Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    秋蔵

    ラクガキとか進捗とか。
    Twitter▶︎ https://twitter.com/idiot_55555

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 17

    秋蔵

    ☆quiet follow

    ステマク+ジェイク兄ちゃん

    Tap to full screen (size:1000x665).Repost is prohibited
    🙏🌋❤🙏🙏🙏🙏🙏😍😭🙏💖😭👏😭😭💞💞💞💯💒😍👏💯💯💯💯💯💯💘👏💕🍑😍💗🍑🌠🍑🙏💞☺🍌🌋🌋😭🙏💙🍼
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    pa_rasite

    DOODLEpixivにアップしてたの引っ込めたのでこちらに
    過去ログ31これが夢だということはすぐにエディは理解していた。自分は決して反社会的ではなかったし、暴力沙汰も好まなかった。だから今、この両手が血に染まっていることは夢だとすぐに気づくことができた。骨まで焼けつくような憤怒も。今すぐにでも目の前の男を殺してやりたいと思うほど増幅する殺意も。

    「俺はお前なんか知らない」

    目前の人物は細身ながら引き締まった青年だろうことが伺える。赤と青のスーツに身を包んだ体は地面に伏していた。エディが、ヴェノムがそうさせたのだ。拳で殴打し、腹部を蹴り上げ、爪で皮膚を裂いた。猫が鼠を嬲る残忍さだった。普段のヴェノムからは想像もできないような行動だっただろう。これが正義の元の鉄槌だったとしても決してここまでするはずがない。そして今はあんなに煩わしかったはずのヴェノムの声は聞こえなかった。何度も呼びかけてもお節介なエイリアンの声はエディの耳にも脳にも届かない。声はなくともエディに響く言葉はあった。それは一つ、『殺せ』。それだけだ。戦意を失った奴にトドメを刺せ。心臓を抉り出せ。脳を食い破れ。到底正気ではない言葉が投げかけられる。どうしたんだというエディの問いかけにも応えない。いくら夢であってもこんな悪夢があってたまるだろうか。
    5283