鬼水 輝きの名前季節は春
ゲロゲロ、というセンポクカンポクの声から始まる
「ただいま、水木さん」「よぉ水木」
「鬼太郎!ゲゲ郎!今日も来てくれたのか、嬉しいよ。 お帰り」ぎゅっと抱きしめる
「砂かけばばあから美味しいニシンの佃煮をもらったんです、一緒に食べましょう」
「それはいいな!ニシン蕎麦にするか。さ、あがりなさい」
・料理をしてる光景
・食べる光景
・将棋をして遊ぶ光景
ずっと水木の笑顔を眩しそうに見る鬼太郎
ゲロゲロ
カァー カァー
「そろそろ日が暮れますね」
「…帰るのか。」
「えぇ…でもまた来ます。ここで待っててくださいね」
「ああ、待ってる。またな」
鬼太郎が帰る際に後ろ手に戸を閉めると蜃気楼のように想い出の光景が消え去り、
家がボロ小屋になる
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