らくがき小説 松田が変な薬品を吸ったため数日は入院することになったらしい。
どうやらここ暫く追いかけていた殺人犯が最後の悪足掻きとして用意したものを吸ったようだ。
とあるビルの一室に追い込まれた犯人は無味無臭、揮発性の高いそれの入った容器の蓋を部屋の中で開けた。犯人はそいつのことを知っていたからガスマスクを着用して。そして揮発性の高いそれは窓は閉じられ換気扇も止められた部屋の中に充満し、遂には扉の下の隙間から松田たちがいた廊下まで侵食。もちろんそんなクソみたいな薬品のことなんて知らない松田たちは無防備にそれを吸い込んだ。
そしてその薬品の効能は即効性のある睡眠作用と幻覚作用だという。普通に違法薬物もどき。
しかし即効性といえど吸って数秒で効くわけではない。松田たちは準備を終え、部屋の中へ突入まではした。が、そこで薬が効き始め、松田たち警察は犯人を目前に部屋の中で膝をつく。
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