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    ねこもり

    @nekomori_yuki

    人を選ぶような内容のつむ夏の小説を上げていく予定です。未完のものもこちらに上げていきます。進捗もこちらを使います。

    ※おそらくハード系/メリバ/倫理観のないもの/暴力的なもの等、私の性癖にしか考慮されていない作品が多くなります
    なにかあればこちらへ!
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    ねこもり

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    雪降る街のフェアリーテイル 物語の始まりはいつだって雪の降る朝だった。

     この街は春を知らない。そのせいでこの街で手に入る書物の大抵の舞台は雪が降っている。ページをめくる手を止めて青葉つむぎはひっそりと息をついた。図書館は静謐だが、憂鬱さを隠すにはあまりにも明け透けだ。

     今日も変わらず、既に起床したときからハルツの街に雪は降っていた。
     けれどこの時期には珍しく控えめにしんしんと降り積もっているから、どこか調子外れな朝だった。
     街に一つある大きな図書館へ来る頃には雪は普段通りの顔をしてごうごうと降り積む。返却期限を少し過ぎてしまった本たちは故郷に戻れると嬉しそうにしている気がして、自然保護官の激務で本を借りるのは少し控えるかと思ってしまうぐらいだ。

    「……はあ」
     固まっていた体をほぐす。パキパキと骨が鳴って、その音の響き方に驚いて首をすくめた。ふと隣に誰かいる気配がして、つむぎはこっそりと右隣を覗き見る。
    (……綺麗な人だな)
     隣に腰掛けハードカバーの本に目を落としている青年がいた。線が細くて赤毛を片側だけ長く垂らしている。不思議な雰囲気をまとう人に見えて、つむぎの胸は非日常の空気に高鳴る。しゃら、と紙をめくる音がしてその細く繊細な指が物語を追っている。ぼうっと見惚れていると不意に彼が目を上げた。
    「っ」
     ぱちんと視線が合う。不可解そうにつむぎを見たのは子供の頃図鑑で見た琥珀に似た色合いの細く釣り上がった瞳だ。思わず息を呑む。この街に、世界に、これほどまでに美しい人がいたなんて。それは嵐の日の雷にも似た衝撃だった。
    「……何カ?」
    「え?……へ?」
    「……さっきからずうっとボクを見ていますけれド、何か用でモ?」
     ぽつりとこぼされたのはひどく不機嫌そうな低い声。つむぎより声が低くてその顔立ちの綺麗さと声のアンバランスさにびっくりする。
    「そ!の本……、面白いのかなあ、って……?」
     口をついて出たのは呆れるほどにどうでもいい言葉だった。後悔。こんな人に話しかけられるのなら会話のシュミレーションぐらいしておけば。いや、そもそもこの人に話しかけられるに値する格好を自分はしていただろうか。ドッと後悔の波が押し寄せる。変な汗がにじんで気がつけばコクリと喉を鳴らして唾を飲み込んでいた。
    「……ウェルナー・ベルケルをつまらないと称する人はイカれていると思うけド」
    「そう、ですね……?」
     思っていたより刺々しい。勝手に見ていた理想との落差に苦く笑った。鼻を鳴らすとそれきり彼は本に目線を落としてしまう。これ以上醜態を晒すわけにもいかず、つむぎは席を立った。どうか彼にまた会えますように、と昔から信じていない神に奇跡を願って。


    ▷▷


    「よう、新人。今日も自然保護区へようこそ!デイリーボーナスはワーグの糞の片付けだ」
    「……それ、ボーナスではなくデイリーミッションでは?」
     豪快に笑う先輩に苦笑を返して、ロッカーへ近づく。大きな暖房器具はごうごうと音を立てて稼働していて、エアコンの他にもいくつかこの詰め所を温めるために勤勉に働いていた。
    「つむぎはもっとふざけるべきだ」
    「あはは……こういう性格なんです。なんの面白みもない男ですよ、俺は」
     軽口を叩いて制服に腕を通す。黒に近い緑の制服はこの秋から着任したばかりのつむぎをまだ不格好に飾っていて、己の存在の不安定さに早く馴染みたいと思った。
    「それで、今日の予定だが……」
     自然保護官は基本的に二人一組で仕事をする。その理由は簡単で、不測の事態が起きても片方が詰め所へ連絡を入れるためだ。首からウィッチクラフトの危険信号笛を提げるといよいよ仕事が始まる。雪が降りしきるハルツの自然保護区で、つむぎは世界に馴染むために今日も息を始めた。


    1
     悪夢をよく見る体質だった。
     十ニ月の第三週も半ばを過ぎた冬の朝。つむぎはその日も悪夢から跳ねるように飛び起きて、整わない呼吸を必死に繰り返した。
    「っ、はぁ……」
     息を吸い込むと喉が痛む。きんと張り詰めた空気が部屋に満ちている。どうしたのかと思考を悪夢から引き剥がして回すと、そういえば空調の機嫌が悪かったと思いだした。
     この街の夜に暖房を焚かないことは自殺行為と同義である。それは越してくる際に役場の人にこんこんと詰められた注意事項だった。
     暖房器具は他にもあるからと主要なエアコンの不調を軽く見ていたが、なるほどこれは確かに自殺行為である。
     部屋は冷たい空気で満ちていて、つむぎの体はゾッとするほど冷たくなっていた。痛みを感じない体質のせいであまり気がつけなかったが、どうも末端のほうが凍傷一歩手前のようだ。
     慌ててすべての暖房器具を最高に強め、生命維持のため死にかけのエアコンにも無体を強いる。人間が生きることのほうが大事なのだから、仕方ない。
    「うう、寒い……」
     窓をバシバシと叩きつけているのは吹雪いている風だった。静かな室内に雪が叩きつけられる音がする。締め切っていた分厚いカーテンを開けると空は案の定どんよりと薄暗い。朝だというのに随分と不景気な顔をしている。

     つむぎがハルツの街へやってきたのはつい数週間前のことだ。新人自然保護官としてこの街の自然保護区に着任した。
     自然保護官の大学は一般のものより卒業時期がおかしい。それはひとえに保護対象である生き物たちがこの時期を好むからである。そんな経緯で大学を出たばかりの、もちろん自然保護官バッジだってつくられたて。そんなぴかぴかのひよっこを雇い入れてくれたのはこの街しかなくて、就職活動にてこずった結果がこれだ。
     この街が嫌だったとか、故郷を離れたくないだとか思う気持ちは一切ないが、こんな辺境の土地の自然保護官だなんて出世の道は閉ざされたと友人には嘆かれたものだ。つむぎ本人としてはこれでもいい職場だし出世欲もこれといってないのでそんなに嘆くものだろうか、というのが本音だった。
    「それにしてもこの天気だと朝なのか夜なのか、見ただけじゃわかりませんね……」
     スマホを開いて動画を流す。時刻は朝の十時半だ。
     今日はたしか通販で買ったものが届く予定がある。こんな吹雪の中配達をしている配達員たちには頭が上がらないなと思いながら、ようやく温まってきた室内でお湯を沸かす。

     軽快な電子音が鳴り響いた。マグカップにお湯を入れたすぐあとのことだった。
    「青葉さん?青葉さーん、お荷物ですよー!」
    「ああ、はい!今行きますね〜」
     ちょうどココア用の湯が沸いたところでインターホンが鳴った。つむぎがぱたぱたと玄関へ向かうとすっかり顔なじみになっていた配達員が苦笑して段ボール箱を持っていた。
    「もう、白鷺川に近い地区の担当は特に寒くてかないませんよ」
    「あはは、お疲れ様です」
     軽い雑談を交えつつ荷物を受け取る。一言二言会話を交わすと配達員は頭を下げて車に戻っていった。彼がいなくなって静かになった室内でつむぎはため息を深くつく。
     どうにもだめなのだ。こういう関わり合いは、煩わしいと思ってしまう心が昔からあった。

     ――ひととかかわることは不得意だ。
     つむぎが本音でしゃべると人を困惑させてしまうのは昔からの癖のようなものだった。つむぎはどこかずれているらしい。自覚は正直したことがないがそうなのだと皆が言うから、話す言葉には気を遣うようにしている。そのせいで元から器用でもないのに、対人関係のあれこれに余計手こずってしまって気が付けば変人扱いだ。
     それをひた隠しにして新天地で心機一転と始めたはいいものの、気を遣って人とかかわることは神経を使う。おかげでここ数日マーケットにさえ行けていなかった。
     これじゃあだめだと思うのに、どうしても打開策が見つからない。とりあえず段ボール箱を引っ越しの片づけが終わっていない室内に適当に置く。
     部屋はいまだ段ボール箱たちに支配されていて人が住んでいるような環境じゃない。足の置き場さえないような乱雑で、人の住む気配なんてベッドにしかないようなものだ。
     けれど、寝に帰るだけの家の片づけに時間をかけられるほど体力も気力も今の所出てくる予定はない。

     温かいココアを口にして、今日は久しぶりにマーケットへ行こうと決意する。もう食料が底をついているから、死なないためにもそのぐらいの煩わしさに向き合うべきだった。


    ▷▷


     街を北上していくと繁華街に出る。繁華街の大通りにマーケットは存在しており、様々な店が居を構えていた。中通りと交差する道を入り、つむぎは慣れない足取りで人混みを歩く。今日は散歩も兼ねて四番街の方へ向かうつもりだった。
     街なかを歩いていると目につくのは頭の上に耳を生やした人々の姿だった。まだその景色を背景として注視せずに行けるほどハルツに慣れてはいない。

     ――ハルツには、自然保護区がある。そのおかげでこの街には人ならざる民が多く集まりやすいのだと聞いた。

     土地にもよるが、人ならざる民たちは様々な種類をしている。ここではライカンスロープ(北の狼人間)が多い。大きな耳を頭に生やした子供がつむぎの横を駆け抜けていく。ふさふさと尻から尾が垂れていて、動くたびに左右に揺れていた。
     その毛並みを見ていると悪夢がさっと脳裏を通る。
     今日の夢は赤い狼がこちらをじっと見ている夢だった。居心地がいいとはお世辞にも言えないピリついた空気の中、つむぎは冷や汗を流しながらその狼と対峙していたのだ。動いたら噛み殺されるような緊迫感のせいで体は変に張り詰めていて、起き上がると痛みが走るほど緊張してしまっていて苦労した。
     子供から目を逸らし、マーケットの立ち並ぶ店に意識を移す。色鮮やかな野菜や果実が真っ白ばかりのハルツを彩っていて、ほっと知らずのうちに胸を撫で下ろしていた。
    「すみません、アプフェルをひとつ」
     適当に指さした赤い果実ひとつ。特に購入する予定はなかったものを買ったのは気分を変えるためだった。みずみずしいそれを手に取り、バッグにもぐりこませる。
     今日は色々と買い溜めする予定なのだ。時間は有限だし商品も有限。悪夢に引きずられている場合じゃない。ふうと息を吐くと真っ白に染まる。その色を見て、つむぎは前を向いて歩き出した。

     と、そんな意気込んだ気持ちは、けれどあまり長く続かなかった。
     寝不足がたたったのか、ふらふらと足がよろける。意識もどこかふわりと宙に浮いているような心地で困りきってしまう。こんなところで倒れるわけにもいかず。しかしカフェに入るにも今甘い食べ物の匂いを嗅いだら吐き戻してしまいそうだった。ふらふらと適当に歩いていると気がつけば四番街の路地裏に入っていたようで。
     薄暗い道の先へ、なにかに導かれるようにつむぎは足を進める。この先に何かある気がした、というか、なにか作為的なものを感じていた。チープな言葉に変えるのなら、運命とかいうやつだろう。多分。
    「……“猫のオリィ”?」
     たどり着いた道の先。木製のドアに黒い掛け看板がぶら下がっていた。そこには白いチョークで“猫のオリィ 開店中”と書いてある。なんの店かは全く分からないが、とりあえず体調が限界を迎えているからとそのドアを押し開けた。

     カランカラン、とドアベルが軽い音を鳴らす。ドアを開けた途端にぶわりと暖かい空気が肌を撫でる。次いで感じたのは爽やかなドライハーブの香り。それは悪いものではなく、どこかほっと安堵の息をこぼしてしまうようなものだった。
    「いらっしゃイ、猫のオリィへようこソ…♪」
     特徴的な声が聞こえた。聞き覚えがある。ばっと顔を上げて声のした方を見ると、そこに居たのはいつかの図書館で見惚れてしまった綺麗な青年がにんまりと猫を撫でながら猫みたいに笑んでいた。
    「……君、は」
    「なんの用事かナ?人を呪いたイ?それとも恋のお手伝いを求めていル?君はボクに何を望むんだイ」
    「……へ?なんの話ですか?望む、って?」
    「アァ、そういう態とらしいやり取りはいいヨ。カマトトぶってる子に渡す魔女の秘薬は無いからネ。この店へ入れたということは何かを強く望んでいるのだろウ?」
     何の話だ。困惑して眉を下げて立ち尽くしてしまう。すると彼も何かおかしいことに気がついたのか、ぎゅっと眉根を寄せてつむぎを値踏みするようにざっと見ていた。
    「……ここはウィッチゲシェフト。魔女の店だヨ。貴方はこの店のドアを開けテ、お客さんになったんだけド……どうやら手違いで迷い込んでしまったようだネ」
     なぁん、と彼のそばにいた猫が鳴く。その喉を撫でると赤毛の青年はカウンターから立ち上がってつむぎの側へやってきた。つむぎより背が低い。やはり今日も線が細い体をしていた。その首筋の白さにごくりと喉を無意識で鳴らしていて、頭を振って変な思考を必死に追い出す。
    「迷い込んだ子羊さン?とりあえず簡単なおまじないの掛かったチャームをあげるかラ、ここの店のことは忘れることダ」
     ぱちん。目の前で指が鳴らされる。彼がはぁと嘆息して、おかしいなぁと呟いたのを見つめてしまう。
    「……ン?どうしたノ、お帰りはあちらだヨ」
    「なんで指を鳴らしたんですか?」
    「……エ?魔法がかかっていなイ?……そんなわけないけれド…、君、どうやってここへ入ってきたのか覚えているかイ」
    「えっ?はい。もちろん。気分が悪くて歩いていたら、ここの店を見つけたんです。そうして開けたら君がいて……運命ですかね?俺、君とまた会いたいと思っていたんですよ〜!図書館で見かけたときは綺麗な子だと思っていて、もし機会があればまた会って話がしたいなあって!」
    「……魔法が効いていなイ」
    「魔法?」
     ぼそりと呟かれた言葉を聞き返すと彼はぐしゃっと表情を歪めてつむぎを睨みつけた。
    「君、本当に一般人なノ?自然保護官の仕事に浸かりすぎて魅入られてたりするんじゃないノ、青葉つむぎくん」
    「え?そういった事故は起こりえませんよ。起こらないように徹底されていますから〜。……?あれ、俺の名前、教えましたっけ……?」
    「君は有名だからネェ。新人自然保護官様?」
    「自然保護官の情報ってそんなに流れやすいんですか?」
    「マァ、娯楽の少ないこの街じゃ仕方ないことだヨ」
    「……少し残念です」
     片方の眉を上げて琥珀色がつむぎを映す。
    「君があの図書館で会った俺のことを覚えていてくれたんじゃないか、って思っていたのに。運命を感じていたのは俺だけだったんですか……?」
    「運命、ネ…馬鹿馬鹿しいことこの上ないヨ」
     鼻で笑うとカウンターに肘をついて、彼は芝居がかったように指を鳴らす。
    「わっ」
     パチン、と鳴った途端にふわりと彼の目の前に瓶が現れる。つむぎの反応に喉を鳴らして笑うと、目を細め、低い声をその唇から紡ぎだす。
    「改めテ……ボクは逆先夏目。このウィッチゲシェフト“猫のオリィ”の店長であり魔女ダ」
    「……はじめまして。俺は青葉つむぎ。自然保護官をしているただの人間です」
    「そウ……これきりの出会いだろうけド、よろしくネ」
     彼はそう言うと現れた小瓶をつむぎに差し出す。丁寧とは程遠い所作はつむぎを歓迎していないのだとありありと表していた。苦笑して、これは、と尋ねる。面倒臭そうな視線を向け、もったいぶってから彼は説明を始めた。
    「安眠のお手伝いをする薬だヨ」
    「……安眠」
     オウム返しに言葉を発してしまう。阿呆のようだと思ったが、それは彼も同じだったらしく低く心地の良い音でくつくつと笑われる。
    「眠れていないんだろウ?懐かしい匂いがする君に特別サービスだヨ。願わくばどうかボクのことは他言しないようにネ。ただの善良な隣人に牙を向くような自然保護官ではないだろウ」
    「へ?え?どうしてそれを?眠れていない、って?この薬はなんですか?特別サービス?」
    「質問ばかりだネェ」
     困惑のままに、なぜどうしてとつむぎが子供のように口にしている姿を見て、彼──夏目、が愉しげに目を細めている。
     猫の顎を撫で、細い指先が毛先をもてあそんで、なぜだかその所作が厭らしく映った。
    「さぁサ、もう魔法が解ける時間だヨ。出ていってくれるかナ」
     くつりと喉を鳴らし、野生の獣のようなしなやかさのある笑みを浮かべた夏目が指を鳴らす。大仰なしぐさは彼の癖だろうか。動作をぼうっと見ていると、不意に視界に鮮やかな光が差す。
     視界のすべてがその光に埋め尽くされ、次に視界が明瞭に戻るとそこは四番街の氷樹通り(いわゆる目抜き通り)だった。
     人々の喧騒が昼過ぎの街を明るく飾り付けている。街はちっぽけな人間一人の事情など知らず今日も賑やかさをさらけ出しては人の熱気を栄養にして元気に活気づいていた。げんなりしてしまいそうな騒がしさにつむぎは目をまたたかせる。

     まるで、狐に騙された時のような突飛な経験をしてしまった気がした。あれは昼にみる夢、白昼夢とかいうやつだろうか。あまりに寝不足で、疲れ果てた脳みそが眠りこけて夢を見てしまったのかもしれない。
     夢か現実か。悩もうが信じようが、手中にごろりと存在を主張している小瓶の冷たさだけが鮮明で。きんと冷えたガラスの温度だけが、今起きた摩訶不思議な出会いがつむぎの幻覚ではないのだと教えていた。
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