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    masasi9991

    @masasi9991

    妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど
    平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの

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    masasi9991

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    おやすみ前にいちゃいちゃしているデググラ

    ##デググラ

    堪能 キミが呼吸をするたびに、胸の筋肉が膨らんで上下に動く。それを見ているだけで癒やされる。永遠にこうして見つめていたいが、もちろんそんなわけにもいかない。明日も早いから、もう寝る時間だ。……でも、夜は長いし。キミに話したいことも沢山ある。
    「ふっ」
    「むむっ?」
     話したいこと、何だったっけ? キミの身体を見つめてるうちに忘れてしまった。たったそれだけで一人で吹き出す。するとおれの息がキミをくすぐってしまったのか、今度はキミの胸はぷるぷると小さく揺れた。
    「ごめんな、くすぐったかったか?」
    「むっふっふっふっふ。この程度どうということはない! 笑うのはいいことだからな。おまえが笑っているとおれもうれしい。む、ふはは」
     キミが笑って、キミがしゃべる。するとキミの身体のいろんなところが動く。熱い夜の裸のキミが。眼福だ。
     それにキミの上に寝そべっているおれも一緒に揺れて楽しい。
    「こらこらそんなところをくすぐるんじゃありません!」
    「くすぐってるつもりじゃないんだ。ただキミがあまりにイイ身体をしてるものだからさ」
     キミの胸と腰と脇腹と……それから赤毛のもじゃもじゃが生え始めてるところまで、あちこち指でなぞっていく。キミが笑ったりしゃべったりすると、筋肉の形が浮き出てたまらない。
    「ううん、そう言われると大変悪くはない気持ち……むふっ」
    「もっと気持ちよくなってもらいたいな」
    「わはっは! それ以上はいけない! 今夜は眠れなくしてしまうぞ!」
    「あははははっ。そんな魅力的な脅し文句、キミの口から聞けるなんて思わなかったぜ」
    「脅しじゃないぞ、もういい子は寝る時間だ。ここからはおれもグランツも悪い子になるんだ」
    「ン」
     顎を掴まれてぐっと上を向かせられる。視線の先には、ムムっと拗ねたようなキミの顔が。きゅっとつり上がった太い眉と鋭く光る真っ黒な目。そんな顔ももちろん好きだ。
     それにしても、身体ばっかり見ていたからいじけさせてしまったか? ホントにそういう意味で。それは流石に都合のいい妄想か。でもこんなことされたら期待してしまうのは当然なわけで。
     さっきの脅し文句といい、キミはわかってやってるのかそれともうっかりなのか……。
     ああ、でもとにかく、このままキミの顔を見つめ続けて夜が更けるってのもいい。
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    masasi9991

    DONE何かと戦っている土蜘蛛さんと大ガマさん落下


     足を滑らせた、かのように見えた。
     高く跳ね上がって、ご自慢の長い髪を振り上げる。同時に空が震える。よく晴れた雲ひとつない空が、水面のように波紋を広げた。
     錯覚である。しかしともかく、あれが妖気の波紋を広げた途端、そこで足を滑らせた。
     空を切り裂く波紋を残し、落下する。
     その仇は我々と異なる理を抱き、不可視であった。音ばかりは耳に届く。悲鳴のごとき轟音が響いた。
     空に巣食っていた目に見えぬ何者かが、目に見えぬ血しぶきを上げ、のたうち回りながら、逃げ去っていくのだった。
     地上では歓声が上がる。勝利と安堵の声を妖怪たちが上げている。
     仇は討った。逃げていく。しかしあれが、真っ逆さま、空から落ちる!
     仇の残した最後の一撃は、あれの胴を撃ち抜いた。だがまるで誰にも見えていない。ただ空で迂闊に足を滑らせたかのような。妖怪たちの軍勢は誰もその一撃を見ていない。だが落ちる。ただ一人、止めの一撃を放ったあれが真っ逆さまに落ちるのを、誰も気付いていない。
     勝利に酔った混沌の中を駆け抜けて、空白の――波紋も悲鳴も血反吐も音もかき消えた晴天の最中へ、たまらず飛び上がった。
     無我 548