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    kile_ass

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    kile_ass

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    ピロー•セール1〜4の後の話
    車の名前いっぱい出したかっただけです。車知らない人はおもんないかも…完全に私の趣味です。シルバーのプリウス乗ってる方いたら本当にごめん

    ジジイ・オブ・カーライフルシファーのやることなす事は全て唐突で脈絡がない。アダムは彼のそんなところが気に入っていて、退屈しない男だと思っている。今日もマンションに帰ってくるや否や、革のソファに転がるアダムにのしかかりながら、さも当然のようにこう言った。

    「車を買い換えたんだ」
    「待て、言うな。私が当てる」

    ルシファーが持つ電子キーのエンブレムを見ないよう、アダムは自らの目を両掌で覆う。以前乗っていたアウディも、そう古くはない型だったと思うが。物持ちが良いように見えて、実は新しい物好きなのかもしれなかった。よくよく考えれば、スマートフォンだって、いつも最新機種を持っている。

    「ベンツだ」
    「違う」
    「ワーゲン…だったらポロとか」
    「違う」
    「ビートル!」
    「違う」
    「ヒントくれよ」
    「ドイツ車じゃない」
    「まじか。じゃあイタ車か」
    「さて、どうかな」
    「ん…っ、アルファロメオ?」

    部屋着のトレーナーの下を、ひんやりとした手が這う。首筋に顔を埋められるといつもの香水の匂いがした。

    「あんなセミみたいな顔の車、どこがいいんだ?」
    「おいおい、アレがカッコいいんだろ。一目でブランドが分かるのはすごい事だ」
    「好きなのか?」
    「いや、私は絶対乗らないが」
    「お前な……」

    ばさ、とスーツが床に投げ落とされる音がした。ルシファーは潔癖そうに見えて、案外雑なところがある。こぼしたワインをシャツで拭いていた時は危うく蛙化しそうだったが、今となっては慣れたものだ。

    「フェラーリ」
    「違う」
    「ランボルギーニ」
    「私はイタ車は好かん」
    「何故?壊れるから?」
    「バイセクシュアルだから」
    「関係ね〜」

    耳に吸い付いてくるのを、身をよじって避ける。今は新車が何かの方が気になっていてそれどころではない。ルシファーはあっさりと
    身を引いて、優しく頭を撫でた。

    「ちなみに私はシボレーが好きだ。デカければデカいほど良い」
    「ちんこは?」
    「わからない。アンタのしか知らないから」
    「ムラっときた」
    「あ、ん……」

    トレーナーの上から、乳首をすりすりと撫でられる。先ほどから腹には、半勃ちのちんこが押しつけられていた。

    「アウディはお前にやろうか?」
    「あー…嬉しいが、私には似合わないだろ」
    「BMWだったら?」
    「ぜひいただきたく思います」
    「厳禁なやつだ」
    「この際はっきり言うが、セダンはじじくさい」
    「寝てるのか?セダンこそが車だろう」
    「時代はSUVだよ、おじいちゃん」

    目隠しをしていて見えないが、きっとルシファーは眉を顰めイラついていることだろう。想像するだけでセクシーだ。実際、あからさまに態度に出ていて、床に落とした上着からタバコを引っ張り出す気配がした。人の上で喫煙とは、お行儀の悪いやつめ。

    「もう飽きた。さっさと当てろ」
    「もしかして日本車?」
    「そうだ」
    「世界のトヨタだ。なぁそうだろ」
    「ああそうだ」

    トヨタのセダンと言えばクラウンだが、新車は生憎、廃盤になったはずである。この男が中古を買うとは思えない。

    「まさかプリウスってんじゃないだろうな?流石にジジイすぎて笑えないが」
    「……」
    「え、うそ…」

    めちゃくちゃ気まずくなってしまった。部屋は煙草の匂いだけがして、ぴし、と家鳴りの音がした。手を退けてキーを見る。確かに、トヨタ社のエンブレムが刻まれていた。

    「ま、まあ、燃費…いいよな…リッター何キロだっけ?」
    「40キロ」
    「40!?」

    ルシファーは今現在、娘に会社を譲った為ほぼ無職に近い。ついにこの男もコストパフォーマンスを気にするようになったか…何故か急に切なくなり、鼻の奥がツンと痛んだ。

    「ま、まぁ…色がシルバーとかじゃなけりゃ別に…」
    「……」
    「え、うそ…」

    シルバーだったらしい。もう駄目だ。取り返しがつかない。何故買う前に一言相談してくれなかったのだろう。まだ黒であれば、救いがあったのに。

    「…シルバーしかすぐに納車できる在庫がなかったんだ」
    「だからってそんな…ジジイ神器をコンプリートしなくたって…」
    「私は日本の技術力を評価して…」
    「ああ、うん。アンタが日本贔屓なのは十分伝わったよ」

    ルシファーは二本目の煙草に火をつける。目に見えてオーラが不機嫌だ。機嫌の悪いルシファーの、雑なセックスがアダムは好きだった。上体を起こして、華奢な身体に巻き付くよう両腕を回す。挑発するように耳元で囁いた。

    「アクセルとブレーキ、踏み間違えるなよ…♡」

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    Replies from the creator

    recommended works

    I am 🍔

    DOODLE
    【王样红白】爱是地狱悬丝对不起在搞ooc怪东西(土下座)
    双向暗恋但是窗户纸坚不可摧(啊?)
    有生殖腔预警!!!(都半人外了有也不是不行吧(???)
    真的很ooc,原作怎么可能会这样啊,但是都是黄文了,本来也不可能在原作出现吧(草)
    请做好心理准备后观看
    时间线大概是两年间,四王绝赞蹲大牢中。



    —————————————————————

          零落的灯火装点着修戈达姆的夜晚,本应该早早转入黑暗的房间今天也是一如既往的彻夜通明,自从其他四位王者把自己送入大牢之后基拉的工作量就瞬间倍增,明明还是个新人国王,身上却肩负了一个新手不应该有的担子,还好新上任的夹缝之王会帮着他分担不少,让这噩梦一般的生活也没有那么难过。

          等到杰拉米注意到窗外的天光已暝,世界落入漆黑之中,他们才堪堪完成了今天超量的公务,为了探讨让虫奈落们逐渐融入人群的事宜,杰拉米常常是往返于修戈达姆与自己的国家之间,有时候甚至会直接在修戈达姆过夜,这样第二天起来也还能继续解决昨日未竟的工作。一开始基拉还为杰拉米安排了房间休息,但他婉拒后选择在基拉的房间里用蛛丝织了张吊床,美名其曰自己其实更睡得惯这个,至于为什么一定要是在基拉的房间里,他选择避而不谈,而房间的主人也并未追问,并且对他这一项技能发出了诚挚的赞美。看着基拉清澈的目光,杰拉米只希望他能永远也读不出这一份字里行间,笨蛋就不要在这种时候变聪明了。就算想要保持着密友的距离,但还是无可抑制地想要接近,两千岁的蜘蛛为数不多地迷茫了起来,漫长的生命是一种时间的残忍,不论是对基拉,还是对他,都是一样的。
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