"ぬくもりの、窓灯り" ***
初めて会った時。彼は予想外な事をやってのけて、入学を勝ち取っていた不思議な彼。同じ部屋だと知った時、どうしていいか分からなくて。でも、同級生の言いなりになって傷付けた時は、ズキズキと心が痛んだ。まぁ、マッシュくんが助けてくれたんだけど。その時から、僕の大切な親友で、何よりも大事な人になった。それに気付けたのは、最近になってからだ。
「マッシュくん、おはよう!まずいよ~!」
「んん…ふぃんくん…?」
「起きて、授業始まっちゃう!」
「それはマズイ。」
シュパッと起きたマッシュくんはいつもの早着替え早食事早二度寝を済ませていく。その隣で声を掛けながらドキドキしている僕は、きっと変なんだ。無邪気な淵源を倒してこの世界に平和が訪れた。それはマッシュくんの力で成し得た物だけど、彼は皆の力だと笑った。その笑顔が、忘れられなくて。また、見てみたいと思いながら日々を過ごし、僕達は無事に進級する事ができた。
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