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    Szme_me

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    宴会ちゃんを書くに当たって頭の中にいるふたり。と、その雇用主たち。

    侍女
    いわゆる人魚。魚人と言ったらおこる。めちゃくちゃおこる。魔の者としての地位は低い。が、医術に長けているし、歌で自滅させられるとも知られているから脅威。伯爵の一番最初の侍女。執事にはまだライバル心抱いてる。私の方がよくここを知っているのに!でもなんでもそつなくできるのよね……はあ…見た目も悪くないし……涼やかな視線は嫌いじゃないし……なんだかんだ、助けてくれるし……っていやいや。まるで私が彼を気にしているみたいじゃない!これじゃあ!そんなことない、そんなことないんだから!って毎日つい追いかけてしまいそうな視線を抑えるのに必死。

    伯爵
    気紛れで有名。霧に紛れて相手を欺く。血も好きだけど人によって味が安定しないからワインの方が好み。手土産は珍しいワインがおすすめ。もちろん赤。義娘かわいい万歳!!!!!!!!!!
    前職について知ってはいるけれど優秀な者は手に置いといて不利になることがない。というわけで、初対面の上になんてあほな、という執事の申し出を受け入れた。あと単純に面白がってる。ハハハハハ!うちの執事は押しが強いし、うちの侍女は強情ですねえ!

    お嬢様
    伯爵夫人、と見られているが実のところは養女。義娘。目に入れられても痛くない。でろでろに甘やかされている。パパ大好き!の一言は武器。侍女にも甘やかされている。侍女のお菓子が大好き。
    切り花にした薔薇ならなんでも操ることができる。ただ飛ぶより箒にしたらかわいいでしょ?
    義父から聞いているため、執事の雇用理由も知っているし、侍女が満更じゃないことも知っている。侍女はともかくとして、執事ったら人間なのに面白いわあ。

    執事
    元退魔師。昔に比べて退魔なんて仕事もなくなってきたところに、伯爵の後ろをしずしず歩いていた侍女に一目惚れ。さっさと職を辞して伯爵に手紙。自薦。直談判。退魔師としての腕も確かだったし、そつなくなんでもこなせるし、あなたのお役にたちますよ。なんて言われて、うちの侍女にもそろそろ番がいるとは思ってたのでちょうどいいかもしれませんね、熱烈だし、面白いし。というわけで即採用。人間ではあるけど人間離れしている。侍女大好き。侍女万歳。だけど表情に出さないから侍女困惑。まあでも最終的に僕の侍女さんになるので構いませんけどね。
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    Szme_me

    MAIKING先生の誕生日話だったやつ今夜、訪ねてもいいですか。

    エミリーがそう尋ねられたのは試合の真っ最中だった。
    「訪ねて…って…」
    すぐ隣にいるのは最後の一台を淡々と解読している納棺師。言葉を発した彼だ。
    空軍が上手く引き付けているおかげで通電までは難なく運べそうだった。もうひとりのメンバーである探鉱者には先に反対側のゲートで待機してもらっている。
    だから、たまたま近場に居たふたりで最後を回していたところだったのだけれど。
    「え、っと……」
    真意を測りかねて、返答に詰まってしまった。しかし、がたんばたんと暗号機を揺らしている姿は先ほどの言葉などまるでなかったかのよう。視線のひとつもくれやしない。真剣な眼差しで黙々と取り組んでいる。
    (もしかして空耳だったのかしら?)
    変に期待しちゃって恥ずかしい、と少し赤くなった顔を下げ、エミリーは口を結ぶ。
    (試合中なのになんてこと。集中しなきゃ!)
    最後の一台というのはとても緊張する。それまでが例えどんなに順調でも、一歩間違えれば形勢は一気に傾いてしまう。…マーサが頑張ってくれている分も、誤るわけにはいかない。
    「イソップくん、最後は」
    私がするからあなたもゲートへ、など皆まで 3357

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