正成は忠義混沌共に100じゃないとtkujと相互理解の関係に至ることは出来なかったという話 まず、忠義と混沌って属性としては対極に位置するもので、それがどちらもカンストの状態で存在している歪さ。この相反する二つの属性が一人の人間の構成要素として矛盾なく成立しているということが、尊氏と正成の共通点、ひいては相互理解への一助たり得ているわけです。参考までに、直義は忠義100、混沌48、玄蕃は混沌84、忠義18であり、忠義値が高い場合は混沌が低く、逆もまた然りである。その他のキャラもここまで如実な差でないにしろ、どちらかが高ければどちらかが低いというデータになっている。
でもこれには例外がいて、それがなんと師直なんですよ。師直って忠義93の混沌98で、どっちも90台なんだよ驚いたことに。尊氏と相互理解の関係に及ぶことの出来なかった師直がなんでって感じなんだけど、これにもちゃんとした説明が付けられて、それはずばり、どちらが人格の基盤になっているかにある。
正成と師直の違いは、忠義と混沌、どちらが人格形成の基盤となっているかで、二人の今までの行動を振り返ると、正成は帝に忠誠を誓っていながら要所要所で自身の関心や好奇心の昂る方を選んでいる傾向にある。対して師直は破天荒で常識外れな行動を繰り返してはいるものの、それらの理由を辿ると必ず尊氏の存在がある。つまり、正成は前提として混沌が基盤にあり、その上に忠義がのっかている。しかし師直は忠義が基盤にあり、それを確固たるものにするために混沌が働いているみたいな状況。それに、師直のデータの中で一番高いのって革新だけなのに対し、正成は忠義混沌の他に逃隠も100だしね。
また、私は南北朝適正データの合計が500に近ければ近いほど強さの表れだと思っていて、それは現状尊氏が一番高い(=圧倒的な強さ)。加えて、頼遠も言ってたけど、理解されないことも=強さの証明になる。で、圧倒的な強さを持っているってことは、全部がつまらないんだよ。全部自分より下だから。
そこに、限りなく自分と値が近い正成という存在が登場した。作中、尊氏が戦いの最中で個人相手に微笑んだのは正成に対してだけで、これは正成の力が尊氏の命を脅かすほどのものであることの証明になる。尊氏は正成を相手にして初めて油断したら(人ならざる力を解放しなければ)死にかねない状況というの経験したわけ。並外れた値や乱れた世を生き抜く適正、異質な要素で構築された人格など似通ったところがあった二人だからこそ、相互理解の関係を築けたんです。