無題「G…、おねがい…、もぅ…休も…」
「……」
聞こえるのはGの荒い息だけ。どれくらい入れたままにされているのだろうか。縋り付く力もなく、ただただジョットは受け入れるしかない。
3ヶ月前のこと。
ジョットは突然女になってしまった。
「え?なに?あれ?」
一体どういう事なのか本人も理解出来ず。幸いなのは、仕事が終わってGと二人だけで過ごしていたというぐらい。
突然一回り小さくなった恋人にGも驚いたが、丸みを帯び、益々可愛くなった恋人を抱き締める。
「俺はお前が男でも女でも構わねえよ…」
「いや受け入れるの早いな」
いつもよりかなり柔らかい。胸も大きく張りがある。唇もふっくらしていて、元々美しかった姿が更に色っぽくなってしまった。
「勃つ…」
「G!」
「女ってことは俺の子ども孕めるのか…」
「はらっ…」
その言葉に真っ赤になってしまうのも可愛らしい。というかいちいち仕草が可愛い。
「ガキはいてもいなくてもいいが、お前を孕ませるのはかなりいいな…。俺のものだって周りに自慢出来るし」
「アホか!俺は…お前の赤ちゃん欲しいけど」
もじもじして言うものだから、誘っているのか!とGは早速押し倒した。
それが毎日。
シエスタでも襲ってくるので流石に止めに入る有様だ。
「G!落ち着いてくれ。俺が持たない…」
「……その」
「どうした」
「孕むまでは耐えてくれねえか」
「はぁ?!」
耐える、という言葉は適切ではない。ジョットだって確かに気持ち良い。気絶してしまう日もあった。だが睡眠時間が削られるのが地味に辛いのである。
「お前は…」
「んっ」
「今は男を受け入れたら孕む体になっちまってんだ」
「そ、それは…」
「もし俺以外の男が…、と思うと頭がおかしくなる。だから…」
そんなわけない。他の男を受け入れるなど。ジョットはずっとこの男を愛し続けてきたのだから。だが言葉だけではこの男は止まらない。
「…少し休みを取ろうか…」
「ん」
「お前が満足する…、いや、俺がお前の子を孕むまで…」
**
更に5ヶ月後。
努力の甲斐があり、ジョットはほんのり膨らんだお腹を撫でていた。Gも嬉しそうに手を重ねる。
「…これで安心したか?」
「…そうだな…」
なぜ突然女になったのはわからないが、男だった時と同様Gは愛でてくれるし、子も孕む事が出来た。ボンゴレの血が子孫を残すために…?と過ったが、Gの顔を見てどうでもよくなってきた。
「三人は欲しいな」
「うん…」