答えはkissのあとで1.
ジャッカルは悩んでいた。それは彼の後輩、切原赤也についてである。
テスト期間というジャッカルにとって胃の痛くなる時期が到来した。ジャッカル自身成績を残せるよう勉強に身を入れているが、自分のテスト勉強以上に気がかりなことがあった。
赤也の英語である。
全教科赤点寸前部活動停止レベルギリギリで生きている赤也に立海テニス部3年はテスト前になるとそれぞれ担当教科を持ち、教えている。その中でジャッカルは英語を担当していた。
苦手科目に挙げているだけあって赤也の英語能力は壊滅状態、やる気を出させるためにジャッカルは毎回70点以上採れたらご飯をおごるという約束の下赤也の英語を見ている。結果、70点以上を採れたことはないが赤点以上ではあるので一定の効果が出ていることにジャッカルは安堵している。そしてなぜか約束の70点以上を果たせていなくとも赤也にご飯をおごっていた。本当にどうしてだろう。
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