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    yugo_1373

    @yugo_1373

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    yugo_1373

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    モノミュの世界観が分からないとよくわからないだろう
    本田さんの設定とか(SS風味)

    異形でありながら魔狩人。
    狩人仲間には異形であることをひた隠しにしているので、常に単独行動をおこなっている。
    顔の半分を布で覆っている。
    実はそこが異形化している部分で、黒い羽毛が生えている(八咫烏)

    -------------------------
    ここからとても遠い、東洋のとある小さな村に、狩人の里がありました。里は厳格な掟に閉ざされていました。その掟により、里のものは無類の強さを誇りましたが、またその掟により、閉鎖的なこの里は…徐々に衰退の一途を辿っていたのでした。
    里の族長の息子として生まれた彼もまた、里の厳格な掟に縛られつつ…特に疑問はもつことなく、健やかに成長していきました。
    長じてから気づきましたが、村はもっと里を開いて技術を外に教えるべきだという開国派と、里の伝統を守り秘伝の技術を磨くべきだという鎖国派に分かれていました。
    彼の父親は強固な鎖国派でした。
    彼自身はというと、まだ若いということもありどっちの意見も正しいように感じていました。
    そんなある日のことです。御導が下りました。

    里は今まで通り、伝統を守り、末長く発展しました。めでたしめでたし。

    鎖国派は、ほら。これでいいのだと喜びました。開国派は導がでたのだから、自分たちが間違っていたのかと矛を納めました。
    これで全てがうまくいくかに思いました…しかし、この御導は歪んでいたのです。
    ほどなく、里の外と交流を持っていた者が異形化しました。
    外の人と商売をしたもの、外の人間を泊めた者。そんな何でもない繋がりだけで、里の人間が次々と異形になっていきました。
    なんていってもここは狩人の里ですから、異形化したものは即座に殺されました。…しかし、里はますます衰退の一途を辿っていきました。
    これはおかしい。里のものは皆そう思い始めていました。
    ただ、彼の父親だけは…「今まで通り伝統を守って生きればいいのだ」と平時と同じ様子でした。
    里の者はどっしりと構えた里長の言葉にほっとした様子でしたが、彼は違和感を覚えました。

    そんな折、里に旅の研究者だと名乗る1人の男が現れました。彼は里への滞在を求めましたが、異形かを恐れた住人達は彼を泊めようとしません。見かねた菊は彼を家に招きました。
    待っていたのは父親からの叱責でした。「外の者を連れてくるなんて!なんてやつだ!お前など私の息子ではない!異形だ!!」
    あまりの剣幕に驚いていると…なんと、自分の身体が異形化し始めたではありませんか。
    「そうか、里の異形化の原因はやはり………」
    本当はもっと前から気づいていたのかもしれない。気づきたくなくて無意識に目を逸らしていたのかもしれない。

    でももう、目を逸らすことは許されない。
    羽の歪に生えた右半身が選択を迫る。

    そして…
    旅の研究者と共に父親だった伽藍を倒し、彼は決意しました。
    異形の狩人として、この先も一体でも多く伽藍を倒し続ける。
    それが、導を外れた彼の選んだ道でした。
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