去る前にこういうやり取りが挟まれてまらいいなーの話(オタクの中ではわざわざヌさんがこの説明を旅人にする必要がないため手配した程度で語られてると想像)
いざ家手配するってなって適当に選んでいいよってフリーナに言われるんだけど「私から君に出来る事がこの程度の事で申し訳ないが、君には選ぶ権利がある。もう神を演じる必要はないのだから、何でも言えばいい。今のフォンテーヌは君達のおかげで存在するのだから。」っヌさんは返す。
民は何も知らないが、ヌヴィレットだけはフォカロルスとのことを知っているから、その長いときの重要性を人よりも分かっていて、それがこの程度ことで補えることだとは思ってない。
ただフリーナもフリーナで、
「別にお礼を言われたくてやってたわけじゃない。あれは僕と彼女なりの…フォンテーヌという街への愛があったから…勿論本音を言うなら、その果てしなさがとても辛かったけどね。」
って返してなんか二人でしんみりしてしまう。
「…コホンまあ、僕に選ぶ権利があるのは当然だからね!じゃあそうだな…美味しいケーキ屋が近くにあって…キッチンが広くて…あ、ここから近いところのほうがいいのかな。神としての仕事はないけどさ、やっぱある程度歩きなれてる場所のほうがいいし、…君はどう思う?」
「私の個人の意見を求められてるのか?」
「そうだけど?」
「ある程度私の目に届く範囲に居てもらえるなら、何かと手配はしやすい」
「…僕いなくて寂しくない?」
「わざわざそれを私に言わせるのか?」
「ふふ、君の観劇のお供くらいになってあげてもいいけどね。
まあ、暫くはのんびり過ごすさ…今更僕が民に溶け込める生活ができるかはわからないけど、形だけでも暮らせたらいいな」
って窓の外見て日常の景色を噛みしめるフリーナ…