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    o_juju_Pd3fJ

    @o_juju_Pd3fJ

    ゆちょのえっちなやつとか小説とか落書きとかラフとか置く場所
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    私の中のえそーさんのお兄ちゃんに対する想いがちょっと強め
    今日はちょっと短め

    転生オメガバゆちょ5「結納をすっ飛ばすね……私たちは兄さんがいいならいいけど親戚が何か言ってくるかもね、向こうの叔父さんも日本にいらっしゃらないんでしょ、しょうがないけど、先に婚姻届出しゃうのはどうかと思うよ」

    壊相のこめかみが脈打つのが見て取れる。ちくちくと小言を言うが、脹相と悠仁との婚姻に反対では無いようだ。壊相は婚姻届の証人の欄に自分の名前を書きながらため息をつく。二名の証人欄には伏黒恵、とすでに悠仁の友人の名が記入されている。
    印鑑をなかなか押せない壊相に、脹相は微笑んだ。

    「やはり嫁ぐのをやめるか」
    「そんなこと言わないでよ、兄さんが幸せになるなら私は応援したいんだよ」
    「お前達を置いていくのが寂しい」
    「すぐ行くわけじゃないでしょ?流石にお式は挙げなきゃ、色んな方向から怒られるよ、準備だって色々あるんだし、引越しは書類出して終わりじゃないんだから」
    「壊相」
    「なに」

    顔を上げた壊相の瞳は今にも零れ落ちそうな涙でいっぱいだった。脹相は幼い頃したように壊相の頭を撫でてやる。

    「三人一緒に居れて嬉しかった。二人はずっと俺の事を考えてくれていただろう?俺もそうだ。ずっと昔の約束を果たせて良かった。お前達が俺に気を遣って、自分たちの幸せを避けているのは知っている。だがもう大丈夫だ。俺は悠仁を見つけた。二人はそれぞれの人生を歩んでいいんだ、俺もそれが見たい」

    壊相は再び、感情を抑えるように溜息をついた。

    「それは血塗にも言ってやってよ」
    「もちろん」
    「私たちも、約束を果たせて良かったよ。兄さんはずっと後悔をしていたかもしれないけど、私達が死んだのは兄さんのせいじゃない。」
    「……お前、記憶が……?」
    「さあね、ずっと悲観してきたのは自分だけだって思わないことだよ。そりゃ、虎杖悠仁にはちょっと思うところはあるけど、二人の間にあったことも理解出来る。他人で、しかも子供が作れる体同士ならそうする以外ないじゃん。赤ちゃん抱っこさせてね」
    「……ああ、10人産むからな……」
    「じゅ……待って、あ、九相図+悠仁ってこと?」
    「俺は10人兄弟のお兄ちゃんだったからな、子供にも10人兄弟になって欲しい」
    「ふふ、兄さんらしい……体大事にしてよ」

    テーブルの上の書類には印鑑がしっかりと押印されていた。
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