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    くまみ(マミマミマ)

    @EeYofv

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    ブーシェ・メルメ編の大枠。だいぶ前に書いた自分用メモだけど、読んでくれる方いたら、どうぞ。

    愛と嫉妬と温泉と❣️♨️箱入り娘大暴走❤️‍🔥2週間の出張が決まったパトリス。
    メグは、「お前なら野宿で十分だ」と吐き捨て出張費用をケチろうとするが、トニオがそれを阻止する。パトリスは、トニオから費用をもらうが、それら全てを最初の一週間で高級宿の滞在費として使い切り、後一週間を野宿でやり過ごすというとんでもない計画を思いつく。メルメ温泉での滞在を楽しんでいると、部屋に美味しそうな鳥を発見。捕まえて、水炊きにしようとすると、宿の一人娘のブーシェが「私のお友達のピーナじゃない❣️あなたが見つけてくれたのね︎💕︎❣️❣️」と近づいてきた。ブーシェは動物と話せるらしく、ピーナと呼ばれる、先程パトリスが水炊きにしようとしていた鳥と、親しげに笑いあっている。

    ブーシェが、パトリスを「心友」と呼び始める。なんやかんやで、2人は友達になる。

    ブーシェといると、何故か宿でどんなサービスも無料で受けられて、良い待遇を受けられることに気がついたパトリス。そして、後に、ブーシェが総支配人の娘である事に気づく。ブーシェは、パトリスに「私とあなたがどんな立場であろうと、2人が心友なのは変わらないわよね🎶」と笑いかける。

    パトリスは、最初はブーシェと過ごす時間を気に入っていたが、ブーシェが異様に自分に付きまとい、束縛してくる(監禁まがいの事もされそうになる)のが気味が悪くなり、部屋にこもる。ブーシェの嫉妬のせいで、支部署にもしばらく連絡が出来ていなかった。
    すると、部屋のドアが強く叩かれ、怯えていると、入ってきたのはなんと愛する先輩のバルヒェットだった。あまりにもパトリスとの連絡がつかなくて心配したトニオ部長が、派遣したのだった。パトリスは感極まって、「先輩!一生のお願いです!今ここで私を抱いて下さいあの女のストーカーを諦めさせるにはもうそれしかない!!」と叫び、バルヒェットに殴られる。そのまま何故か取っ組み合いの喧嘩になり、ベッドに倒れ込む2人。そこに、最悪のタイミングでブーシェが窓を突き破って入ってくる。ガラスの破片が刺さりまくり、血みどろである。
    パトリスがしばらく自分を無視したことに腹を立てて泣いていたブーシェだが、バルヒェットとパトリスがベッドで絡み合っているのを見て、顔を赤らめ、「私も混ぜて?」と言い、服を脱ぎ出す。
    バルヒェットが怒りながらそれを否定していると、その隙にパトリスはタクシーを使い支部署まで帰った。

    その後、何事も無かったかのように支部署で仕事をしていたパトリスだったが、ある日、少年が尋ねてくる。事件の相談かと思い迎え入れると、少年は、「来ちゃった🎶」と微笑む。少年が大振りなキャスケットを外すと、ピンクのロングヘアーが肩へ流れ落ちる。そこに居たのは紛れもなくブーシェだった。なんと、ブーシェは、ホテルの顧客情報からパトリスの居場所を割り出したのだった。バルヒェットとパトリスは、ブーシェのやばさを知っているので追い返そうとするが、それを見たトニオが、まずは私が話を聞こう、と申し出て、ブーシェと共に別室へ行く。部長が事情聴取をするなら安心だ…と胸を撫で下ろすパトリスとメグ。しかし、30分後に部屋から出てきたのは、すっかりブーシェに絆されたトニオだった。同じ歳くらいの娘がいる父親としてはブーシェに無碍な扱いをするのは心が傷んだのだ。こうしてトニオは、今日1日いてくれれば満足するだろう、とブーシェを迎え入れてしまう。
    ブーシェは、案の定パトリスにちょっかいをかけまくり、終いには、「私もあなたと同じ所で働こうかしら。ねえ、仲間にしてよ~!犯人の確保?事件の捜査あなたが出来るんだし、私にもできるんじゃないかしら!楽しそう🎶」と生意気を言い、パトリスに「あなたは邪魔でしかないです、もう帰って!」と怒られる。
    拗ねきったブーシェは、「自分でも犯人を逮捕できる」事を証明しようと、スラム街へ入っていく。ブーシェは、暴漢に襲われる。自分の動物と話せる能力で、近くのカラスに助けを求める。しかし、カラスは無情にも飛び立って行った。気持ちの通じていない動物など、話が出来ても無駄だったのだ。酷い暴力を受けて、殺されそうになったところを、パトリスが命懸けで助けに来て、「もうあなたはここに来てはダメです、どうしても私と働きたいのなら、ちゃんと試験を受けて、逞しくなって、捜査官としても一度モルモー支部署に来てくださいよ。それまでは、あなたとは会えません。これは、友達だから言ってるんです」と言う。ブーシェは、泣きじゃくりながら、微笑む。

    その後、トニオがブーシェをホテルまで車で送っていった。

    実は、パトリスがブーシェに「試験を受けて来てください」と言ったのには、他意がある。もうすぐ、年に1度の捜査官養成学校入学試験がある。それにはブーシェの学力ではもう間に合わないから、しばらく会わなくていいだろうという考えである。


    そして、1年後……。犬を大量に連れたTシャツ姿のブーシェと道で会う。
    「パトリス、久しぶり❣️💖」
    ブーシェが叫んだ。パトリスは犬に吠えられながら、笑いかける。
    「私ね、たくさん勉強したけど、養成学校の試験落ちちゃった。」
    ブーシェは少し俯きながら言う。パトリスは内心ほくそ笑む。
    「でもね、動物と話せる能力のおかげで、それを捜査局の人にアピールしたら、特別採用枠で捜査犬の訓練士になれたの。捜査の時、もしかしたら、約束通り、私と一緒に働けるかもね!待っててね、パトリス🎶」
    パトリスは、空いた口が塞がらなかった。
    ただ、呆然とブーシェの跳ねる後ろ姿を眺めていた。
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