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    ツィリレスのすすめ

    5年前編

    5年前のツィリルは先生に対して結構ツンツンしていますよね。これは赤ちゃんに母をとられた子どもみたいなものだと思っています。ただ、ツィリルは母(レアさま)に甘えることはできないのでその悔しい気持ちを全部先生にぶつけているのです。それでも喜びが隠しきれなかったり、ツンツンしようとしているところがわかったりしてかわいいです!


    5年後編+S支援

    S支援を見ていない方への概要
    ツィリルが今後どうしたらいいのか途方に暮れているところを見た先生が「もう逃げられない」と指輪を渡すところから始まります。ツィリルは「呪い?!逃げたら死んじゃうの?」と驚き、それならば…とガルグ=マクに留まる決心をします。ただ、指輪が簡単に外せそうなことも自ら指摘し、先生から「外す?」と聞かれると「ここにいる理由だから、外さない」と返します。また、この後に爆弾発言をします。「……ありがとう、先生。ボク、アナタのこと大好きになっちゃったみたいです。……ずっと前から、好きだったけど。」

    S支援の解釈
    初めに見たとき「逃げられない」「呪い」の唐突さにびっくりしませんでしたか?わたしはしました。これ、先生が結婚の意味で自分から逃がさない!という感じに指輪を渡しているように見えるんですが、このガルグ=マクから逃げられないよという意味で渡してるんじゃないでしょうか。ひいては、先生はいまだに自分の意志で選択しきれない、また異国人としての遠慮があるツィリルにガルグ=マクに残れる理由を渡してあげているのです。ツィリルもこの場所から逃げられないという意味をちゃんと受け取って指輪を「呪い」だと返していますが、「ここにいる理由だから外さない」と自分の意志で指輪を外さないと発言しているので、本当に呪いだとは思っていないことがわかります。先生はツィリルを大事に思っているからこそ、自分の意志で居場所を選択できるようになるまでの繋ぎとして指輪を渡したのではないでしょうか。指輪はジェラルトが大事な人に渡せと言った形見。そんな大事なものを迷える相手の行く末を案じて使えるのって、愛じゃないですか??ツィリルから先生へ感謝の言葉もあることから、ツィリルは先生の計らいを察していることもわかります。そしてツィリルが「ずっと前から好きだった」と告白することで変わっていきます。このツィリルの発言がどれくらいの好感を表すかというのは、英語版のテキストによってわかります。英語版では「Love」とはっきり言っており、また、「ずっと前から」も「初めて会ったときから」と言っています。これを踏まえると、ツィリルは後からきて大好きなレアさまのことを奪った先生を、自分が好きになってしまうのを認めたくなくて、ツンツンした態度をとっていたということがわかります。


    後日談編 士官学校
    後日談で、ツィリルは一旦先生の命令で士官学校へ再入学します。※金鹿・銀雪ルートでは離れ離れになることを嫌がって渋ります。

    先生はツィリルから告白され、両想いだということを認識して動いていますが、ツィリルは先生が自分のことを好きだとは思っていません。指輪を渡されたのも自分の居場所を作ってくれた方便だと思っているし、みんなの先生が特に自分のことを愛してくれる自信もなかったからです。士官学校に入るように言われたのも、部下として働けるようにという意図だと思い、余計に自分に気がないと思ってしまいます。


    後日談編 士官学校卒業後
    士官学校を卒業するとベレスはツィリルとの婚姻を宣言します。「突然のことに周囲は戸惑ったが、誰よりも戸惑っていたのはツィリル本人だったという。」という文とともにツィリレスの後日談は締めくくられます。

    ツィリルがなぜ誰よりも戸惑っていたのか?先生のことを好きじゃなかったから、では、ありません。まさか先生が自分のことを好きだとは思っていなかったから、です。日本語で「戸惑い」というと困ったというニュアンスがありますが、英語版では喜びとともにという単語が添えられています。つまりここでのツィリルの気持ちは「結婚したくない」のではなく「ボクでいいの?」という気持ちなんです。だってそうでしょう、差別を受けてきた外国人で、学校卒業したての若輩者が国王もしくは大司教の夫になろうというんですから!先生も不器用な人で「指輪を渡して意図も伝わっていたようだし、ツィリルからも好きだと言ってもらったから結婚しよう」と突っ走ってしまったんでしょうね。ここでやっとツィリルにとって、数年かけての片思いは両想いになるんです。
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