Telegrof of 繧ク繝代Φ繧ーAstromoomical Obcervataryy(hidd繧ク繝代Φ繧ーAstromoomical Obcervataryy caughted thiz telegrof in 112,38.2.
Itt diffirz from ebury languaje all overe the warldu thereforoo decoding by anthrovolojists or akaiolojists ought not to gou on.
:COUSION:
・Non of ani nasion has done a space exprolationyy
・Thiz arkaive is to gettt deletedd
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21XX年(私自身分からない)のいつか、たぶん出発してから70年は経ってるはず、今日を1月1日としてみる、せめてカレンダーに印をつけていくべきだったな。
この電波を私が地球に送っているのは...アイツに悟られないように助けを求めるためだ。
多分もうかなりの距離を移動した、それは比喩でもなんでもなく光を超えるスピードで進んできたからだが、そのせいでこの電波が届くのはだいたい...まあ数万年はかかるだろう、でも私たちが地球に残してきた連中が生き残っているのを信じてこれを送ってるぞ。
ドイツ、イタリア、アメリカ、イギリス...あぁ!まだ名前を憶えている、まだ私はまともだ。
...まともじゃないのはアイツがだが、順を追って話そうと思う。
幸い、この通信室では音声を自動的に電波に変換して送ってくれる。
私の喋った声がちゃんと地球まで届くって訳だ。
まあ、そんなことは置いておいて話そう。
まずは...そう、あれは21世紀の終わりぐらい、光を超えるスピードの宇宙船が開発されて...そして...そう、慥か私とアイツが第二の地球と目されてきた星に向かうことになった。
宇宙船には様々な設備があって...
理論上、数十万年の航海にも耐えられるはずだった。
でも、私たちは?
完全にルーチン化された生活、変わらない景色、娯楽もまともになく...
...アイツがおかしくなり始めたのはそう、今から数か月前だ。
はじめは...そういう行為で気を紛らわすこともできたが、それも長続きはしない。
アイツは何を考えたか...多分、心を病んでしまったのか、まあ、それをここに記すことはしない。想像に任せる。
日付なんてものはこの生活では意味はなく、カレンダーもなかったから...日記という形式をとろうにも取れない、ので今日を1月1日とした。
...ッチ、アイツが来た。今日はここまでだ。
1月9日
...この宇宙船に窓はない。
地球の連中は耐久性がどうとか、安全性がどうとか言っていたが、目的の星がもう見えるくらいの距離にいるはずなのに様子が見えない。
まあ本当は見る手段もあったんだが...今は使えない。
まあ、緑豊かな自然...
それを見れば、アイツもまともになるだろうか。
いずれにせよ、新天地でアイツとは暮らしていくことになるんだ。そうなってもらわなきゃ困る。
第二の地球、ねぇ...上陸して、見るのが楽しみだ。
1月11日
さぁ、上陸準備だ。
あいも変わらずアイツとは話がつかないし、様子が変だが、まぁ第二の地球...
やっと外の空気が吸えるんだ。
3月17日
...よし、聞こえてるなッ!ようやく通信室に来れたッ
今アイツは探査に向かってるはずだから...今のうちに事の顛末を話すぞ。
...この二か月、私はずっと眠っていた。
いや、正確には眠らされていた、の方が正しいかもしれない。
そう、目的の星に着いた...はずで、今はその地面の上にいるはずだが、アイツが私をこの船から出そうとしてくれない。
...いいや、この機会だしアイツについて話そうか。
いまから数か月前...
そう、アイツが突然暴れだしたんだ。
あたりのものをやたらめったらに壊して回って、私が制止するのもずいぶん苦労した。
...そのせいで一部の設備が壊れてしまったんだがな、まぁ航海には支障はなかったのは不幸中の幸いだ。
...まあ、望遠鏡が壊れてしまって外の様子が見れなくなってしまったんだがな。
その日からだ。
アイツが明らかに私に対して過保護...いや、"アレ"は過保護の域を超えている。
あれは異常だ。そういうほかない。
時には私のことをベッドに縛って飯を口に運んでもらったこともあった。
...ちょうど赤ちゃんにするみたいにな。
時々逃げ出しては、この通信室に駆け込んで喋っていた。
その最初が、あの"1月1日"って訳だ。
あの異常な"親"から逃れたいところだが、今はしょうがない...
そもそもこの宇宙船から出られない。
...そろそろ時間だ。アイツが帰ってくる。
5月3日
...最近、アイツの監視の目が厳しい。
この前も通信室に行こうとしたら...
いや、いい。
そのせいで、また期間が空いてしまった。
...最近、気になることがある。
食事についてだ。
そもそもこの宇宙船では特別な設備を導入していて...まあ、食うに困ることはないんだが、それにしてもだ。
外は緑豊かな自然、食べられるものだってあるだろう、アイツはそれを採取してるんじゃないのか?
そんな特別な食材が並ぶことはない、数十年間ずーっと同じ固形物だ。
それに、最近もう一つ。
「水が足りない」
アイツがそう言ってるのを聞いてしまった。
いったいどういう...
やばい、アイツが来た!もう切るぞ!!!
11月23日
ああクソ、クソ、クソ...!
これが多分、私が最後に残す記録だ。
手短に言う、今私はアイツに追われてる。
扉の向こうでアイツの声が聞こえる。
クソ、アイツは私の体を...!
駄目だ、ダメだ...。
武器なんてない。
食べ物だって、もうまともに食べちゃぁいない。
そもそもおかしかったんだ、
あの時に気づくべきだった、
アイツの目的...!
クソ、なんて鈍感なんだ...!
違う、アイツは本当に狂ってたんだ!
...
ああ...
アイツが扉をこじ開けようとしているのがわかる。
もうだめだ、
せめて最後に第二の地球、その緑を目に収めたか
11月24日
[アクセスが拒否されました。データベースにアクセス中です...]
[パスワードを入力してください。]
[パスワードを変更中...]
[パスワードの変更が完了しました。]
11月25日
[パスワードの入力に失敗]
[パスワードの入力に失敗]
[パスワードの入力に失敗]
[中央システムの破損を確認。自己修復プログラム実行中...]
[約1分の音声データがあります。保存しますか?]
[Y/N]
[音声データを削除中...]
11月30日
[パスワードの入力に失敗]
[パスワードの入力に失敗]
12月5日
[パスワードの入力に失敗]
12月25日
[パスワードの入力に成功。データベースにアクセス中...]
[ようこそ。担当者様。]
あ、あー...
これで音声が記録できてるのかしら?
...さて、数万年後の皆さま、メリークリスマス。
...といっても、イルボンの定めた日付だけどね。
さて、どこから話しましょうか。
...イルボンは今ぐっすり眠ってるわ。ちゃんとご飯も水もあげてるもの。
随分足も細くなっちゃたみたいだけど...あの顔が見れるなら何でもいいわ。
...約一年前、私はこの目で見たの。
あの星の姿を。
...初めに目に入ったのは、荒れ果ててた荒野だった。
サハラ砂漠を悪趣味に何倍にも拡大してもっとひどくしたような、ね。
...私が出発した時にイルボンと見た、緑豊かな星なんてものはなかった。
数万年の間に何があったか...その時私はわからなかったけど、こんな景色をイルボンに見せるわけにはいかない。
...私は最善策は狂ったふりをすることだと思ったわ。
そして、望遠鏡を破壊した。...もう、二度と直せないと思わせるほどに。
でも、それは嘘。
こんな宇宙船が、破損を想定していないわけないでしょ?
...お馬鹿で可愛いイルボンは、そこに気づかなかった。
とっくのとうに望遠鏡は直してたし、使えた。...まあ、そのことをあの子は知らなかったんだけどね。
星について、あの子をこの船に閉じ込めて、何度も何度も遠征に出た。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
...でも、何も見つからなかった。あるのは、ところどころに見える半透明の柔らかい固体と、一面に広がる砂漠。
...生命の息吹なんて、どこにも感じられなかった。
はじめは目を疑ったわ。
私たちが長い年月をかけてたどり着いた希望の星が、こんななんてね...
私は一か月前、最後の遠征に出た。
...唯一希望があった、湖の跡のようなところの近くにある、小高い丘。
もし私が神様だったら、そこに世界の中心地を置くような、理想の場所。
...あったのは、独特な柄の入った、布切れだけだった。
その瞬間に私はすべてを理解したわ。
自然は破壊しつくされ、残されたのは砂漠と奇妙な固体のみ...
全ての点と点が線でつながった。
もう、地球に戻る燃料なんてない。食料はあるけど、水はもうない。
もう、私たちの運命もここまで。
...私はイルボンに一つ、隠し事をしていたの。
...1つ。楽になれるものを持ち込んでた。
1つしかないから...
半分こ、するしかないよね。
ハロー、皆さん?
まぁ...私が思うに、この言葉ももう伝わっていないのでしょうけど。
これで、私たちのミッションの終了を宣言します。
以上、この宇宙船からの交信はもうないものとしてください。
私はこれから...最初で最後の口づけを交わしますから。
[音声記録終了]
...
[生命反応が消失しました]
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