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    Fslt1kQc

    @Fslt1kQc
    ただのGE好き

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    Fslt1kQc

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    イス尋問『あいつ、全然話さないから通訳来るまで話し相手になりなさい』

     アナグラの一室。
     矢村カリンはそこへ歩く。
     扉を開く。
     天井のあかりがカリンを照らす。
     紫の偵察上下ではなく、濃い灰色のシャツとカーキのズボンという地味な服装。

    「よお!元気でやってるか?」

     カリンは人懐っこく笑って椅子に座る。
     眼前には両腕を拘束された、椅子に座っている男が一人。

    「これ気になる?あ~GEやってんだけどこういうのも仕事なのよね。ど~考えたって、兵士不足だってのに馬鹿だよなあ人事って」

     男は表情を変えない。


    「何語か分かんねえのもあれだしな、レッスンといこうぜ」

     カリンは男が座っていた椅子をサッカーのボールの様にかかとで蹴る。
     男は体勢を崩して倒れ込む。
     カリンは続けざまに椅子の足で男の喉を抑える。
     
    「雇い主は?」

     カリンは自分のイスではなく男を拘束し、首を圧している椅子に座っていた。
     背もたれに両腕を置いて、男を上から見ている。


    「知るか」

     男は喉を椅子の足で抑えられ辛うじて答える。
     耳障りなうめき声。

    「お~い間違ってるぞ。雇い主は?」

     椅子に体重を加える。
     ゆっくりとズラして喉の皮を潰すように、椅子の足は男の首に沈む。

    「ロシア支部の…!」
    「日本語喋れるのね。通訳はいらねえなあ」

     カリンはコンセントに向かって

    「副隊長!通訳いりませんよ」

     コンセントには盗聴器が仕掛けられていた。
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