光露「大瀬は死んだらどんな葬式がいい」
河川敷、景色が橙色に染まる中ふみやさんはそう自分に聞いた
「大瀬はさ、死に方ばかり考えてるけど死って死ぬ時と死んだ後どっちも重要じゃん」
ふみやさんは双眼の紫をじっとこちらに向ける。ずっと見ているとなんだかその瞳に吸い込まれそうで思わず目を逸らした
「…考えたことありませんでした。でも、どうせなら面白い葬式がいいですね」
葬式。自分が死んだ後の物語だ。クソ吉の自分が死んだらその辺に放置して欲しいくらいだが、優しい皆さんは葬式ぐらい執り行ってくださるだろう。
そんなことを考えているとふみやさんは急に笑い出した。
「面白い死に方に、面白い葬式。案外むずいね。考えるの」
「すみません…付き合わせてしまって」
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