ビバ伝イセみお(めちゃくちゃモブ出る)
展開めちゃ早いです💦久々文章書いたので、頭空っぽにして読んでください。関西弁も自信ない💦
「みおく〜んお疲れさん」
「な、なんでここにいるんだよ」
怪訝な顔でヘラヘラと手を振る人物を睨みつける。彼の名は成海イッセイ。楽破烈商業高校の最強の敵である紅蘭舞高校の三年。
「一緒に帰るために」
「はぁ!なんで一緒に帰らなきゃいけねぇんだよ!!」
「なんでって、俺たち付き合っt「わぁぁぁぁぁ!!」」
みおが急いでイッセイの口を両手を塞ぐ。何をそんな焦ることがあるのかキョトンとしているイッセイに、みおは周りをキョロキョロと確認し、イッセイに顔を近づける。
「紅高のお前と、楽商の俺が付き合ってるなんて知られたらどうするんだよ!!俺らは宿敵!わかってんのか」
「そんなん別にええやん…みおくんは俺と一緒にいたくないん」
「…っ、別にそんなこと言ってない…」
赤くなった顔を隠すように、下を向く。
「ふはっ、ほんま可愛ええな〜…さっ、帰ろうや」
「おう…って可愛い言うな!!」
手を差し伸べるイッセイの手をはらい、みおはイッセイの一歩先を歩いていくのであった。
───────
「おいおい、紅高の成海がみおさんと一緒に歩いてくぞ」
「大丈夫なのかよ」
高校から離れていく2人に視線をおくるのは、みおの取り巻き達である。対抗している紅高の人間が自分達の大将を連れていってるのだ、怪しむのも不思議ではない。怪しむと同時に各々心配いそうにみおの方を眺めていた。なぜこんなにも心配しているのか、それは…
「みおさん、喧嘩クソ弱ぇんだよな…」
そう、みおはああ見えて喧嘩が弱い、本当に弱いのだ
「だってよ、この前も喧嘩も相手がちょっと威嚇しただけで、涙目になってたぜ…まぁあの時はたいよう隊長が助けてくれたけど」
「そもそも喧嘩まで行かねぇんだよな…弱い、弱いけど…」
喧嘩が弱い人間に荒くれ者が着いて来るわけがない、しかし彼らがみおに着いてくる理由はただ1つ
「男気あるよな!!絶対に人を見放さないのが、みおさんのかっこいいところだぜ!」
「動物にも優しい、さすが俺らのみおさん」
みおの最大の長所、男気、優しさ、それこそが取り巻き達がみおに着いていく理由なのだ
「あぁ!っとこんなことしてる暇はねぇ、みおさんが成海になにかされちゃ大変だ、お前ら行くぞ!」
「「おぉぉぉ!!」」
───────
「なぁ、みおくん並んで歩こうや〜」
「はぁ隣に並んでバレたら終わりだろうが!」
「バレてもええや〜ん」
「俺がダメなんだよ!」
夕焼けに照らされる河川敷をやはり、みおが一歩前を歩いて帰る。まぁそうゆうところも可愛いと思いながらニコニコと歩いていると。ふと、イッセイの足が止まった。急に止まったイッセイを不思議に思いどうしたとつぶやくと
「いや〜さっきから、俺とみおくんの時間を邪魔する、クズがおって〜…バレてるで〜さっさと出てきいや!」
そう、大きな声を出すと、近くの草むらからみおの取り巻き達が現れた
「ちっバレたか」
「ちゃんと隠れたと思ったのに」
「いや、バレバレやし、あかんな〜もっと頭使いいや」
そう嘲笑うイッセイの後ろでみおはオロオロとしている
『どうしよ、イッセイと一緒にいるところ見られた。こんなとこ見られるってみんなに顔向け出来ない…』
うるっと目に涙を浮かべ、心配するみおとはうらはらに、そのみおの様子を見た取り巻き達は、イッセイがみおに何かしたのかとキッとイッセイの方を睨みつけた。
「おい、成海!みおさんに何した!」
「は何もしとらへんで」
「嘘つけ!じゃなきゃお前とみおさんが一緒にいるのはおかしいんだよ!」
イッセイと取り巻き達が言い合いをみおはキョトンとした顔で見ていた
『あれ、もしかしてイッセイとの関係疑われてない…』
ホッと胸を撫で下ろしたのもつかの間、その間にもイッセイと取り巻き達の言い合いはヒートアップ。
取り巻きの1人がイッセイの胸ぐらを掴んでいた。
「だからなんでお前とみおさんが一緒なんだって聞いてんだよ!!」
「さっきからそれしか言わへんやん。はぁぁぁめんどくさっ」
みおが先程から、自分と付き合ってることがバレることを嫌がったため、その事について黙っていたが、取り巻き達の同じ質問の繰り返しにだんだんとイッセイは面倒くさくなっていた
『さっきから同じ質問ばっか、頭悪いんとちゃう別に付き合ってることぐらい言ってええやんもしみおくんになんかあったら俺が守るし』
するとイッセイは、ニコッと笑い、取り巻き達に近づいた
「そんなん知りたいなら教えたる。直接言うた方が頭悪いあんたらにもわかりやすいやろうからな…それはな、俺とみおくんが付き合っt「わ"ぁぁぁぁぁ!!」」
取り巻きとイッセイの間に慌てて割って入り、イッセイの口を手で塞ぐ。デジャブやん、と呆れながら、口を塞ぐみおの手を取り、口から話してため息をつく。
「みおくん、もう俺アホの相手疲れたで別に言ってもええんやないなんかあったら俺がみおくんを守る…ってなんちゅう顔しとるん」
みおは下を向いているが、先程の時とは表情が違った。取り巻き達に関係がバレたかもという焦りと、付き合ってることがバレる恥ずかしさが混ざり合い、顔を真っ赤にし涙目であった。
「言っちゃダメ…だから…」
「………はいはい、分かりました。しゃあないな〜…あんたらも今日はみおくんに免じて許したる。次はその空っぽの脳みそに、語彙力叩き込んどきや。安心しい、あんたらのみおさんには手ださへんから……"あんたらの"みおさんにはな」
呟いてニヤっと笑うと、みおの手を取りそのまま歩いていった。事の展開の早さから取り巻き達は呆然と立ち尽くしていた。
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その後、イッセイとみおの関係を怪しむ噂がたった…と思いきや
「みおさんが紅高の成海を」
「そう、間に割って入って、俺達を守ってくれたんだ、みおさんかっけぇ!!」
「成海が"みおくんに免じて"っ言ってたからみおさんが奴になにかしたんだ!やっぱ男気あるぜ!」
楽商内でのみおの面子に微塵の傷もつかなかったとさ。
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「みおくん、あんな顔俺以外に見せたらあかんよ」
「はどうゆう顔だよ」
おしまい