存在が消えるフリーナちゃんの話 後編存在が消えるフリーナちゃんの話 後編
ペルヴェーレは移動船の室内を歩き、一つの部屋に入る。
そこにはカプセルがあり中にはフリーナが眠っている。
彼女の意識は今、夢境の世界にいるのだろう。
「ペルヴィ」
「クリーヴ。そこに居たのか」
「ええ。フリーナって可愛いから見ていて飽きないの」
クリーヴはそういうとカプセルの上に座る。
「クロリンデもいたのでは無いか?」
「彼女なら、ナヴィアがゲームをするとかで連れて行ったわ」
なるほど。だから居ないのか
ペルヴェーレ、クリーヴ、ナヴィア、クロリンデ、そしてフリーナは本来、テイワットという大陸で生まれた。
ペルヴェーレ以外は水の国のフォンテーヌの出身であり、今、彼女達がこうしてテイワットから離れた大陸で旅をしているのは故郷のテイワットがこのままだと崩壊する未来でありそれを防ぐ術を調べる為。
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