なんてないんだろ」
      「そうですよ。手配がファルガイア全土に渡る前になんとかしなくては」
      「う~~~ん」
      「お困りのようザンスね」
     突如後ろから声がした。
     その人物はこの闘技場、いやこの荒野の世界に似使わぬ格好をした自称 [伯爵] で
     ガンナーズヘブンのオーナー兼スポンサーであった。
      「ペグッチさま」
      「あなたたちが渡り鳥ならば、あたしの依頼を聞いてはいただけないかしら?」
      「で、その依頼というのは?」
      「今夜あたしのお屋敷でパーティーを開くザマス。
       あなたたちはそこであるものを守ってほしいザンス。
       依頼料はそうね……20万ギャラでどうかしら?」
      「どうぞわたしたちにおまかせください!」
      「なっ、リーダー」
      「決断早ッ」
      「ちょっとまて」
     ジェットに肩を掴まれ後ろを向かされるヴァージニア。
      「信用できるのかあのくる髭片眼鏡、だってあいつは」
     以前、ペグッチは前に宇宙帝王だとかなんとかわけのわからない存在に乗っ取られて、ヴァージニアたちはそれと戦ったことがある。
      「それに、あんな頭のネジがどっか吹っ飛んでるような奴に関わるとロクなことにならねぇに決まってる。
       うまい話にはウラがあるもんだ、やめとけ」
      「あら、めずらしいわね。
       仕事で選ぶな、アガリで選べ――の信条のキミが。
       それにここまで来た以上引き返すわけにはいかないし、今のわたしたちには時間もない。
       だからこの依頼を受けるしかないのよ」
     なんとなく気乗りしないといった表情のジェット。
      「それともやっぱり、這いよる混沌でも狩る?」
      「いやだ」
      「同感です」
      「右に同じ~」
      「決まりね」
     ヴァージニアはペグッチのいる方に向き直し
      「という訳でその依頼、わたしたちに任せて下さい」
      「期待してるわよ」
     彼の表情が妖しく微笑んだように見えた。
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