無題***
一心不乱に腰を振る姿を、デイモンは見せつけられていた。顔を反らそうにも彼女の部下に押さえ付けられ、結合部を見せつけられる。女──ジョットが股がるその男は、デイモンが同性ながらも想いを寄せるGであった。
泥酔したのかさせられたのか、ただ気持ち良さそうな寝息を立てている。時折ジョットの締め付けに反応し声を上げた。
「ほら、デイモン、ちゃんと見るんだ。Gのなにが、私のどこに、入ってる?…あ、ん……硬い……!ああっ❤️」
「貴女という人は……!」
彼女が寝ているGの股間を晒し、舐め上げて勃たせ挿入という最初から今に至るまで見せられるという拷問。耐え難いものであったが、眼を反らせられなかった。悲しい性だった。
「あっいや!だめえ……ビクビクいって……❤️いくっ、あ、あ、あ………❤️」
「やめ……」
デイモンの前でM字に開く足と腰が震えている。そしてGの袋も。
「中に出して……!私、ああ…っ!孕んじゃう……!Gので…………❤️」
細腰がうねる。収まり切れない大量の精液が、ごぽごぽ結合部から溢れ出た。
「あつい……Gの……気持ちいい……❤️」
デイモンの眼から、一筋の涙が流れる。この女は魔女だ。悪女だ。だが自分では勝てない。Gを奪えない。まざまざと見せつけられた気がした。
「ん……」
余韻を味わってから、ジョットは腰を浮かせGから離れる。
流れ出る精液も構わず、今だ夢の中にいるGに口づけを数回した後、ベッドから降りデイモンに近寄ってきた。すでに白濁は床にまで垂れている。
「汚らしい女だ、貴女は……!」
「お前が、私のGに手をだそうとするからだよ、デイモン」
笑うその顔は、狂気が宿っている。
「私はGに、子を産んでくれと毎晩毎晩犯されてる。中に出され避妊は許されない。Gが私を求めてるんだよ」
わかっていた、そんな事は。仕事中、観葉植物を影にてキスをしていたり、ソファでセックスをしていたのも知っていた。
「この大きな胸も、名器とGが言ってくれる女の壺も、みんなGが育ててくれた。私の体はGに調教されたんだよ、長い時間をかけて。その意味は解るな?」
ジョットが脚の間に右手をやり、溢れる精液を指に絡めた。
それをデイモンの頬に持っていき、涙に重ねる。瞬間、彼の咆哮が部屋中に響いた……。悲しい叫び声だった。
終