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    erikandel_arj34

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    erikandel_arj34

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    ミラージュ概念年賀状を作成したものの、
    それだけではストーリーが納めきれないので
    ミニ小説のようなものを書いたのです…

    ミラージュ年賀状2025 直江編直江は家の自室で檀家さんへ送る年賀状を書いていた。
     
    ふと・・高耶へも送ろうか・・と思った。
    自分からの年賀状を受け取った彼はどんな表情をするだろうか・・。
     
    迷惑そう?困惑した?・・それとも意外と喜んでくれたり・・はにかんだ笑顔を思い浮かべると、自然と自分の頬も緩む。
     
    彼が見つかっていなかった時には、こんな事考えられもしなかった。
    それに景虎の記憶が健在の時には年賀状なんてやりとりなんてするはずもなく・・
     
    今の高耶だからこそ・・送ってもいいような気がした。
     
    よし、書くか・・
     
    だが、・・檀家さん宛てと同じというのもな・・。
    少し地味だったので、もう少し華やかな・・かつ品の良いデザインで。
     
    メッセージはどうするか・・。
    全部手書きだと重すぎるか・・
     
    彼へのメッセージと思うとこんなハガキ一枚分じゃ足りやしない。
    だが、その思い全てをぶつけるわけにもいかない。
     
     
    ここは一つ抑えめに・・。
     
    前半はプリントにして空きスペースにさりげなく気遣うメッセージを。
     
    いや、もう少し親みと個人的な話題を入れて・・。
     
     
    最後に・・心から想う彼へのメッセージを。
     
    そして、宛名面に名前を書く。
    彼自身をそっと撫でるように、壊れないよう優しく・・「仰木 高耶」と筆で書いた。
     
    年賀状がこんな特別に感じられたのは初めてだった。
     
    来年はどんな年になるだろう・・。
     
                    完
     
     
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