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    カゲン

    すごくらくがきなのとか途中のとかを置くかもしれない

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    カゲン

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    チビ誕開催おめでとうございます!!遅くなりましたが、展示用に1つ漣タケ漫画描きました。
    何か気落ちしたことのあった日のタケルくんとそれに気付く牙崎くん、まだ微妙な関係の二人の小話です。牙崎くんがもだもだしてます。

    ++++++++++++++++++++
    チビ誕お疲れ様でした!期間が過ぎたので、鍵は外しました。見てくださったり反応くださった方ありがとうございました!見てない方もよかったらどうぞ〜

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    komaki_etc

    DOODLE漣タケ
    うかうか 電車で隣に座った人が、花束を持っていた。
     横を見なければ気づかないほどこぢんまりとした素朴な花束で、一輪、ひまわりだけが目を引くように鮮やかだった。
     隣の人はそれを嬉しそうに、大事そうに何度も抱え直すものだから、自然と目が引き寄せられてしまう。きっと、じっと動かない人であれば、花束を持っていたことにも気づかなかっただろう。
     花束は、職業柄、よく貰う。ドラマのクランクアップが主だ。ライブや舞台でもフラワースタンドを貰うが、持って帰れるものではない。手の中にすっぽりとおさまるサイズだと、家や事務所に飾れてささやかに嬉しくなる。
     花は、一過性の美しさだ。あっというまに枯れてしまうし、それは手入れを怠れば尚のこと早まる。綺麗にドライフラワーにできれば長く楽しめるのだろうけど、自分はそこまで器用ではない。そんな一瞬の美しさを、わざわざ俺のために贈ってくれる存在がいるということは、なんと嬉しいことだろうか。右隣のひまわりを見ながら、そんなことを思う。きっとこの花たちは、帰宅後、速やかに花瓶に生けられるのだろう。存分に愛されてから散るに違いない。儚い栄華。俺は自分の右手の甲を見た。
    1908