年の差晴永の設定武田晴信
大企業(車メーカー)の長男。生まれた数日後に上の兄が死亡している。
幼い頃から厳格な父親・信虎に教育を施される。そのためこもりがちになり、小学生の頃は身体が弱かった。
新八との出会いは行きつけの病院近くの公園で、近所だったためすぐ仲良しになる。
中学生で乗馬クラブに入り始めてから一変、体つきは逞しく体力もつく。その頃家の教育は弟のほうに向けられていたため、自習が好きな晴信はめきめき成績を伸ばす。
高校生の時、むしょうに喧嘩の強い女(景虎)と出会い、喧嘩が上手くなる。はぐれ者に顔が効くようになる。
大学生の頃、父親が急逝。くも膜下出血と報じられている。父の意向で次期社長は次男信繁と噂されていたが、遺書には「晴信に任せる」と記載があったため、社内外で「晴信が財産や会社の乗っ取りを画策しているのでは?」「なんなら晴信が殺したのでは?」と囁かれている。
(実際は信繁・晴信2人が協力して遺書をすり替えた。殺してはいない)
大学卒業後は社長業に追われる晴信だったが、新八との時間は削りたくないと無理をする毎日。そのさなか、許嫁の急死、信虎・信繁派が派遣したチンピラに襲われるなど、過酷な日々を送っていた。
新八やその家族に迷惑をかける訳にはいくまいと、遂に新八と連絡を絶つ晴信。
ボディガードも信用出来ない、と1人行動を繰り返し、追い詰められる晴信。ついに死を覚悟した瞬間、そこに現れたのは……新八だった。
永倉新八
裕福な家庭に生まれ、伸び伸び育つ。
父は保険会社の役員、母は主婦。
最初に晴信を見たのは自室の窓から(隣が病院)で、綺麗な女の子だな、と思っていたら男の子だった。
小学一年生から剣道道場に所属し、中学高校では輝かしい成績を残しているが、沖田にはなかなか勝てない。
大学を卒業したら警察官になりたいと思っている。
晴信と仲良くなってからは定期的に遊んでいたが、高校に入る頃から晴信の様子がおかしいことに気づいていたが、なんでもないように振舞っていたので深くは言及しなかった。
ついに晴信から連絡が途絶え、親しくしていた上杉の方の死が原因だと思った新八は何度も電話するも連絡がつかない。「困ったらこいつを頼れ」と言い含められていた、既知の仲の景虎(ヤクザの娘)にコンタクトをとり、ようやく晴信を取り囲んでいた闇の全貌を知る。
無力感に苛まれる新八だが、晴信がいつも握ってくれていた自分の手、剣道でついたのまめだらけの手を見て自分こそが晴信を守りたいと願い、SPの資格を取ることを決意。
警察学校の合格通知を持ってバイクで株式会社武田に向かう道のりで、晴信が大事にしていたフェラーリ(黒)がボロボロに乗り捨てられていたのを偶然発見。チンピラを撃退する際、耳が切れ、顔に傷が入る。
自分の傷も顧みず「晴信!!受かった!!英語はまだだけど頑張るから俺を晴信のSPにしてくれ!!!」と合格通知を見せてくる新八に大きなため息をつきながら「そんなことしなくたって俺が個人的に雇うってのに、お前……」と差し伸べられた手を引き寄せ、きつく抱きしめる晴信であった