反芻『んもーー!つまんなぁい!!』
そう声をあげたのはクラスメイトのテンコだった。
『先生もヒグちゃんもいないし、ケンジもケイ子もいないなんて!!』
(ヒグちゃんはヒグラシ、ケイ子はMr.KKの事らしい。)
『仕方ないだろ、4人はMZDに頼まれた仕事やってるんだから。』
俺はそうテンコに返した。
『まあまあ、落ち着いたら?テンコちゃん。
ほら、揚げパン。』
隣のつくえにいたうたがテンコに揚げパンを渡す。
『ーーーンまぁいッッッッ』
流石のたべっぷりだ。
それにしても...
『なぁ二人とも、』
『ん?』
『タロー、見てないか?』
夕日に照らされ、赤茶色にそまった5人で話していた。(途中でタクトとハヤトに合流した。)
『それでさー、タクトが音楽でね、』
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