愛の告白突然だが、私ことジルチ=アレクサンダーはエイフェックス=ローガンのことが好きだ。
さらさらのブロンド、銅の瞳、整った目鼻立ち、豊かな表情、力強く精錬された身体、ハキハキと通る声……彼の全てが魅力的で気がつけばその姿を探し、求めるようになっていた。
彼が笑ってくれれば心は弾み、彼が悲哀に苛まれようものならその原因を排除したくなる。
この想いは日に日に膨れあがり、遂には毎夜夢にまで見る事態に陥っていた。正直幸せなのだが、やはり熟睡出来ていないのは健康によろしくない。
恋の病、となれば解決法はただ一つ。エイフェックス君にこの想いを告白する。
しかし、いざ愛の告白をするとなると躊躇してしまう私もいる。
現段階で両想いと確信出来るような証拠はない。もし失望されてしまったら、嫌悪されてしまったら……そのような不安が少しだけよぎった。
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