劇場版まどめ妄想ある日、ザガンの下へ献上された怪しげなネックレス。
それが全ての始まりだった。
禍々しく、赫い光を放つ宝石は、かつて何百という魔族の亡骸の下から発見されたという曰く付きの品。
ザガンは眉唾物だと思いながらも、そのあまりの異様さに破壊を決断する。
しかし、破壊の一撃が放たれた瞬間……ネックレスは、覚醒した。
数多の魔族の魔力と怨嗟を取り込み呪具と化したネックレスが城内を暴走する。
巻き込まれる寸前のシャスティルを庇ったのは、誰あろうバルバロスだった。
ネックレスはバルバロスを取り込み、その身体を、知識を、能力全てを奪い取っていく。
嵐のような魔力の奔流が過ぎ去った後ーーー
ーーーそこに立っていたのは、もはやバルバロスではなかった。
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