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    まいか

    えっちなのとからくがきとか進捗とかwebオンリーの展示とかごった煮。
    X離れの波を受けて暫定的に投稿再開しました。

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    まいか

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    現パロ。フリーランスの翻訳家と麻酔科標榜医のイゾマルが幼なじみで恋愛結婚してるということだけわかってれば読める短文です。

    #イゾマル

    ビトゥイーン・ザ・シーツ カツンと小さくぶつけたガラスに注がれた淡黄色のカクテルの名前を思い出した途端、連勤の疲れも吹き飛ぶほど目が覚めた。――なんで、なんでなんでなんで!今日って何かの記念日だったか?さすがにそれなら、いくらそういうことに頓着がなくても覚えている……はずだ。この間なんてあまりにも覚えやすいエースの誕生日をど忘れしてしこたま肉を奢らされたので、だいぶ自信はないけれど。
    「この色、お前の髪みたいで綺麗だな」
     まだグラスに口を付けてもいないのに酒精にあてられたかのように紅潮した頬をするりとイゾウの指先が撫でるから、いよいよマルコは悲鳴をあげそうになった。あつい。溶ける。なんで、こんな。もうただの幼馴染だった時間より、結婚してからの方が長いのに。
    「な、なあ、今日って、何かあっ――」
    「特にないが……そろそろお前が足りなくて死にそうだった。って言ったら、診てくれるか? センセイ」
    「〜〜……っ!」
     カウンターを、上階のスイートのルームキーが滑る。その意味を察せられないほど初心ではなかったが、マルコはただただ首を縦に振ることしかできなかった。
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